2014年5月28日水曜日

入浴剤をつくる。アーモンドパウダーのお風呂。ホーリーフ精油、レモンマートル精油をつかう。



アロマテラピーの基材としてよく使用するのは、スイートアーモンド油ですが、同じ原料として料理などではアーモンドパウダーがつかわれます。私は、以前、アーモンドパウダーを石けんや発砲する入浴剤に加えたことがありますが、肌触りがよく香りも穏やかでした。

アーモンド粉は、アーモンドオイルなどとともに、良質の化粧品の素材などとハーブでつくるわが家のオリジナル化粧品/ジーン・ローズ著に記載されています。

今回は、アーモンドパウダーをつかった入浴剤をつくります。


アーモンドパウダーのお風呂
材料は、アーモンドパウダー大さじ3、ホーリーフ精油3滴、レモンマートル精油1滴。

アーモンドパウダーをはかり、容器に入れます。

アーモンドの木は中東原産で、現在は、地中海沿岸の国々やカリフォルニアの恵まれた暖かい気候の中で栽培されています。古代の木で、何千年もの間栽培されてきましたなどとキャリアオイル事典/レン・プライス、シャーリー・プライス、イアン・スミス著に記載されています。



ホーリーフ精油とレモンマートル精油を加えて混ぜ合わせます。

今回のホーリーフ精油は、芳樟の枝と葉から水蒸気蒸留法で抽出の精油です。甘いさわやかな香りです。レモンマートル精油は、枝と葉から抽出の精油でレモンのような香りです。どちらも抗菌作用などがあるとアロマテラピー図鑑/佐々木薫監修に記載されています。

入浴時に浴槽に入れて、よくかき混ぜて入浴します。アーモンドパウダーの粒が気になる場合は、布などにつつむか、お茶を濾す袋などにいれるとよいです。


お湯にとろみがつきアーモンド油ほどではないですが、皮膚がしっとりとした感じになりました。

ホーリーフ精油とレモンマートル精油はほのかに香り、入浴後はすっきりする感じでした。

アーモンドは栄養分が豊富といわれています。食品としてもよいものですが、アーモンドパウダーを今後パック剤や乳液他につかってみようと思います。




2014年5月25日日曜日

スミレのモイストポプリ。

今年も出会うことができたハートシーズ(Viola tricolor)です。
私が所有している農地では、毎年春になると、数年前に種を播いたスミレのハートシーズが花を咲かせます。今では種を播いた頃よりも数はずいぶん少なくなりましたが、紫色や黄色、白などの色がある小さい可愛らしい花は、あまり香りは感じませんが、ほのかに甘い香りがします。

今回はハートシーズなどをつかってモイストポプリをつくります。

モイストポプリは、粗塩で作るポプリで、主材料の花を生乾きにとどめ、香りを残すのが目的。塩が腐敗を防ぎ、色も香りも保つなどとポプリの詩/熊井明子著に記載されています。


スミレのポプリ
材料
ハートシーズ、ハートシーズの葉、ゲラニウム、ヒース合わせて1/2カップ強、天然塩250g、レモンの皮1/8カップ、オールスパイス、シナモン合わせて1/8カップ。
オリスルート大さじ1/4、イリス精油1滴。


主材料である花を1〜2日乾かします。

ハートシーズの他、ゲラニウムの花、ヒースなどを加えました。どの花も葉も香りがおだやかです。
ゲラニウムは私の店の入り口のコンテナに植えているものです。現在、開花中です。


容器に薄く塩を敷き、花びらを1cmの厚さに入れ、その上に塩を降り・・・と花がなくなるまで繰り返し、ガーゼでふたをして暗く涼しいところで10日間ねかせます。

10日後が楽しみです。


10日後、オールスパイスとシナモンを砕き、レモンの皮とオリスルートをそれぞれはかり、ねかせた材料に加えて混ぜ合わせます。
レモンの皮やスパイス類をそれぞれ加えていくことに従い香りが変わっていきます。

さらにイリス精油を加えまぜあわせます。

イリス精油は、ニオイアヤメの根から水蒸気蒸留法で抽出の精油です。スミレの香りに似ているといわれています。甘く単品でも香水として使うことができそうな香りです。
ふたをしてラベルをはり、最低6週間ねかせます。

シナモンをもう少し控え目に入れた方がよいように感じましたが、混ぜ合わせるとまたスミレのような香りも感じます。6週間後が楽しみです。

2014年5月21日水曜日

入浴時につかうライムのリンスをつくる。ライム精油、サイプレス精油、ライム果汁をつかう。



ライム精油をつかったスクラブソルトを今月、投稿しましたが、今回は、ライムの果汁と精油をつかって入浴時につかうリンスをつくります。

レモンのリンスは以前、投稿したことがありますが、レモンとも違う柑橘の香りのリンスを楽しみたいものです。

材料ですが、ライム果汁1個、グリセリン小さじ1、ライム精油1滴、サイプレス精油1滴。

ライムは原産国が、メキシコ、中央アメリカ、西インド諸島で、レモンの「緑色の妹」であるライム果汁は、わずかに苦いため、チャッツネやピクルスを作るのに適し、様々なカクテルの仕上げに欠かしませんなどとアロマ療法大全/モニカ・ヴェルナー、ルート・フォン・ブラウンシュヴァイク著に記載されています。


ライム果汁をしぼり、容器に入れます。

メキシコ産ライムです。ライム果皮から抽出の精油より果汁は穏やかな香りです。
たまにライムの刺激のあるような香りもします。カクテルなどは、おいしいです。


他の容器にグリセリンをはかり入れます。

脂肪や油脂からとれるグリセリンは保湿作用があります。
今回は、パーム油からのものです。


精油を加えて撹拌棒で混ぜます。

ライム精油は、滅菌(消毒)、血行、皮膚の代謝促進、空気浄化、気分爽快など、サイプレス精油は、滅菌(消毒)、穏やかな収斂作用、バランス調整などとアロマ療法大全に記載されています。ライム精油の香りがひきしまるようにサイプレス精油をブレンドしました。
入浴時のシャンプー後、洗面器に湯をはり、作製したものを入れて混ぜ、髪の毛を浸し、すすぎます。


髪の毛を浸した時は、思ったよりも穏やかで、サイプレス精油の香りにライム精油の独特の香りが時々感じます。

髪の毛を乾かした後の手触りがよく、しっとりとした感じでした。

香りは、強くは残りませんが、たまには、材料がわかるリンスなどをつくってみることも良ことだと思います。








2014年5月18日日曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。バターミルクマッシュポテト。


蕾がついたチャイブをつかいました。

フレッシュハーブを楽しむことができる季節になりました。

マーサ・スチュワートのホームページには、たくさんのすばらしい料理のレシピがあります。

今回は、引き続き新じゃがいもをつかったレシピで、チャイブをつかいます。


レシピと一緒に写真も投稿します。


バターミルクマッシュポテト

材料

新ジャガイモ・・・1と1/2ポンド(中くらいのもの4個)、皮をむいてインチの厚さに切る。
粗塩と挽いたコショウ
バターミルク 1/4〜1/2カップ
バター大さじ2
付け合わせ用に小さく切り取ったチャイブ(随意)

鹿児島県産新じゃがいもと、私の所有する農地で採取したチャイブ、
バターミルクは、液体ではなくバターミルクパウダーを水で溶かしたものをつかいました。。



作り方

ステップ1
大鍋にジャガイモを配置。 2インチほどを満たすのに十分な冷水を加える。沸騰させる。大さじ塩を追加し、ジャガイモをとてもやわらかく、果物ナイフが貫通するまで20〜25分煮る。

じゃがいもが、やわらかくなった時間は思ったよりも早いように感じました。


ステップ2
排水して、大きめのボウルに入れる。ポテトつぶし器でつぶし、それから、バターミルクとバターを加える。塩とコショウで味を付ける。滑らかで混ぜ合うまでつぶす。必要に応じてチャイブを切り、添える。

ポテトつぶし器がなくてもかんたんにつぶすことができました。
また、バターミルクとバターを加えていくと滑らかになりました。


やわらかいじゃがいもにバターミルクとバターが加わってさらにまろやかな感じになりました。料理の付け合わせにも、また、そのままいただいてもよいと思いました。チャイブは、一般的なネギより香りがおだやかです。使用した素材と合い、おいしく感じました。

2014年5月14日水曜日

入浴時につかうスクラブソルトをつくる。ライム精油、フェンネル精油、ジュニパーベリー精油をつかう。

ライム精油は、これからの時期にますます活躍するような香りです。2014年5月


なんとなく気分などをすっきりしたい時のブレンドに、グレープフルーツ精油とフェンネル精油を使用しますが、今回は、グレープフルーツ精油の代わりにライム精油をつかってスクラブソルトをつくります。


ライムはおそらくアジアが原産で、ライムオイルは、ラベンダーオイルと並んでボディーケア用品などに広く使用されており、男性用香水にも多く用いられていて、ライムの果皮から抽出されたオイルは、鎮静作用、抗炎症作用、不安やストレスになどとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニーローズ著に記載されています。


気分すっきりスクラブソルト(ボディー用1〜2回分)

使用するもの・・天然塩(スクラブソルト用)大さじ1と1/2、アプリコット油大さじ1、ライム精油2滴、フェンネル精油1滴、ジュニパーベリー精油1滴。


天然塩(スクラブソルト用)をはかり、容器に入れます。

粒子の細かいボディースクラブ用海塩です。角質ケアなどにつかわれます。

植物油を加えて混ぜ合わせます。

今回の植物油は、アプリコットカーネル油です。杏仁油ともいわれて、アプリコットの仁から抽出されたもので、栄養があり、スキンケアにもよいといわれています。塩だけよりも植物油を加えると、使い心地がよいように感じます。


精油を加えてさらに混ぜ合わせます。

フェンネル精油は、胃と腸の不調に、神経系からくる呼吸困難に、ジュニパーベリー精油は、去痰作用、殺菌作用などとエッセッンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。フェンネル精油は、甘い香りがあり、ジュニパーベリー精油は、樹木の様な香りがあります。

ボディー用ですので、入浴時に主に足の裏やひざ、手の肘などにやさしくつけます。


使用してみたところ、ライム精油の香りが思ったよりもやさしく感じましたが、入浴後はほどよいすっきりした気分になりました。

皮膚はトリートメント後のようにしっとりとし、同時にトリートメントも兼ねることができるような感じです。

入浴時につかいますが、ライム精油は、光毒性があるといわれていますので、皮膚に使用した後は紫外線にあたらないようにしなければなりません。

2014年5月11日日曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。ローズマリーと新じゃが芋をローストする。


おいしいじゃがいもに、ローズマリーの香りがいっぱいです。


マーサ・スチュワートのホームページよりハーブをつかったレシピをつくります。

レシピと一緒に写真を投稿します。


ローズマリーと新じゃが芋をロースト。
分量:4 人分

材料

オリーブオイル大さじ1
半分に切った小さな新ジャガイモ1ポンド
皮をむいたニンニク 6片
新鮮なローズマリー の小枝3本
粗塩と粉コショウ


鹿児島産新じゃが芋、私の店の入り口にある新芽がついたローズマリー、
青森産にんにくなどをつかいます。

作り方

ステップ1
大きなテフロン加工のフライパンに、中火で油を熱します。下方を切ったジャガイモそしてにんにくを加え、キツネ色になるまで分から分まで、時折ジャガイモを返しながら調理をします。


にんにくも良い香りです。元気になりそうです。
火力のせいか、じゃが芋がなかなかキツネ色になりませんでした。



ステップ2
ローズマリーと1/2カップの水を追加し、中火から低火に熱を弱めます。注意;やわらかくなり水が蒸発するまで、時々ジャガイモを返して、1520分調理をしてください。(15分後に点検し、ない場合は、より多くの水を追加します)。


ローズマリーが入るとまた一段と香りが違います。
ますます食欲が増しそうに思います。



ステップ3
ローズマリーの小枝から葉をはずし、茎を捨てて、葉を周りにちらします。ジャガイモに塩とコショウで味付けしてください。すぐに配膳します。


水がほとんど蒸発しましたので、新たに1回、加えました。



新じゃが芋は、中身がしまった感じで新鮮な感じがしました。塩、こしょうは微量でしたが、ローズマリーが加わると、さらに風味が増し、食欲が増しそうです。




2014年5月7日水曜日

入浴剤をつくる。すっきりし、リラックスする発砲する入浴剤。ラベンダーティートリー精油をつかう。

ラベンダーティートリー精油は、リラックスですが、すっきりした気分にもなります。

私の店には、ティートリーと名前がついていますが、そのティートリーと香りが違うような精油があります。その精油は、ラベンダーティートリー精油といいます。香りが気に入っているお客様もいらっしゃいますが、ラベンダー精油とティートリー精油のブレンド精油かとお尋ねになる方もいらっしゃいます。


香りを嗅いでみますと、穏やかな感じもしますが、鼻のとうりがよくなる感じで、気分にも影響するように感じます。

今回はラベンダーティートリー精油をつかって入浴剤をつくります。

材料ですが、重曹大さじ3、クエン酸大さじ1と1/2、グレープシード油小さじ1、
ラベンダーティートリー精油3滴、ベルガモット精油1滴、ジュニパーベリー精油1滴。


重曹とクエン酸を容器にいれて混ぜ合わせます。

重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸を合わせると、発砲する入浴剤ができます。


グレープシード油を加えて混ぜ合わせます。

グレープシード油はブドウの種子から抽出した植物油で、浸透性がよく軽い感触ともいわれています。
植物油は、バスオイルとして、また今回の入浴剤を形にする時のつなぎなどにも役にたちます。



精油を加えてさらに混ぜ合わせます。

 ラベンダーティートリーは、ロザリーナともいわれ、タスマニア北部で見られるティートリーに似た樹木で、ラベンダーティートリー精油は、葉と枝を蒸留、心を落ち着かせたり、鼻づまりをやわらげるなどと、
アロマテラピー事典/佐々木薫監修に記載されています。さわやかな香りのベルガモット精油、すこし香りをひきしめるためにジュニパーベリー精油を加えました。

 
型にラップを敷き、材料をすこしずつ入れていき、ラップの上から手で押さえます。

そのままお風呂に入れても良いですが。今回は貝の形の石けん型をつかいました。ラップをかけて、上から押さえました。型は、プラスチックですので、あまり強く押さえるとこわれそうになります。


堅くなってきたら、ラップごと引き上げて入浴時には、ラップをはずしてつかいます。

香りが穏やかで、甘くすっきりした感じでした。浴槽に浸かってから発砲する入浴剤を入れますと、泡立ちと香りがより楽しむ事ができるようです。

2014年5月4日日曜日

ポプリをつくる。春の庭のポプリ。

こちらで今、開花中の花です。2014年4月28日

私が住んでいる仙台では、ちょうど今が、ようやく春の花が咲いているところです。水仙、スミレ、梅、桜などはほとんど一斉に開花します。仙台から近い場所にある、私の所有している蔵王の農地でも同様で、春の花が一斉に咲いています。

今回は、そのような春の花をつかってポプリをつくります。

ポプリとは、pot-pourri' 英語読みにするとポット・プーリー、のことで、熟成させた室内香をさし、ドライポプリは、花・ハーブ・スパイス・樹皮・香料などすべての材料を完全に乾燥させてつくるなどと愛のポプリ/熊井明子著に記載されています。


今回はドライポプリです。

春の庭のポプリ

材料は、チオノドクサ、クロッカス、水仙、ムスカリ、ハートシーズ、スミレ合わせてカップ1。レモンバームの葉カップ1/2。オレンジの皮、マンダリンオレンジの皮合わせてカップ1/2。オールスパイス、オリスルート各大さじ1/4。バニラビーンズ少々。イランイラン精油2滴。

蔵王の農地では、チオノドクサ、クロッカスは最初に開花しました。


すべての花をがくからはずし、オレンジの皮も薄くむいて完全に乾かして、オーブンを用い仕上げ乾燥をして、さめたら容器に花とレモンバームの葉を入れ混ぜ合わせます。。

くせがなく甘い香りのするレモンバームの葉です。乾燥するとフレッシュなレモンの香りはあまり感じなくなりますが、やさしい香りですのでつかいました。今回は、市販のものをつかいました。


果皮類とオールスパイス(乳鉢などで砕く)、オリスルート、バニラビーンズを加えてさらに混ぜ合わせます。

花だけではなく、果皮、スパイスなどが入ると花のポプリの香りも引き立ちます。オリスルートは、甘い香りですが、保留剤としてつかわれます。


精油を加えてさらに混ぜ合わせてふたを閉めて、ラベルを貼り、涼しくて暗いところに最低2週間ねかせて時々ビンをゆすって混ぜるようにします。
乾燥後、少し穏やかな香りになった水仙などの華やかな香りが、
イランイラン精油によって甦ったようです。



今回使用した、春の花の華やかな香りが出るようにつくりました。これからの熟成した香りが楽しみです。