2016年11月27日日曜日

シアバター入りハンドクリームをつくる。シアバター、オリーブスクワラン、ゼラニウム精油、パルマローザ精油、スイートマージョラム精油、レモンマートル精油をつかう。




肌の乾燥が気になる季節となりました。手作りのハンドクリームにも、いつもの植物油にバターを加えて作ることがあります。

今回は、シアバターをつかったハンドクリームをつくります。

シアバター入りハンドクリーム(約30ml容器用)
材料 シアバター10g、オリーブスクワラン20ml、ゼラニウム精油3滴、パルマローザ精油1滴、スイートマージョラム精油1滴、レモンマートル精油1滴。


シアバターを計り、ガラス容器に入れます。

シアバターはアフリカのサバンナに分布するシアの木の種子から採られる油脂、産地では食用油としても用いられ、肌への働きが保湿などとアロマテラピー図鑑/監修佐々木薫に記載されています。今回使用のものは、精製したものです。ほとんど匂いが感じないです。


オリーブスクワランをビーカーに入れます。

オリーブスクワランはオリーブオイルに含まれるスクワランという成分をさらに抽出。肌への働きは必要な皮脂を補い、乾燥を防ぐなどと本日参考の書に記載されています。こちらも匂いはほとんど感じないです。感触は軽いです。


シアバターを湯煎にかけ完全に溶けたら、オリーブスクワランを加え撹拌棒で混ぜ合わせ湯煎からはずし、粗熱がとれたら精油を加え撹拌棒で混ぜ合わせます。

ゼラニウム精油はローズに似た香りがします。南アフリカ原産で、観賞用に世界中で栽培されていて、精油はローズゼラニウムから香料用、アロマテラピー用に採油され、心身ともにバランスをとる、スキンケアにつかうなどと今回の参考の書に記載されています。同じくローズに似た香りといわれるパルマローザ精油、温かみがあるようなスイートマージョラム精油、レモンのような香りのレモンマートル精油を加えました。


容器のふたを閉めて冷蔵庫に入れて固めます。

1時間以上たち取り出しました。やわらかい感触になりました。

温かみとスパイシーな感じもあるクリームになりました。

乳液にも近い感じなのでボディー用としても使用しやすいです。

もうすこしかたい感触にしたい時は、シアバターを多くするとよいです。



2016年11月20日日曜日

フレッシュハイビスカス(ローゼル)でゼリーをつくる。

花が咲いたハイビスカス(ローゼル)です。2016年11月

私の所有する農地で栽培しているハイビスカス(ローゼル)は、今年の10月の始めにレモングラスと一緒に鉢上げをして、現在は屋内で栽培しています。11月に入った頃から可愛らしい花を咲かせています。

ハーブ大百科/デニ・バウン著によりますと、非耐寒性、最低気温7〜10。葉は若いうちに摘み取り、生で使用、花は集めて乾燥させたものを成分浸出液、粉末に、萼は成長しきったら摘み取り、生または乾燥させるなどと記載されています。


今回は、ハイビスカスを収穫してゼリーをつくります。

ハイビスカスゼリー(2個分)
材料 乾燥したハイビスカスの花と萼小さじ1/2、生のハイビスカスの萼小さじ1/2、湯50ml、水100ml、グラニュー糖大さじ1/2、レモン汁小さじ1/2、ゼラチン(量はメーカーによります)


乾燥したハイビスカスの花と萼を湯で抽出します。

約5分間抽出しました。ハイビスカス(ローゼル)は、アオイ科、使用部位が萼部で、クエン酸などの成分がエネルギー代謝を促し、肉体疲労の回復を早めますなどとハーバルセラピストコース・テキストに記載されています。お湯がほんのりとピンク色になりました。


鍋に水とグラニュー糖を入れて火にかけ、グラニュー糖が完全に溶けたら抽出液を入れて火からおろし、手で細かくした生のハイビスカスの萼とゼラチンを入れて溶かします。

生のハイビスカスの萼は、乾燥したものよりも酸味が穏やかでおいしいです。おいしいのでゼリーにそのまま入れることにしました。


型に入れて粗熱がとれたら冷蔵庫に入れて固めます。

固まるか心配です。


出来上がりです。フレッシュハイビスカスがおいしいゼリーです。

これから収穫が続くハイビスカスですが、乾燥させ利用していきます。

2016年11月13日日曜日

フルーツ・ポマンダーをつくる。ユズのポマンダー。

以前作製したカボスのフルーツ・ポマンダーとともに。

クリスマスが近づくとフルーツ・ポマンダーを思い出します。完全に乾かすことができずに失敗したこともありましたが、オレンジ、レモン、カボスなどを使い作りました。最近、私の農地がある宮城県蔵王町で購入したユズがありましたので、今回はユズをつかってフルーツポマンダーをつくります。

フルーツ・ポマンダーは、欧米では幸運のお守りとされ、クリスマスのデコレーションやプレゼントによく使われるようですなどとポプリの詩/熊井明子著に記載されています。

ユズのフルーツ・ポマンダー(1個分)
材料 ユズ1個、クローヴ10〜20g、シナモン、オールスパイス、カルダモン、オリスルート各小さじ1/4。

シナモン、オールスパイス、カルダモン、オリスルートを乳鉢で砕き細かくします。

1種類ずつ行い最後に全部混ぜ合わせます。粉末になっているものも販売されています。砕いていると鼻の通りがよくなるような感じがしました。私の好きなカルダモンも久しぶりに嗅ぐ事ができ、元気が出た感じがしました。

ユズにフラワー用のテープを十字に巻き、テープ以外のところに先に竹串を刺し、クローヴを刺していきます。

クローヴはモルッカ諸島原産と推定されるが、開花前の花蕾を乾燥させたもの、その形が釘のようなことから日本では丁字と呼び、ポプリやサシェにはシナモンとともに最もよく用いられる、保留剤の役目もするなどと愛のポプリ/熊井明子著に記載されています。

テープをはずし、シナモン、オールスパイス、カルダモン、オリスルートの粉末が入ったビニール袋の中に入れて、粉末がまぶさるようにし、口を閉じ、時々ころがしながらそのまま1〜2日置き、袋から取り出し、カチカチに乾いたら出来上がり。リボンなどを結びます。

部屋はユズとクローヴその他の香りが広がりました。袋から取り出してからは、キッチンペーパーを敷いたかごの中に入れて、本棚の上に置く事が私は最近多いです。

今回は、粉末をまぶさないで精油をたらしたものも作製してみました。

花のような香りのゼラニウム精油を5滴クローヴにたらし、ビニール袋に入れて口を閉じました。

クリスマス前に失敗しないで乾くことを願い、完成したものを投稿します。

フルーツ・ポマンダー作りはスパイスやフルーツの香りを楽しむことができます。



2016年11月6日日曜日

マルベリー(桑の実)ティーをつくる。

実が熟す前に撮影した私の農地のマルベリーです。

私の所有する蔵王町の農地は秋も深まり、もうすぐ今年の作業も終了となります。今年収穫し保存しておいたマルベリーがありますので、今回利用してみることにしました。

マルベリーツリー(桑の木)について、マルベリーの恵み/井上重治著によりますとマルベリーツリーは歴史的にみても地理的にみても世界中の人々ともっともつながりの深い植物です。日本では桑は蚕の食べるヤマグワを指しなどと記載されています。

私の農地ではヤマグワが自生していますが、今回の使用する実は、2年前木を植えたものです。今年はあまり実がなりませんでした。生で食べると食べやすく感じます。

マルベリー(桑の実)ティー
材料 マルベリーシロップ小さじ1/2、熱湯160ml。 

まず、シロップをつくります。マルベリーの実57g、カシス、四季なりイチゴ、ラズベリー合わせて9g、グラニュー糖11g、アガベシロップ35g、レモン汁1/8個分、水25mlを鍋に入れて弱火でアクをとりながら約10分くらい煮ます。

マルベリーと同じ農地で収穫したカシスやイチゴ、ラズベリーも加えました。アガベシロップは、ブルーアガベの根茎からとられる植物性甘味料です。味にくせがないので料理に合わせやすいです。材料が少量なのか途中で水が少なくなり少し足してしまいました。

濾し器にふきんをかけて鍋の中身を通し、保存容器に入れます。

ふきんに残った実は甘くおいしく食べることができるので捨てませんでした。
ティーカップにマルベリーシロップを入れて熱湯を注ぎます。

ほんのり甘いマルベリーティーです。ミントとも合いますが、生のしょうがとも合いました。

本日の参考の書によりますと、マルベリーはアントシアニン色素を豊富に含むなどと記載されてます。来年はたくさん収穫できればと願います。