2014年1月29日水曜日

ルームスプレーをつくる。風邪に負けないようにニアウリ・シネオール精油、フランキンセンス精油、リツエバクベバ精油をブレンド。

気分転換にルームスプレーを。

風邪は良いものではありませんが、特にこの時期に風邪をひいてしまうのは困りものです
今回は、すっきりして柑橘の香りもするルームスプレーをつくります。もしかしたら風邪の予防にもなるかもしれません。

材料は30mlスプレー容器分。ニアウリ・シネオール精油2滴、フランキンセンス精油1滴、リツエアクベバ精油1滴、精製水25ml、エタノール5ml。

エタノールをビーカーに入れて、ニアウリ精油を加えます。
今回はフトモモ科で葉、枝から抽出のマダガスカル産のものをつかいます。すっきりした香りで鼻のとおりがよい感じがします。

ニアウリ精油は、気道の細菌他に対して特別な効果を持っている上、免疫刺激作用に優れていますなどとアロマ療法大全モニカ・ヴェルナー/ルート・フォン・ブラウンシュヴァイク著に記載されています。

フランキンセンス精油を加えます。
カンラン科で樹脂から抽出、ソマリア産の精油です。

南アラビアと北アフリカでは、何千年も前からフランキンセンスが抽出されてきて、抗ウイルス、抗菌、血行促進、免疫刺激、精神刺激、不安解消他の作用があるなどと上記の参考の書に記載されています。

リツエアクベバ精油を加えて、全体を撹拌棒で混ぜ合わせます。
クスノキ科で果実からの抽出、中国産です。甘いレモンのような香りです。


低木で中国と台湾で生育し、免疫強化とリフレッシュのためのオイルなどと上記の参考の書に記載されています。


精製水を加えて、撹拌棒で全体を混ぜ合わせて保存用のスプレー容器に入れます。使用時にはよくふります。

できればラベルをはってはやめに1、2週間くらいでつかいます。


ニアウリとフランキンセンスだけでもよいですが、レモンの様なリツエバクベバの香りが入るとまた違います。気分転換用としてもつかうことができます。


2014年1月25日土曜日

入浴剤をつくる。しょうがとハチミツのお風呂。


体を温める食品としてしょうがが知られていますが、お風呂にも利用できます。以前、しょうがとレモン、マンダリン精油をつかった入浴剤を投稿しましたが良い香りで体も温まったようでした。

まだまだ寒さは続きますので、今回はしょうがをつかった入浴剤をつくります。

THE BOOK OF THE BATH/キャサリン・カナー著には身体があたたまるお風呂のレシピとして、ジンジャーティー風呂のつくりかたが記載されています。こちらを参考につくります。

材料は1回分。しょうがカップ約1/2、ハチミツ大さじ2、水カップ2。


鍋に水としょうがを入れて、沸騰したら火からおろし蓋をして15分くらいそのままにします。下に器などを置いて、布や入浴用のハーブを入れる袋などにそのまま全部を注ぎます。


さわやかな香りがします。入浴時にしようがも一緒に浴槽にいれます。

しょうがを入れた袋を別の容器などに置いて、液の方に、はちみつを入れてスプーンなどでよく混ぜ合わせます。

今回はハチミツを大さじ2杯加えていきます。ハチミツは保湿作用などもあるともいわれています。


入浴時にお湯をいれた浴槽にいれてよくかきまぜます。


しようがが入った袋とはちみつを加えた液です。同時にいれます。


体が温まり、入浴後もしばらくは温かさが続きました。抽出した後のしようがも一緒に浴槽に入れた方がしょうがの香りもたのしむことができるようです。

2014年1月22日水曜日

温かみのあるフットトリートメントオイルをつくる。カルダモン精油、ゼラニウム精油、マンダリン精油をブレンド。


寒い毎日ですが、体の方も同時に固くなりがちです。特に足は、靴を履いてますのでさらに圧縮されるような感じです。

カルダモンはアジア原産ショウガ科の多年草のハーブで、精油は種子を蒸留し、強壮作用、刺激作用ほか体を温める作用など、香りは特有のスパイシーでフルーティーな、温かみのあるバルサム様などとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。

今回はカルダモン精油をつかってトリートメントオイルをつくります。

材料はカルダモン精油2滴、ゼラニウム精油1滴、マンダリン精油1滴、セサミ油7ml、マカデミアナッツ油13ml。

セサミ油とマカデミアナッツ油をはかりビーカーにいれます。

セサミ油は生ゴマ油です。セサミ油は肌をやわらかくし、マカデミアナッツ油はマッサージに使用することで毛細循環を容易にしなどと植物オイル・ハンドブック/シャンタル&リオネル・クレルジョウ著に記載されています。

カルダモン精油、ゼラニウム精油、マンダリン精油を加えて撹拌棒でかきまぜます。

カルダモン精油に少し甘さを加えるためゼラニウム精油、マンダリン精油も加えました。ゼラニウム精油はスキンケア用品などに外用で使用され、セルライト、浮腫ほかのマッサージにも使用され、マンダリン精油は不眠や精神疲労などとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニーローズ著に記載されています。

入浴後などにトリートメントオイルを手にとって、方足ずつ、足首から足の指の間を軽く往復して表と裏をさすり、足の裏全体を押していきます。両方のくるぶしのまわりを回転させたりしてさすります。足の指を1本ずつ手で包み、指先まで回します。また足首からひざまで表裏をさすります。(簡単な例です)


余ったたトリートメントオイルは保存ビンなどにいれて、早めに(1ヵ月くらい)でつかいます。


カルダモンのスパイシーな香りのトリートメントオイルです。足が温まった感じです。使用した植物油も伸びがよくべとつきがありませんでした。






2014年1月18日土曜日

入浴剤をつくる。いちごミルクの発砲するお風呂。


昨年の年末あたりから、食料品店にはいちごが出始めてきたようです。

今回はいちごの入浴剤をつくります。

材料(1回分)重曹大さじ3、クエン酸大さじ2、スキムミルク大さじ1、フリーズドライパウダーストロベリー大さじ1、グレープシード油小さじ1。

まず重曹、クエン酸、スキムミルクをはかり、容器にいれてまぜあわせます。

重曹は、炭酸水素ナトリウムで皮膚の柔軟、洗浄作用をもち、クエン酸は、果実などにふくまれる有機酸のひとつで、重曹と組み合わせると発砲する入浴剤ができるなどとアロマテラピー用語辞典/公益社団法人日本アロマ環境協会に記載されています。スキムミルクは脱脂粉乳で、入浴剤につかうと軽いミルクの感触のようです。

さらに、フリーズドライパウダーストロベリーを加えまぜあわせます。


ストロベリーを真空凍結乾燥し、粉末にしたものです。甘酸っぱい香りがします。

形にする場合、植物油を加えてまぜあわせます。今回は、無臭で軽い感触といわれるブドウの種から抽出されるグレープシード油をつかいます。



形にしなくてもそのままお風呂にいれても発砲します。

入浴時に使用してみたところ、いちごの香りが穏やかに感じました。まだ寒い時期ですのでスキムミルクも入れて温かみのある感じにしましたが、お湯の肌ざわりも穏やかでした。以前、いちごをつかったワインのお風呂を投稿したことがありましたが、これからもいちごをつかったものを考えていこうと思います。

2014年1月15日水曜日

バターをつかったクリームをつくる。マンゴーバター、椿油、セサミ油、プチグレイン精油、ローズマリー精油をつかう。


華やかなお正月を迎えたと同時に厳しい寒さもやってきました。今回は北風から肌を守るクリームをつくります。

マンゴバターは、マンゴMangifera indicaの実から採取される植物性バターで、肌への働きは肌をやわらかくし、保湿し、紫外線から肌をまもるなどと最新版アロマテラピー図鑑/佐々木薫監修に記載されています。

材料は約25mlです。
マンゴーバター10g、椿(カメリア)油8ml、セサミ油(生ゴマ油)6ml、みつろう1g、プチグレイン精油2滴、ローズマリー精油1滴。


つくり方は簡単です。
今回はエッセンシャルウォーマーをつかいます。マンゴーバター、椿(カメリア)油、セサミ油、みつろうをはかり、上部の容器にいれ下部に設置し、火をつけてマンゴーバターとみつろうが溶けるまでそのままにします。

椿(カメリア)油は浸透性に優れていてまた紫外線防止効果などがあり、セサミ油はビタミンEやミネラルを豊富に含み老化が気になる肌になどと上記の書に記載されています。みつろうはみつばちが巣を作る時に分泌するロウです。手作りのクリームの固さの調節などにもつかわれます。今回はバターが固くなりますので少量をつかいます。

バターとみつろうが溶けたら容器に注ぎ、粗熱がとれるまで竹串でかき混ぜます。

だんだん白くなってきました。

精油を加えかきまぜます。

プチグレイン精油は、ビターオレンジの枝葉から抽出される精油で花からのものはネロリです。ネロリと香りがにていて、リラックス、肌のにおいをおさえるなどと、ローズマリー精油は脳に刺激をあたえ、眠気をさますなどと上記の書に記載されています。

そのままでも良いですが、固さの調整にふたをして冷蔵庫に入れます。季節、室温にもよりますが、20分くらい入れてみます。また竹串でかきまぜて出来上がりです。

バターを多くつかう時に冷蔵庫にいれます。写真は冷蔵庫から出したばかりでまだとろみがありますが、30分以上たちましたら表面が少し固くなってきました。

ボディー用に使用してみたところ、プチグレインのネロリに似たような香りにローズマリーのすっきり感が少し感じます。クリームも少し固くなりましたが、伸びがよくあまりべたつきはなく、肌の表面を覆うように感じます。今の時期は紫外線の量はあまり多くないですので、市販の日焼け止めではなく今回のクリームをつかって外出などもできそうです。


2014年1月11日土曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。冬のスムージー。


暖かい部屋での飲むスムージー。シナモンの香りがピリッとしています。

マーサ・スチュワートのホームページよりハーブをつかったレシピを作ります。
今回はスムージーです。レシピと写真を投稿します。

冬のスムージー 材料4人分

パイナップルジュースカップ2と1/2、搾りたてのオレンジジュースカップ2と1/2と飾るためのオレンジの断片(随意で)、プレーンヨーグルトカップ3/4、バナナ1本、皮をむいて半分に、はちみつ大さじ3、シナモン小さじ1/4、より加えて飾り用に。



今回つかうシナモンはすり鉢をつかいパウダー状にしました。良い香りです。


ステップ1
ひとつの角氷皿にパイナップルジュースともうひとつの皿にオレンジジュースを満たします。数時間または一晩、凍るまで冷凍庫に入れます。


濃い色は搾ったオレンジジュース、少し薄い方は市販のパイナップルジュース。

ブレンダーの容器にヨーグルト、バナナ、ハチミツ、そしてシナモンをいれます。そしてなめらかになるまで作動をします。



なめらかになったヨーグルト、バナナ、ハチミツ、シナモンです。そのまま食べてもおいしいです。


ボウルに移し、脇に置きます。ブレンダーをすすぎ、パイナップルアイスキューブ、残りのパイナップルジュースを満たします。滑らかになるまで作動します。

ステップ2
最初にヨーグルトの混合液そして冷凍のものを4個のグラスのひとつずつに分割します。一方、オレンジジュースの角氷と残りのオレンジジュースを作動してください。冷凍庫からのオレンジジュースの半解凍を上にしてグラス満たしてください。必要に応じて、追加のシナモンとオレンジの断片で各ガラスをあしらってください。すぐに配膳してください。

1番最初の写真です。


出来上がりを試してみたところ、たいへんおいしく寒い時に暖かい部屋でいただくのがよいと思いました。今回は砂糖をつかっていませんが、適度に甘みもあり、シナモンの香りでひきしまるように感じました。今回もたいへんお勉強になりました。

2014年1月8日水曜日

ネロリのせっけんをつくる。ネロリ精油、パルマローザ精油、イランイラン精油をつかう。



新年はネロリの香りを楽しむことなどいかがでしょう。

今回はネロリの精油でせっけんをつくります。

ネロリ精油は花から水蒸気蒸留法と溶剤抽出法で抽出される最も貴重なフローラル系のひとつで、気持ちを明るくさせ、オイリースキンやドライスキンに適しており、トータルスキンケアで非常に多くの恩恵をもたらしてくれますなどとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。

材料は、石けん素地(MPソープ)50g、ネロリ精油3滴、パルマローザ精油またはイランイラン精油2滴。


MPソープ石けん素地をナイフなどで細かく切ってはかり、ビーカーにいれます。

MPソープのクリア(透明)とホワイト(白)を各50gずつビーカーに入れました。保湿成分グリセリンが配合された石けん素地です。

せっけんを入れたビーカーを湯煎にかけます。


MPソープはMelt(溶かす)&Pour(注ぐ)。電子レンジで溶かして固める石けんですが、湯煎でも溶けます。


石けんが溶けたら、湯煎からはずして撹拌棒でかきまぜながら精油を加えてさらにかき混ぜます。

今回のネロリ精油は抽出が水蒸気蒸留法です。パルマローザ精油は甘いローズに似たゼラニウム様の匂いがしてスキンケアでは、どんなブレンドにも使用することができ、イランイラン精油は花から抽出でボディーオイル、オイリースキン向けなどにとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。

石けんの型などに入れます。

以前に購入して使用していなかったたキャンドル用の花の型がありました。今回はこちらをつかいます。
ネロリの花の型とはちがいますが。白い方はイランイラン、透明の素地にはパルマローザとハーブのカレンデュラを少々加えました。

完全に固まったら型からはずします。

春先の肌の皮脂の分泌調整のためにもこれらの精油をつかってみました。。

花の甘い香りです。小さく作って透明の石けんだけ、または白い方だけをつかったり、同時に両方一緒につかっても香りを楽しむことができます。




2014年1月4日土曜日

入浴剤をつくる。カモミールと日本酒のお風呂。ジャーマンカモミール、日本酒をつかう。

フレッシュのジャーマンカモミールの花に出会えるのももう少しです。

今回は、乾燥したジャーマンカモミールと日本酒をつかって入浴剤をつくります。

お正月というと日本酒が登場しますが、ハーブと日本酒をつかった入浴剤を考えたところ以前、カモミールを日本酒に浸したものを利用して化粧水をつくった時に、私の肌には合い良かったことを思い出しましたので、今回はジャーマンカモミールと日本酒でつくることにしました。

材料はジャーマンカモミール(乾燥)10g、日本酒300g。



ジャーマンカモミールをはかり保存容器に入れます。

ジャーマンカモミールは消炎、美白などとハーバルセラピストコース・テキスト(美容によく用いられるメディカルハーブの部分より)/日本メディカルハーブ協会に記載されています。



日本酒をはかり注ぎます。

日本酒を入浴剤に使うと、血行をよくして冷え症を改善し、肌を美しくすると昔から言われていますなどと緑の薬箱ハーブセラピー/林真一郎著に記載されています。


約2週間後にこして保存ビンなどに入れます。

約2週間後、ジャーマンカモミールの香りがそのまま感じますがすっきりした香りにも感じます。


こした液を入浴時に浴槽にいれてよくかき混ぜて、入浴します。

入浴したところ、カモミールの香りが穏やかに感じました。入浴中に眠くなり眠りそうになりました。やはりカモミールはリラックスのハーブだと思いました。日本酒の香りは強くは感じませんでした。

入浴前は足先が少し冷たかったですが、温まり肌にもほどよくなじみました。

日本酒はアルコールですが、ハーブをアルコール抽出するチンキ剤(ウォッカ40度程度のものが基剤として用いられています)は水溶性成分と脂溶性成分の両方を含むなどとメハーバルセラピスト・テキスト/日本メディカルハーブ協会に記載されています。








2014年1月1日水曜日

雪の庭のポプリをつくる。日本水仙の花、松葉、野イバラの実をつかう。

ふたを開けると日本水仙の香りがします。

ポプリの詩/熊井明子著には、ガラスの中に作る香りの庭である雪の庭のポプリが記載されています。今回はこちらを参考にポプリをつくります。

私が住んでいる仙台は雪があまり多くは降りませんが、子供の頃は今よりも多く降っていたように感じます。雪が庭に積もったお正月もありました。その頃を思い出しながら今回はつくっていきます。

材料は、粗塩(天然塩)カップ約2、水仙の花10輪、松葉、野いばらの実。


ガラスの容器に2cmくらい塩を入れます。

今回は天然塩である海塩をつかいます。


松葉を軽くもんで香りをだします。

私の畑の周りにある松の木のものです。葉はさわやかな香りに感じます。枝の方が香りが濃い様に感じます。



松葉と野イバラの実を割り箸をつかって外側から見えるように置き塩をいれます。

野イバラの実は、ローズヒップで、畑のスイートブライヤーとドッグローズです。昨年の秋はたくさんとれたのでジャムにしたりリースにして飾ったりしました。今年は何にしようか考えています。



水仙の花を半量ならべ、塩をすこしずつやさしくふりかけていき、残りの水仙をならべて塩をふります。

日本水仙です。花屋さんで購入しました。香りは見かけよりも華やかな香水のように感じます。

ビンにふたをして必要な時にふたをとって香りを楽しみます。


今回のポプリは、モイスト・ポプリです。ポプリの詩/熊井明子著によりますと、モイスト・ポプリは塩が腐敗を防ぎ色も香りも保つポプリで、独特の香気やくせが出ますが、日本水仙は甘い芳香をもちなどと記載されています。

水仙の花を見かけるのは私の住んでいる仙台ではまだまだ先ですが、一足先に早春の香りを楽しむことができそうです。

ポプリは熟成させたものを楽しむと言われますが、松葉なども入っていますので、これからの香りが楽しみです。