2017年10月29日日曜日

ローズのシアバター入りクリームをつくる。ローズオットー精油、パルマローザ精油、ローズのフローラルウォーターをつかう。



いつも年末になると、ローズのような華やかな香りを使用したくなります。今回は、ローズのクリームをつくります。

ローズのシアバター入りクリーム(約25ml容器用)
材料 アプリコットカーネルオイル5ml、シアバター3g、ミツロウ2g、パーム乳化ワックス1g、ローズのフローラルウォーター20ml、ローズオットー精油1滴、パルマローザ精油1滴。


ビーカーを2個準備し、1個目にローズのフローラルウォーター、2個目にアプリコットカーネルオイル、シアバター、ミツロウ、パーム乳化ワックスを入れて、湯せんにかけます。

フローラルウォーターは、水蒸気蒸留法で精油を蒸留するときにとれる芳香蒸留水で化粧水によく使われ、アプリコットカーネルオイルは、アプリコットの種子から抽出され、栄養価が高い、シアバターは、シアの種子から抽出され、保湿に、ミツロウは、みつばちが分泌するワックスで化粧品やせっけん他の原料として広く活用されているなどとアロマテラピー図鑑/監修佐々木薫 に記載されています。パーム乳化ワックスは、パーム油由来の乳化剤でクリームや乳液を作る際に使用するといわれています。



2個目のビーカーのシアバター、ミツロウ、パーム乳化ワックスが溶けたら、湯せんからはずし、2個目のビーカーに1個目のフローラルウォーターをミニ泡立て器などでかき混ぜながら少しずつ入れていき、約20分くらいそのままかき混ぜます。

15分くらいかき混ぜたところです。それぞれの材料にローズのフローラルウォーターの華やかな香りが加わました。



ローズオットー精油を加えてさらにかき混ぜます。
ローズオットー精油は、ダマスクローズの花から水蒸気蒸留法によって抽出され、採油率がきわめて低い精油、うっとりする甘い香りは、ストレスや緊張をやわらげてくれる、スキンケアになどと本日の参考の書に記載されています。精油を入れなくてもローズの良い香りがしますが、さらに精油も加えました。




容器に入れて、ラベルをはります。

後からローズのような香りともいわれるパルマローザ精油も加えました。少し落ち着いたローズの香りになりました。

2017年10月22日日曜日

レモングラスのリースをつくる。

レモングラスの葉でつくりました。2017年10月


10月も中旬となり、私の所有する宮城県蔵王町の農地ではレモングラスの鉢上げを行いました。

レモングラスは非耐寒性で、最近は寒い日もあり、心配していましたが、何とか無事に鉢上げができました。

今回は、その時に切った上部の葉でリースをつくります。


レモングラスのリース(たて35cm、よこ15cmのリース1個分)
材料 レモングラスの葉40本。*飾り用 ヤロウの花10個、サラダバーネットの花25個、キクイモの花8個。

レモングラスだけのリースも良いですが、今回は私の農地で収穫したヤロウ、サラダバーネット、キクイモの花を飾ります。



レモングラスの葉をそろえて2つにわけ、2つあみに編み上げ、円形にし、それぞれの上部をまとめてひもで結び、最後に2つをまとめてひもで結びます。

最初と最後を輪ゴムなどでまとめてからひもで結ぶとまとまりやすいです。輪ゴムはひもを結んだ後、はずします。レモングラスはイネ科、料理用になる茎と葉はレモンの香りがするなどとハーブの写真図鑑/レスリー・ブレムレス著に記載されています。今回、茎はタイ料理などに使用しようと思います。



飾り用のヤロウ、サラダバーネット、キクイモの花にそれぞれワイヤーをつけ、フラワー用のテープを巻き、3種類をひとつずつ合わせてテープを巻いて、グルーガンでレモングラスにつけます。

ワイヤーは、24番と28番をつかいました。ヤロウ、サラダバーネット、キクイモもそれぞれ用途がありますが、観賞用としても十分に生かすことができます。




ワイヤーなどでリースの後ろに壁掛け用の取っ手を付けます。

完成です。


2017年10月15日日曜日

ヘアオイルをつくる。ホホバ油精製、オリーブスクワラン、パチュリ精油、ローズアブソリュート精油をつかう。

持ち歩いて髪を整える時につかいます。


私の髪はくせ毛で、以前、シャンプー前のヘアオイルなどを投稿していますが、今回は、持ち歩いて使うことができるヘアオイルをつくります。



ヘアオイル(約10ml容器用)
材料 ホホバ油精製5ml、オリーブスクワラン5ml、パチュリ精油1滴、ローズアブソリュート精油1滴。



ホホバ油精製、オリーブスクワランをビーカーに入れます。

ホホバ油はホホバの種子からとれる植物ロウで、保湿力が高く、よく伸びて扱いやすいといわれていて、オリーブスクワランは、オリーブオイルから抽出された成分で、さらさらした軽い感触で、肌なじみがよいといわれています。持ち歩くものなので、軽い感じのオリーブスクワランを加えました。




パチュリ精油、ローズアブソリュート精油を加えて撹拌棒でかき混ぜます。

秋になり、パチュリの香りも気になってきました。パチュリ(パチューリ)はアジア原産、多年性の群生するハーブで、エッセンシャルオイルは、葉を乾燥させ、寝かせておいたものを水蒸気蒸留し、香りは土臭くスモーキー、スキンケアに、香水のすべての香りを長く持続させなどとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。パチュリ精油にローズのブルガリア産ダマスクローズ溶剤抽出の精油を加えました。



容器に入れてふたをしめて、ラベルをはります。

最初はローズの香りがしますが、だんだんパチュリの香りが感じるようです。


少量ずつ髪につけますが、香水のかわりにもなりそうです。

2017年10月8日日曜日

秋にココアバタークリームをつくる。ココアバター、ミツロウ、スイートアーモンド油、ゼラニウム精油、フランキンセンス精油をつかう。




最近は、暑さも一段落し、活動しやすくなりましたが、肌の乾燥も気になりはじめました。庭仕事などで手を使うことが多いので、今回は、いつものミツロウクリームにココアバターを加えてクリームをつくります。


ココアバターは手の熱で溶けて皮膚を柔らかく滑らかにする性質から、軟膏、さらにマッサージの潤滑剤としても利用が可能とキャリアオイル事典/レン・プライス、シャーリー・プライス、イアン・スミス著に記載されています。


ココアバタークリーム(約12ml容器用)
材料 ココアバター7g、スイートアーモンド油3g、ミツロウ(精製)2g、ゼラニウム精油1滴、フランキンセンス精油1滴。



今回は、エッセンシャルウォーマーをつかいます。ココアバターをはかり、エッセンシャルウォーマーの容器に入れます。

カカオの木は中央アメリカと南アメリカ原産で、その地で何世紀もの間栽培され続けていて、ココアバターは1695年に初めて製造され、コココアバターは固形油脂。カカオの種から工程を経てココアとココアバターが出来上がりますなどとキャリアオイル事典/レン・プライス、シャーリー・プライス、イアン・スミス著に記載されています。エッセンシャルウォーマーはミツロウを溶かすときに使います。


ミツロウ、スイートアーモンド油をはかり、エッセンシャルウォーマーの容器に加え、火をつけてミツロウ、ココアバターが溶けるまでそのままにします。

クリームの固さの調整などにミツロウ、スイートアーモンド油は、よく伸びて扱いやすいなどといわれています。


ミツロウ、ココアバターが溶けたら保存容器に注ぎ、撹拌棒などでかき混ぜて粗熱がとれたら精油を加えてかき混ぜます。

今回は、庭仕事などに使用するので花のような香りで明るい気分になりそうなゼラニウムとまたゼラニウムと合いそうなフランキンセンスをつかいました。


ふたにラベルを貼り、冷めたらふたを閉めます。


ゼラニウムの香りに後からカカオバターの香りが感じるようです。

2017年10月1日日曜日

フレッシュレモングラスのフットバス。レモングラス、スペアミント、重曹をつかう。






10月になり、私の所有する宮城県蔵王町の農地では、レモングラスの鉢上げを行います。

レモングラスは群生する多年草、がっしりした棒状の茎と、レモンの香りがする長さ50cmになる細長い葉を有する、非耐寒性で最低気温は7度などとハーブ大百科/デニ・バウン著に記載されています。写真は私の農地で2017年9月末のものです。となりに秋になり、元気になったスペアミントも写っています。私の農地のレモングラスは秋〜春先まで屋内で栽培します。『そろそろ鉢上げだよ』とレモングラスガ言っているようです。



レモングラスは、ハーブティーでは主に乾燥したものが利用されますが、今回はフレッシュレモングラスをつかいます。



フレッシュレモングラスの足浴(1回分)
材料 レモングラス(生)4g、スペアミント1g、重曹小さじ1、熱湯。



レモングラスとスペアミントを洗って、レモングラスをはさみで切ります。


今回は、レモングラスのとなりに植えてあるスペアミントも少しつかいます。レモングラスは、発汗促進、鎮痙作用あり、スペアミントは、匍匐性の甘い香りのする多年草などと本日の参考の書に記載されています。



容器にレモングラス、スペアミントを入れて熱湯を注ぎ、約10分そのままにし、重曹を入れてよくかきまぜます。

レモングラスは、布袋を作り中にいれました。スペアミントはそのまま浮かべます。ちょうど重曹がありましたので使用します。重曹は、入浴剤などにも使用されています。湯あたりをやわらげるなどといわれています。お湯は、沸騰してすぐのものをつかいました。スペアミントを浮かべたら一瞬、香りが広がりました。



水を注ぎ、温度を調整し、くるぶしのすこし上までつかるようにします。
40度くらいにしました。レモンとミント甘いような穏やかな香りです。