2013年6月28日金曜日

入浴後のスキンケアオイルをつくる。ローズヒップ油、ローズレッドの花びら、ローズオットー精油をブレンド。

1日の終わりの肌のお手入れに

植物オイル・ハンドブック/シャンタル&リオネル・クレルジョウ著にはチリ産ローズヒップ油と赤いローズ(Rosa gallica officinalis)の花びらにダマスクローズ精油などをブレンドした組織再生用のフェイスオイルのレシピが記載されています。

今回はこちらを参考にスキンケアオイルをつくります。これから夏のスキンケアにも活用できそうです。

材料はローズヒップ油20ml、ローズレッド(Rosa gallica )の花びら5g、ローズオットー精油1滴。



保存ビンにローズレッドをはかりいれます。

ローズレッドです。美容によく用いられるメディカルハーブ、収斂、保湿などとハーバルセラピストコース・テキスト/日本メディカルハーブ協会に記載されています。良い香りです。



ローズヒップ油を注ぎ、ふたをして7日間そのままにして浸出させます。


今回のローズヒップ油はRosa caninaの種子から抽出した原産国チリの植物油です。リノール酸とリノレン酸が含まれていて細胞再生などにも関わるといわれています。今回は未精製のものですので独特の香りがあります。


ローズレッドの花びらをビーカーなどによくしぼってこしていれてローズオットー精油を加えて撹拌します。



ローズオットー精油です。それぞれの肌のスキンケアに効果があるといわれています。1滴だけをつかいましたが、ローズヒップ油独特の香りが感じなくなりました。


保存容器にいれて約1ヵ月を目安につかいます。

入浴後にほんの少量美容オイルのようにつかいましたが、肌がしっとりとする感じがしました。未精製のローズヒップ油独特の香りがほとんど感じなく、ローズオットー精油の香りですので優雅な気分にもなります。





2013年6月25日火曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。ストロベリーバジルアイスティー。

今回も成功しました。おいしくいただきました。

マーサ・スチュワートのホームページよりハーブをつかったレシピをつくります。今回はバジルをつかったストロベリーバジルアイスティーです。レシピと一緒に写真を掲載します。

マーサ·スチュワートリビング、2009年7月
マーサ·スチュワートからのテクニック
8人分
材料
紅茶のティーバッグ8個
イチゴ約0,454kgへたをとって2等分(大きい場合4等分)
水カップ1(さらに浸すために足すもの)
砂糖3/4カップ
新鮮なバジル1カップ(盛りつけるためにさらに加えます)
盛りつけるための氷

作り方

ステップ1
中型の鍋に4カップの水を入れて沸騰させます。ティーバッグを追加し、5分間浸してください。

紅茶のティーバックを浸します。
ステップ2
ボウルにイチゴを置きます。

今回は青森県産のイチゴをつかいます。

小さな鍋に水と砂糖をいれて砂糖が溶けるまで煮沸し撹拌します。熱から外しバジルを追加し、10分間浸してください。

最近私の畑に植えたバジルです。バジルを浸したところ、香りがひろがりました。


バジルを取り出してイチゴに注ぎます。約25分、冷めるまでそのままにしていてください。
水差しの中でイチゴ(シロップ付)と紅茶を混ぜます。
冷えるまで冷蔵します。
氷の上に注いでバジルを飾ってください。



イチゴ(シロツプ付き)と紅茶を合わせて冷蔵庫にいれて冷やします。

出来上がりを試飲してみたところ、穏やかなバジルの香りがしておいしいお茶です。
バジルの香りをもう少し楽しみたい場合には葉をちぎって一緒にいただくとよいと思いました。主人にも試飲してもらいましたが、へたなレストランよりおいしいと気にいった様子でした。


2013年6月21日金曜日

夏のダメージヘアケアークリームをつくる。ココアバター、シアバター、ホホバ油、 ジャスミン精油、サンダルウッド・オーストラリア精油、オレンジ・スイート精油をブレンド。

ココアバター、シアバターなどをつかったクリームです。香りはジャスミン。

アロマテラピー図鑑 監修佐々木薫/主婦の友社によりますと、カカオバターはカカオ豆から抽出される天然バターで、保湿効果が高く化粧品やヘアケア製品の原料として広く利用されていて、シアバターはサバンナに分布するシアの木から採れる油脂で髪にパックすると育毛効果を期待できるなどと記載されています。


これからの季節は夏の太陽の強い刺激などで髪がダメージを受けることがあるかもしれません。

今回はシャンプーの前後などにつかうヘアケアクリームをつくります。

材料は、カカオバター5g、シアバター5g、ホホバ油15g、ジャスミン精油、サンダルウッド・オーストラリア精油、オレンジ・スイート精油各1滴ずつ。

まずカカオバター、シアバター、ホホバ油をはかります。

カカオバターはチョコレートに似たような香りでシアバターは今回は精製したものをつかいましたので香りがほとんどないです。
ホホバ油です。砂漠に自生するホホバの種子から採られたものです。今回は精製したホホバオイルクリアをつかいます。本来は黄色ですが精製したものは透明です。昔から傷をなおすためにあるいは肌や髪の毛をケアするためにつかわれていたそうです。アロマテラピーのベースオイル/ルート・フォン・ブラウンシュバイク著


エッセンシャルウォーマーにいれて付属のキャンドルに火をつけてバターが溶けるまでそのままにします。

はやく溶けます。


バターが溶けたら、クリーム容器にいれて竹串などでかきまぜてふたをして冷蔵庫にいれて固め、精油をいれてかきまぜます。

ジャスミン精油は香水などにつかわれ華やかな香りです。サンダルウッド・オーストラリア精油、オレンジ・スイート精油となじみます。


シャンプー後、髪を乾かす前に少量をつけて乾かしてみたところ、私の髪はくせ毛ですが、しっとりと落ち着いたように感じました。あまり多くつけるとべたつくかもしれませんのでほんの少量でよいと思いました。またシャンプー前にヘアパックとしてつかうこともよいのではと思いました。


精油のブレンドが良い香りです。ジャスミンは強い香りに感じますが、サンダルウッド・オーストラリア精油、オレンジ・スイート精油とのブレンドは少し穏やかでさわやかな香りに感じました。


2013年6月18日火曜日

入浴剤をつくる。疲労回復バジルのバスソルト。バジル・リナロール精油、ゼラニウム精油をブレンド。

ちょうど近くに元気なバシルがありましたので葉を摘んでいっしょに写真撮影。

栽培はもちろんお料理他に使用されるバジルですが、アロマテラピー<芳香療法>の理論と実際/ロバート・ティスランド著の精油/バジリコ(バジル)によりますとバジリコ(英語ではバジル)学名Ocimum basilicumはスイートバジルという名前でしられていてインドではトュルシと呼ばれ、アーユルベーダ医学で広く使用されています。また芳香性神経強壮剤としてすばらしいもので頭を明晰にし、精神的な疲労を回復させ、心を強くし明るくしてくれますなどと記載されています。

今回はバジル精油をつかった入浴剤をつくります。

材料はバジル・リナロール精油とゼラニウム精油をあわせて3滴、天然塩大さじ1。


天然塩大さじ1をはかりふたつきの保存ビンにいれます。

使用する天然塩は海塩です。発汗作用があり、体内の毒素を排出するなどといわれています。

天然塩にバジル・リナロール精油、ゼラニウム精油を加えます。

沐浴でバジリコを使いますと、高揚させ、リフレッシュさせる効果がありますが、肌には熱いと同時に冷たい不思議な感じを与えます、ゼラニウムなどと相性よく融合しますなどと
アロマテラピー<芳香療法>の理論と実際/ロバート・ティスランド著に記載されています。

保存ビンのふたをしてよくふります。

ゼラニウム精油を加えたら甘い香りになりました。

お風呂のお湯にいれてよくかきまぜます。

入浴したところ、精油そのものを嗅いだ時は強く感じるバジルですが、あまり強くはなく香りました。またゼラニウムとあわせると甘い香りにもなる感じがします。眠くなり、入浴後は少しさっぱりする感じでした。


バジル精油はいつも控えめに用いることが大切とアロマテラピー<芳香療法>の理論と実際/ロバート・ティスランド著に記載されています。今回も少量をつかいました。










2013年6月14日金曜日

ラヴェンダーを収穫してラヴェンダー・バンドルズをつくる。

ラヴェンダーの季節がやってきました。

ラヴェンダーの花の香りを、茎とリボンで包み込んだラヴェンダーバンドルズ。これは昔からヨーロッパで知られている、ゆかしい細工ものなどとポプリ/熊井明子著に記載されています。

ラヴェンダーの花に出会う季節ですが、ラヴェンダーを収穫してそのまますぐにつくることができます。

愛のポプリ/熊井明子著によりますと、ラヴェンダーの茎はちょっと古くなると固くなって、曲げたとき折れてしまう。そこでこのラヴェンダー・バンドルズは「ラヴェンダーを庭に植えている人だけのひそかなかな愉しみ」などとイギリスの本にかいてあると記載されています。

今回はラヴェンダー・バンドルズをつくります。ポプリの詩/熊井明子著を参考にししゅう糸でつくります。

材料は1個分。ラヴェンダーの花(生)茎つき11本、ししゅう糸50〜80cm、糸適宣。

私の店の入り口にあるコンテナの真正ラヴェンダーです。きれいな色で香りも良いです。毎年花をさかせてくれます。


ラヴェンダーの花を一束にまとめ花の根元を糸で縛り、先端まで糸で粗くからげた後、1本ずつ上に折り曲げていって折り上げた茎を糸で束ねます。

花の根元を糸でしばり上までからげて、ポキンと茎を折らないようにそっとまげてまた糸でしばります。

毛糸針にししゅう糸を通し、茎の間を互い違いにくぐらせていきます。

ししゅう針をつかい途中何回かやりなおしをしたところがありました。

茎の先を切りそろえ、風とうしのよい所で乾かし、しあげは白熱灯ランプなどをつかい、完全に乾燥させます。ししゅう糸でリボン結びにして飾ります。

茎をきりそろえ、ししゅう糸で3ヵ所結びました。

できあがったところ、この季節にしか嗅ぐことができないフレッシュラヴェンダーの香りがしました。ラヴェンダーは乾燥しても香るのでしばらく机の上に置いて楽しんだあとタンスや机の中などにいれようと思います。

今回はリボンではなくししゅう糸とししゅう針をつかってつくりましたが、出来上がりはラヴェンダーとなじんでいる感じがしました。これから毎年ラベンダーの収穫の時に新しいラヴェンダーバンドルズに挑戦していきたいものです。






2013年6月11日火曜日

やさしいレモンの香り、レモンバーベナの透明せっけんをつくる。レモンバーベナ精油、カモミール・ローマン精油、ベルガモット精油、マルベリーパウダーをブレンド。

やさしいレモンの香りのせっけんです。色付けにマルベリーパウダーを小さじ1/2ほど加えたところ緑色になりました。

レモンバーベナはハーブティーとしてもしられています。
エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニーローズ著によりますと学名はLippia citriodora(Aloysia triphylla)で南アフリカ、特にチリに自生していてヨーロッパでも広い範囲でみられ、5月に水蒸気蒸留法でエッセンシャルオイルを抽出するのは葉や開花前の花をつかうと記載されています。

今回はレモンバーベナ精油をつかったせっけんをつくります。

レモンバーベナ精油です。ハーブティー、ハイドロソール、またはエッセンシャルオイルの香りを嗅いだどの場合でも、強い鎮静作用があるとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。


材料は1個分ですが、透明せっけん素地50g。

透明せっけん素地です。電子レンジで溶かして簡単につくることができます。
今回は湯煎にかけます。

精油はアロマ療法大全/モニカ・ヴェルナー、ルート・フォン・ブラウンシュヴァイク著によりますとレモンバーベナ精油はベルガモットオイル、ローマンカモミールオイルをブレンドすれば、相乗作用によって非常にうまく気分を爽快にできますと記載されています。今回はレモンバーベナ精油2滴、カモミール・ローマン精油1滴、ベルガモット精油1滴をブレンドします。


透明せっけん素地をはかり細かくして湯煎にかけて溶かします。


今回の透明せっけん素地はさらにグリセリンなどを加えた感触がなめらかなものです。

透明せっけん素地が完全に溶けたら型にいれて撹拌棒でかきまぜながら精油を加えて色付けにマルベリーパウダーを加えます。

レモンバーベナ精油にベルガモット精油、カモミール・ローマン精油を加えてみたところ、爽やかさと甘さが加わりよりやさしいレモンの香りになりました。マルベリーパウダーはクワの葉をパウダー状にしたものでマルベリーは整肌などにももちいられます。(日本メディカルハーブ協会ハーバルセラピスト・テキスト)

完全に固まったら型から取り出してかわかします。

入浴時にボディー用としてつかってみたところ、やさしいレモンの香りのなめらかな感触で気分はさっぱりする感じもしました。

レモンの香りの精油はいろいろとありますが、それぞれ特徴がありますのでレモンバーベナ精油もこれからつかっていきたいと思います。

べルガモット精油は光毒性がありますので皮膚につかった後は紫外線にあたらないようにしましょう。







2013年6月7日金曜日

タイムのフェイシャルスチームをつくる。フレッシュタイムの花、乾燥したタイムをつかう。

先週は花が咲いていなかった私の畑に植えているタイム(Thymus vulgaris)ですが今週2013年6月3日に行ってみたところ咲いていました。爽やかな香りのタイムの花です。
ハーブ大百科デニ・バウン著によりますとThymus vulgarisの利用部位は全体、葉、頭花、オイルで芳香、加温、収斂性のハーブ、去痰、消化管機能改善、鎮痙、強い殺菌、抗真菌効果などがあると記載されています。

また日本メディカルハーブ協会のハーバルセラピスト・テキストによりますと、美容によく用いられるメディカルハーブで抗菌としてタイムが記載されています。

今回は肌のケアにタイムをつかったフェイシャルスチームをつくります。


材料は乾燥したタイム10g、フレッシュタイムの花5g、熱湯1リットル。

今回はフレッシュタイムの花もつかいます。乾燥したタイムは強く濃い香りですが、フレッシュの花はさわやかな香りがします。夏、花が咲き始めたら全体と頭花を収穫などとハーブ大百科デニ・バウン著に記載されています。
  

タイムとフレッシュタイムの花をはかり、洗面器にいれて熱湯を注ぎます。

タイムの香りが広がりました。

頭をバスタオルで覆い眼を閉じて蒸気を顔にあてます。

日本メディカルハーブ協会のハーバルセラピストコース・テキストによりますとフェイシャルスチームは蒸気で毛穴を開かせて汚れを取り去りますと記載されています。

約10分くらいフェイシヤルスチームを行いましたが、状況により時間の調整をしたり、また終了後は軽く洗顔してもよいと思います。

おこなってみたところタイムの独特の香りがありますが肌へは刺激がないように感じました。時々花の爽やかな香りも感じました。肌もしっとりして体もあたたまったようです。

これから汗や皮脂の分泌が多くなりますので抗菌作用のあるハーブのタイムなど活用したいものです。



2013年6月4日火曜日

入浴後の甘い香りのボディーパウダーをつくる。米粉、コーンスターチ、ベンゾイン精油、ローズオットー精油をブレンド。

ベンゾイン精油とローズオットー精油、私の店のスタッフの柿沼さんの実家でつくった宮城県産のつや姫の米粉などをつかった甘い香りのパウダーです。

今回は、入浴後につかうボディーパウダーをつくります。

私の子供の頃の入浴後のボディーパウダーは夏の入浴の後などにつかいました。甘い香りがして柔らかい感触だったような記憶があります。

今回はアロマテラピーではおなじみ甘い香りの精油をつかいます。また米粉の感触もためしてみたいものです。

材料は米粉大さじ1、コーンスターチ大さじ2、ベンゾイン精油1滴、ローズオットー精油1滴。

米粉、コーンスターチをはかり乳鉢などにいれ混ぜ合わせます。

写真は米粉です。今回つかう米粉は宮城県産のつや姫という米からのものです。デンプンが主成分です。コーンスターチはとうもろこしの種子の胚乳から得られたデンプンです。どちらも感触の改良や肌への伸びを改良する目的でフェイスパウダーなどにも使われています。(化粧品成分ガイド/湯浅、宇山編)



精油を加えます。

ベンゾイン精油はエゴノキ科の樹脂から抽出された甘くバニラのような香りの精油です。ローズオットー精油はRosa  damascenaのバラの花を水蒸気蒸留法で抽出した強い香りがする精油です。どちらも肌などにも効果があると記載されています。(エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著)


乳鉢で精油と粉をよく混ぜ合わせます。

精油を乳棒でよくまぜます。

入浴後につかったところ、作成した時のローズオットー精油の香りは強く感じましたが、体につけてみますと思ったより穏やかでした。子供の頃につかったパウダーはもちろんローズの香りではなかったですが甘く優雅な感じにもなります。

今回は肌にさらさらの感触の米粉にやわらかく肌にのびるようなコーンスターチでしたのでコーンスターチを主にして米粉を加えると良いのではと思いました。

さっぱりしたいこれからの時期に米粉とコーンスターチをあわせたパウダーなどは良いものです。