2015年6月29日月曜日

バラの香りの石けんをつくる。ローズアブソリュート精油、パルマローザ精油、レモンティートリー精油をつかう。




今の時期は、バラの花が満開で、バラ園では色取り取りの花が咲いています。そのようなこともあり、今回はローズアブソリュート精油を使用してせっけんをつくります。

バラの香りの石けん
材料(ボディー用1個分)
石けん素地50g、フレンチピンククレイ小さじ1/2、熱湯15ml、ローズアブソリュート精油1滴、パルマローザ精油2滴、レモンティートリー精油2滴。


石けん素地をはかり、ビニール袋に入れ、フレンチピンククレイを加えて混ぜ合わせます。

純植物性石けん素地で、手で練って形を作る石けんです。フレンチピンククレイはクレイの一種です。クレイは鉱物を主成分とする粘土で、パック剤などに用います。


熱湯を2〜3回に分けて加え、精油も加えてよく練ります。

ローズアソリュート精油は、ダマスクローズの花の溶剤抽出で、強い気分爽快作用、調和作用他。パルマローザ精油は、葉から水蒸気蒸留法で抽出、バラに似ている一方、草やハーブを思わせる香りでスキンケア他とアロマ療法大全/モニカ・ヴェルナー、ルート・フォン・ブラウンシュヴァイク著に記載されています。レモンティートリー精油は葉と枝から水蒸気蒸留法で抽出、レモンのような香りにスパイシーな感じがあるといわれています。



練り合わせた材料の形を整えます。

お菓子の型にラップを敷き、練り合わせた材料を入れて、上から手で押してラップを引き上げます。




乾かします。

甘くすっきりした感じのバラの石けんが出来上がりました。

甘くすっきりした香りになりました。今の季節に合うようなバラの香りの石けんになったようです。

2015年6月23日火曜日

ローズマリーヘアオイルをつくる。ローズマリー浸出油(オリーブ油)、セサミ油、スイートアーモンド油、ローズマリー・シネオール精油、カモミール・ローマン精油をつかう。




前回は、ローズマリーリンスを投稿しましたが、同じ頃、コンテナで栽培しているローズマリーの枝が、強風のせいかもしれませんが、数本折れてしまい、また今にも折れそうなものもあったので、整枝もかねて何本か切り取りました。

ローズマリーは、いろいろと用途があり、料理やお風呂の湯に入れる他、ヘアケア用としてはヘアトニック用他とハーブ事典/レスリー・ブレムネス著に記載されています。

前回のローズマリーリンスに合わせてみようと思い、今回は切り取ったローズマリーを使用しヘアオイルを作ります。

ローズマリーのヘアオイル
オリーブ油100ml、ローズマリーの葉(乾燥)5g、セサミ油20ml、スイートアーモンド油20ml、カモミール・ローマン精油1滴、ローズマリー・シネオール精油1滴。



量ったローズマリーを保存ビンに入れて、オリーブ油を注ぎ約2週間そのままにします。

オリーブは、中央アジア由来の植物で、今日では地中海沿岸他で広く栽培されていて、オリーブ油は、栄養素が多く、浸透性が優れているほか、乾燥髪とコシがない髪の毛などに使用可能などと植物オイル・ハンドブック/シャンタル&クレルジョウ著に記載されています。



約2週間後、濾します。

ガーゼを使って濾しました。オリーブ油にスパイシーな香りが加わったようです。料理にも使えそうです。浸出油は、約80mlになりました。



ローズマリーの浸出油40mlを使用し、セサミ油20ml、スイートアーモンド油20mlを加えます。

オリーブ油だけでもよいかもしれませんが、さらにスイートアーモンド油、セサミ油を加えてみました。スイートアーモンド油は保湿作用があり、フケを追い出しなど、セサミ油は肌をやわらかくし、頭髪に活力を与えるなどと上記の書に記載されています。


ローズマリー精油、カモミール・ローマン精油を加えて撹拌棒で混ぜ合わせ、容器に入れます。

よりすっきりした香りにしようと思い、ローズマリー・シネオール精油を加えました。外用で毛髪や皮膚のトニックとしてなどともエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニーローズ著に記載されています。前回のローズマリーリンスでは、ローマンカモミールのフローラルウォーターやアツプルビネガーを使用しましたので、カモミールローマン精油もつかいました。


シャンプー前に髪の毛に適量を付けて、頭皮にも少しマッサージを行いましたが、ローズマリー・シネオール精油のよりすっきりした感じも加わりよい気分でした。シャンプー後は、髪も少しまとまったようでした。(私はくせ毛なのです)

2015年6月15日月曜日

ローズマリーリンスをつくる。アップルビネガー、ローマンカモマイルのフローラルウォーターをつかう。



先日、私の店では、ラヴェンダーの小さい枕とローズマリーのリンスを作る講座を行いました。ちょうどその時に使用したアップルビネガー(りんご酢)が残っていたこともありますが、今回は、久しぶりにローズマリーのリンスをつくることにしました。


ローズマリーリンス(9〜10回分)
材料 乾燥したローズマリーの葉5g、アップルビネガー100ml、ローマンカモマイルのフローラルウォーター20ml、グリセリン小さじ9杯。


ローズマリーをはかり、容器に入れます。

ローズマリーは「海のしずく」といわれるハーブで古代から、料理用あるいは薬用として使われてきて記憶力を強める作用があるといわれ、へアケア用のハーブとして、脂っぽいヘア用、ふけ防止用、ヘアトニック用(髪を濃くし、つやをあたえる)などとハーブ事典/レスリー・ブレムネス著に記載されています。


アップルビネガーを加え、ふたをして7日から10日そのままにしてから濾します。

茶漉しを使用して濾した液です。酢は、手作りの入浴剤やリンスに使用され、シャンプー使用後の髪を中和して酸性に戻す働きをするなどといわれています。アップルビネガーは、りんご酢で果実からつくる果実酢です。リンゴの香りもして香りが穏やかといわれています。


濾した液にグリセリンを加え撹拌棒で混ぜ合わせます。

グリセリンは、油脂のグリセリドから加水分解して得られ、水やアルコールによく溶け、化粧水の基材として使用されます。保湿作用があるともいわれています。


作製した液の半分の量を他の容器に移して、カモミールウォーターを加えて撹拌棒で混ぜ合わせ、保存容器に入れます(4〜5回分)残りの液はそのまま使用したり、精油を入れたりして使用できます。

フローラルウォーターは、水蒸気蒸留法で精油を抽出する際に精油とともに得られる水のことです。アップルビネガーのりんごの香りに甘いすっきりした感じも加わるようにローマンカモマイルウォーターを加えてみました。


シャンプー後、湯を入れた洗面器に液を適量入れて、髪の毛を浸した後、お湯ですすぎます。


すっきりしたリンゴの香りにローズマリーのスパイシーな感じもありましたが、洗面器のお湯に入れるとそれよりも穏やかな感じになりました。使用後の髪の毛は、手触りも柔らかい感じでした。

2015年6月8日月曜日

肩の疲れにジェルをつくる。ユーカリ・グロブルス精油、ラベンサラ精油、ホーリーフ(芳樟)精油をつかう。


肩が疲れるのは日常のことですが、今回は、季節的にも感触を考えて、ちょっと一息できそうな精油をつかったジェルをつくります。

肩がつかれた時のジェル(約25ml容器用)
材料 キサンタンガム0,5g、エタノール5ml、精製水20ml、ユーカリ・グロブルス精油、ラベンサラ精油、ホーリーフ(芳樟)精油各1滴。


キサンタンガムをはかり、容器に入れます。

今回使用するキサンタンガムはジェルやとろみのあるクリーム、乳液作りに使用する植物由来のジェル基材です。私はジェルを使用したくなる季節にはキサンタンガムを使用します。


エタノール、精油を加え撹拌棒で混ぜ合わせます。

アロマテラピーではアルコールは、おもにエタノールを指すといわれていて精油を希釈する基材として用いられます。今回はさっぱりした感じにしたいこともあり、使用しました。ユーカリ・グロブルス精油は、去痰作用、抗菌作用、抗真菌作用他、ラベンサラ精油は不眠に、疲労した筋肉にマッサージで用いる他とエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。少し甘い感じにしたいとも思いホーリーフ(芳樟)精油も加えてみました。



精製水を少しずつ加えながらかき混ぜます。

時間がたつにつれて、なめらかになるようです。ゆっくりと様子をみながら作製するとよいようです。



容器に入れて出来上がりです。

一息つきたい時に肩や首のまわりに少量伸ばします。すっきりした感じにスパイシーで甘い感じもするジェルが出来上がりました。思ったような感じになりました。


首や肩のまわりに使用してみましたが、ひんやりする感じもあり、一息できそうです。この後も頑張ることができそうです。

2015年6月1日月曜日

アサイーパウダーをつかったクッキー。ジャーマンカモミール(フレッシュ)の花を飾る。




私の店では最近、アサイーパウダーが入ってきました。

ジュースに加えたり、ヨーグルトに入れたり、そのまま食べてもおいしいですが、なんとなくクッキーに合うのではと思い、今回はアサイーパウダーをつかったクッキーを作ります。


アサイーパウダーをつかったクッキー(約10個分)
材料 無塩バター30g(室温でやわらかくする)、卵黄1/2個(卵白と取り分けて室温に出しておく)、グラニュー糖23g、薄力粉37g(濾し器でふるっておく)、塩少々、アサイーパウダー小さじ1/3、ジャーマンカモミールの花(生)10〜20個、卵白。



泡立器で白っぽいクリーム状になるまで混ぜた無塩バターに、グラニュー糖を加え混ぜ合わせ、さらに卵黄を加えて混ぜ合わせ、薄力粉を木べらなどで2回くらいに分けて加えそれぞれ混ぜ合わせ、粉っぽさがなく落ち着いた感じになったらアサイーパウダーを加え全体を混ぜ合わせます。

アサイーは青い実(紫色のものもある)で、ブラジルのアマゾン熱帯雨林が原産で栄養価の高いスーパーフードのひとつと考えられており、抗酸化物質を豊富に含んだアサイーなどとスーパーフード/ディヴィット・ウォルフ著に記載されています。今回は、有機アサイー100%パウダーでアサイーの実をフリーズドライしたものです。


オーブンシートを敷いた天板の上に、ティースプーンを使いクッキーの生地を6〜7cm間隔で置いていきます。前もって、約100℃で温めておいたオーブンで180℃、5分間焼きます。

約10個になるようにスプーンを使い置いていきます。


5分たったら取り出して、底面に卵白をつけたジャーマンカモミールの花(生)を置いていき、軽く押します。ふたたびオーブン180℃で約10分間焼きます。

食欲も出そうな感じのアサイーパウダーの香りに、甘い香りもするフレッシュのジャーマンカモミールの花が加わり、良い感じになりました。カモミールの花は、ちょうど今開花した私の所有する蔵王町の農地から採取したものです。


オーブンから出して粗熱がとれるまでそのままにします。

出来上がりです。サクサクした感じになりました。出来立てがおいしかったです。

甘くほんの少しの酸味も感じるようなクッキーが出来上がりました。アサイーは栄養分が豊富といわれています。これからも色々と試していこうと思います。