2014年4月30日水曜日

ヒース(エリカ)の浸出油をつかったジェルをつくる。

乾燥したヒース(エリカ)もきれいです。

日差しも少し強くなってきました。

ガーデニングなど、外での作業にもよい時期ですが、今回は、その後の肌のケアにもなるようなジェル状のローションをつくります。


ヒース(エリカ)は、アルプスの山々や地中海地方に生育する常緑樹で、人々の毎日の暮らしにたいへん役立つ植物で、ヘルスケアはもちろんのこと花から採る色素は染料に、また木部は肥料にと幅広い用途に活用できて、植物美容の領域でもシミ、ソバカスなどの色素沈着やニキビのケアに内用や外用で役立てられているなどとメディカルハーブの事典/林真一郎著に記載されています。


ヒースのジェル状ローション(約25ml容器用)

材料・・・ヒースの花と葉の浸出油2ml、エタノール0,5ml、精製水20ml、キサンタムガム耳かき型さじ5杯、ラベンダー精油、フランキンセンス精油各1滴。


まず、ヒースをスイートアーモンド油に浸して、約2週間後に濾します。

乾燥してもきれいなヒースです。今回は、ヒースの花と葉あわせたもの2gをスイートアーモンド油25mlに約2週間浸して濾しました。あまり強い香りはないです。メディカルハーブでは花部が使われるようです。


容器にヒースの浸出油とエタノールを入れて、精油を加えて撹拌棒でかきまぜます。

写真のビーカーのヒースの浸出油に、すこしさっぱり感が欲しいと思い、エタノールをつかいました。精油はどちらもスキンケアによいといわれるラベンダー精油、フランキンセンス精油をつかいました。
良い香りになりました。



キサンタンガムをミクロスパーテル(耳かき型さじ)で約5杯加えて約1分間さらによくまぜます。

キサンタンガムは、植物由来のジェルベースです。


精製水を少しずつ加え約1分間かきまぜます。

できあがりです。なんとかジェル状にできあがりました。冷蔵庫にいれると冷たくて良い気持ちになります。
はやめにつかいます。


程よいしっとり感と少しさっぱり感もありよい感触です。香りも濃厚ではないので、いつでも使うことができると思いました。これからの季節に役にたちます。



2014年4月27日日曜日

パック剤をつくる。カオリン、ネトルパウダー、ローズピンクパウダー、ハイビスカスパウダー、ローズマリー・ベルベノン精油をつかう。


春のスキンケアに・・・ハーブパウダーをつかったパックをつくります。

今回はハーブパウダーを3種類つかいます。


ハーブパウダーをつかったパック剤
材料 カオリン大さじ1、ネトルパウダー、ローズピンクパウダー、ハイビスカスパウダーの3種合わせて小さじ1、ローズマリー・ベルベノン精油1滴、精製水約小さじ2。


カオリンをはかり、乳鉢に入れます。

カオリンは、クレイの一種です。アロマ&クレイセラピー/ロザリエ・イプマ著によりますと、白色で吸収力が強力などと記載されています。私が最近使用するクレイは、カオリンです。



ハーブパウダーを加えます。

少し緑茶の香りににているネトル、甘いバラの香りのローズピンク、植物酸が入っているハイビスカスを加えました。ハイビスカスは、これからの季節にますます活躍するハーブティーですね。


精製水を加え、さらに精油を加えて乳棒でよく混ぜ合わせます。

精油は、ローズマリー・ベルベノン精油をつかいました。ローズマリーは外用で、毛髪や皮膚のトニックとしてなどとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。


出来上がったパックを顔または手に塗り、3分〜5分そのままにして洗い流し、化粧水などで整えます。

ハイビスカスには植物酸が入っていますので、春の肌の調整にもなるのではと思い少量ですが加えました。ローズマリー・ベルベノン精油はローズマリーの落ち着いた香りのように感じます。使用後は、刺激もなくほどよい感じでした。


2014年4月23日水曜日

春の乾燥に、カモミール・ジャーマンのハンドクリームをつくる。

やはり春のハーブというと、カモミール・ジャーマンですね。

日中は、暖かい日も多くなりました。私が住んでいる仙台にも本格的な春が来たようです。しかし、意外と手などは、乾燥してかさついていることも多いものです。

今回は、春に元気なハーブ、カモミール・ジャーマンの精油をつかってハンドクリームをつくります。

カモミールは、世界中に帰化している植物ですが、原産地はヨーロッパで、1年生のジャーマン・カモミールの精油の主成分は、カマズレン、ビサボレン、ビサボロール、用途が抗炎症、スキンケアなどとエッセンシャルウォーター&ハーブウォーター/ジニーローズ著に記載されています。


カモミール・ジャーマンのハンドクリームの材料ですが、(約15〜20mlクリーム容器用)みつろう2g、スイートアーモンド油10ml、カモミール・ジャーマン精油2滴、ラベンダーウォーター1ml。


みつろうとスイートアーモンド油をはかり、エッセンシャルウォーマーに入れます。

今回は、みつろうを溶かすときにつかう器具であるエッセンシャルウォーマーをつかいます。みつろうは、みつばちの巣から採れる天然ワックスです。スイートアーモンド油は、スイートアーモンドの種子から採れる植物油で、栄養があり皮膚には保湿作用などがあるともいわれています。



もうひとつのエッセンシャルウォーマーに、ラベンダーウォーターをはかり入れます。

今回はエッセンシャルウォーマーを2個つかいます。ラベンダーウォーターは、水蒸気蒸留法で精油がとられる時に一緒にとれる水です。わずかながら水溶性の植物の成分他もふくまれるといわれています。精油よりも穏やかなラベンダーの香りがします。


それぞれのエッセンシャルウォーマーに火を着けてみつろうがとけるまでそのままにします。

みつろうが溶けてクリーム容器にいれたら、フローラルウォーターは、すこしずつかき混ぜながら加えます。スポイトなどで加えていくとよいです。


みつろうが溶けたらクリーム容器に注ぎ、すこしずつ竹串などでかきまぜながらフローラルウォーターをいれいき、粗熱がとれたらカモミール・ジャーマン精油を加えてよく混ぜあわせます。クリーム状になったら出来上がりです。

何となくリンゴのような甘さも感じるようです。
これからは、かさつきがちな指先も忘れずに塗るようにします。


出来上がりは、すこしやわらかい感触にもなり、しっとり感もあるようです。カモミールジャーマン精油の香りは、お好みもあると思いますが、よく嗅ぐと、リンゴのようなフレッシュな甘さも感じるようです。


2014年4月20日日曜日

サシェをつくる。(8)ミントのサシェ。

さわやかな香りのミントのサシェです。
今回は、ミントのサシェをつくりますが、ミントだけのものと、ミントとタイムをブレンドしたものをつくります。

今回のサシェは、以前からつくってみたかったお手玉を重ねたようなサシェです。
お手玉を重ねたようなサシェは、ポプリの詩/熊井明子著では、二段となっていますが、二段のものは、次の楽しみとして、まず今回は、一段でつくります。


1,5cm幅のリボンを12cmで裁ち、両脇を縫い合わせて一方を丸く縫い縮め、円形にします。

お手玉を重ねたようなサシェは、ずいぶん前ですが、雑貨店でみつけたことがあります。
いつかはつくってみたいと思いました。



布を直径15cmの円形に裁ち、ペパーミント大さじ2とペパーミント大さじ1、タイム大さじ1をブレンドのものをそれぞれ入れて布のまわりを縫い縮めます。

今回は、乾燥したペパーミントとタイムをつかいます。
これから、栽培しているものでも乾燥させてつかうことができます。


布を1,5cm×1,5cm裁ち、それぞれミントやタイムを少々つかい、小さいポプリ玉をつくります。

もうすこし大きくしても良い感じがしました。


円形のものの上にリボンをのせて、その上にポプリ玉をのせて上から下まで糸をとうして締め付けます。

リボンとポプリ玉は、こちらに糸で縫い付けました。


作製時は、ミントのさわやかな香りがひろがりました。
タイムは、愛のポプリ/熊井明子著によりますと、ミントとよく合い、甘くさわやかなポプリをつくることができると記載されています。ミントとタイムのサシェは、不思議と甘い香りがするように感じます。

2014年4月16日水曜日

スペアミントせっけんをつくる。スペアミント精油、オレンジ・スイート精油、ゼラニウム精油をつかう。


私の店に大きな葉のスペアミントの苗がはいってきました。

スペアミントは、ペパーミントよりも作用が強くないといわれています。まだまだ一日の気温も一定ではない毎日ですが、気分を少しすっきりさせたいと思う時があります。今回は、スペアミントの精油をつかってせっけんをつくります。

材料(ボディー用せっけん)
◎スペアミントせっけん透明タイプ・・・ MPソープクリア50g、ネトルパウダー
小さじ1/2、スペアミント精油3滴、オレンジ・スイート精油2滴。

◎スペアミントせっけんホワイトタイプ・・・ MPソープホワイト50g、ネトルパウダーとマリーゴールドあわせて小さじ1/2、スペアミント精油3滴、オレンジ・スイート精油1滴、ゼラニウム精油1滴。


MPソープをはかり、ナイフなどで細かく切りビーカーにいれます。

MPソープは、電子レンジで溶かして固めるせっけんで、保湿成分グリセリンが配合されています。


細かくしたMPソープを湯煎にかけて溶かします。

電子レンジでも溶かすことができます。

溶かしたMPソープをお菓子の型に注ぎ、精油とハーブパウダーを加えて撹拌棒でかきまぜます。

クリアタイプに、ネトルパウダーを加えました。皮膚には収斂作用などがあるとメディカルハーブ/ペネラビ・オディ著に記載されています。スペアミント精油の他に温かみのある香りのオレンジ・スイート精油を加えました。


ホワイトタイプは、ネトルパウダーとマリーゴールドを加えました。マリーゴールドも、皮膚には収斂などの作用があると上記の書に記載されています。スペアミント精油、オレンジ・スイート精油の他、ゼラニウム精油を加えました。ゼラニウム精油は、スキンケアとしてもつかわれます。




冷めて固まったら、型からはずして乾燥させます。

使用してみたところ、スペアミント精油は、思ったよりもすっきり感があります。特にクリアタイプが感じました。ホワイトタイプは甘い香りのやさしいミントのせっけんになりました。

スペアミントは、地中海原産で、世界中の多くの地域で親しまれている植物で、抗炎症作用、気分を落ち着ける作用などがあるとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。




2014年4月13日日曜日

ローズマリーのハンドバス。

フレッシュとドライのローズマリーの葉。
最近では、精油が話題になっているローズマリーですが、私の店にある鉢植えのローズマリーは、1年中、葉が緑色で花も咲かせています(何回か投稿しました)

ローズマリーは、薬用として、また思い出のシンボルとして愛されていて、地中海を原産として優れた強壮作用と全身への刺激作用があり、いつの時代にも気分を高揚させ活力を増進するハーブと考えられてきましたなどとメディカルハーブ/ペネラビ・オディ著に記載されています。

今回はローズマリーのハンドバスです。


まず乾燥したローズマリーを10gはかります。

強い刺激はあまりないように感じます。
しかし、嗅いでいると鼻のとうりがよくなったような気がします。

布や袋に、はかったローズマリーを入れて、洗面器に入れ、熱湯を500ml注ぎ、さめるまでそのままにします。

上にふたなどをかぶせるとよいです。



さめたらまた湯などを注ぎ、温度を調整し、適温になったら手浴を始めます。


湯温は42度くらいにしました。手浴をはじめてから約5分後に樹形を整えるために剪定した
フレッシュのローズマリーを加えました。お湯の中で葉を揉みこむとさわやかな香りがします。


乾燥しているローズマリーの手浴は、思ったより刺激がなく穏やかな香りですが、フレッシュのローズマリーを入れてお湯の中で揉み込むとさわやかな香りが広がりました。

これから仕事をこなさなければならないぼんやりとした頭が、すっきりとよみがえったようです。









2014年4月9日水曜日

入浴剤をつくる。小枝と葉のリラックスバスソルト。プチグレイン精油、ローズウッド(葉)精油をつかう。


4月に入り、何かと慌ただしい毎日です。たまにはバスソルトをお風呂に入れてゆっくりしたいものです。

今回は、プチグレイン精油に、ローズウッドの葉から抽出の精油をつかいます。

以前、私の店で扱っていたローズウッドの木部の精油は、原料の木材が大変希少なため、販売を一時停止している状態です。しかしローズウッドの葉の精油は販売されています。
木部の精油をすこし爽やかにしたように感じます。今回は、久しぶりにローズウッドの香りを嗅ぐ事ができるので大変うれしいですが、複雑な感じもします。


バスソルト1回分材料
天然塩50g、プチグレイン精油3滴、ローズウッド(葉)精油2滴。


天然塩をガラス容器にいれます。

バスソルト用の天然塩です。体が温まります。


プチグレイン精油を加えます。

ビターオレンジの葉と枝から抽出の精油です。ビターオレンジの花はネロリです。すこしネロリに似ているような感じもします。神経系のバランスをとる作用などがあるとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。


ローズウッド(葉)精油を加えて容器のふたを閉めてよくふります。

本日のローズウッド(葉)の精油も木部の精油と同じで、成分表ではリナロールが多く含まれているように記載されています。木部の精油は、鎮静させる働きがあるなどと上記の書に記載されています。



お湯をはった浴槽に入れてよくかき混ぜます。

プチグレインの香りに時々ローズウッドの香りが感じます。プチグレインだけでもよいですが、ローズウッドの葉の少し爽やかな感じがします。

入浴後は、体が温まりよく眠ることができました。




2014年4月6日日曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。ヨーグルトとビスタチオとともにイチゴ。


今回もおいしくいただきました。

マーサ・スチュワートのホームページよりハーブをつかったレシピをつくります。レシピといっしょに写真を投稿します。



ヨーグルトとピスタチオとともにイチゴ
4 人分
  
材料

ギリシャヨーグルトまたは他のプレーンヨーグルト 大きな容器1個(約16オンス)
新鮮なイチゴ(もし望むのなら茎が付いた)1ポンド
蜂蜜大さじ2杯と小さじ2杯
粗みじん切り、殻をとった無塩ローストピスタチオ1/4カップ(約2オンス)


ピスタチオは、殻をとるときれいな色です。ローストしているので芳ばしいです。
無塩のものではありませんが。

作り方

ステップ1
ヨーグルトとイチゴをボウルの中に分けます。
蜂蜜を振りかけてピスタチオを振りかけます。


ヨーグルト(今回はプレーンヨーグルト)とイチゴ、蜂蜜をふりかけました。
イチゴが埋まってしまいました。飾り用を数個、準備します。



すり鉢で細かくしたピスタチオを加えます。




出来上がりを試してみたところ、ピスタチオとイチゴが合って、今回もおいしくいただくことができました。いつものヨーグルトやイチゴも少しの手間で雰囲気が変わるようです

ピスタチオは、色々と体にもよい作用があるともいわれています。次は、是非ギリシャヨーグルトで試してみようと思います。マーサのホームページにある茎のついたイチゴも一緒に飾りたいです。






2014年4月2日水曜日

心配、不安な心にミモザのスプレー。ミモザ精油、ブラッドオレンジ精油をブレンド。



ミモザは春に花が咲くといわれていますが、今回は、ミモザの精油をつかいます。

ミモザの木は、南ヨーロッパでは春の使者といわれていて、精油は、花を使用して溶剤抽出法で抽出されます。からだに対する作用は、緊張緩和、スキンケア、精神に対する作用は、気分爽快、バランス調整などとアロマ療法大全/モニカ・ヴェルナー、ルート・フォン・ブラウンシュバイク著に記載されています。

今回の材料は、25mlスプレー容器用で、エタノール5ml、精製水20ml、ミモザ精油1滴、ブラッドオレンジ精油2滴。


エタノールをビーカーに入れます。

アロマテラピーでは精油を溶かす目的などでつかわれます。


精油を加えます。

ミモザ精油の他にブラッドオレンジ精油をつかいます。果皮から抽出で、オレンジ・スイート精油と似ている香りです。さわやかな香りがします。


精製水を加えて撹拌棒でかきまぜます。

こちらもアロマテラピーの基材としてつかわれます。薬局で販売されています。


保存容器に入れて使用する時は、よく振ってつかいます。

ラベルなどを貼ります。


使用してみたところ、さわやかで甘い香りが穏やかに感じます。ミモザ精油を1滴にしましたが、スプレーをした後は、特有の花の香りが感じました。

ブラッドオレンジ精油とも合うようです。

気分転換になります。