2013年11月30日土曜日

カモミールのスキンケアミルクローションをつくる。カモミール・ローマン精油、レモンマートル精油、マンゴーバター、アプリコット油、スイートアーモンド油などをつかう。

カモミール・ローマン精油にレモンの香りのレモンマートル精油を加えました。
今の季節は肌が乾燥しますので、顔だけではなく他の部分のケアも心掛けたいものです。今回は入浴後などにつかうカモミールのスキンケア乳液をつくります。

カモミール・ローマンは多年草のカモミールで、花だけではなく葉も香るといわれています。精油は花から抽出され、アロマ療法大全/モニカ・ヴェルナー、ルート・フォン・ブラウンシュヴァイク著には緊張緩和作用に優れたエステル類を主成分としていて、またスキンケア、特に敏感肌に効果的などと記載されています。


カモミールのスキンケア乳液

材料は、精製水20ml、アプリコットカーネル油とスイートアーモンド油合わせて3ml、マンゴーバター1g、パーム乳化ワックス1g、キサンタンガム0,25g、カモミール・ローマン精油2滴、レモンマートル精油1滴。



精製水をはかりビーカーにいれます。(1)

アプリコット油、スイートアーモンド油、マンゴーバター、乳化ワックスをはかり精製水のビーカーとちがうビーカーに入れます。(2)

精製水は純度の高い水で、アプリコットカーネル油はスイートアーモンド油と組成がにていて保湿作用があるともいわれていて、マンゴーバターは乾燥防止などといわれ、パーム乳化ワックスはパーム由来の乳化剤です。


2個のビーカーを湯煎にかけて乳化ワックスが溶けたら2個のビーカーを50〜60度に温度をあわせます。

ちょうど60度くらいになりました。

(2)のビーカーに(1)の精製水を半分くわえてかきまぜ、キサンタンガムを加えてさらにかきまぜます。

キサンタンガムはジェルやとろみのあるクリーム、乳液作りに使用する植物由来のジェルベースです。とろみがでます。ミニ泡立器はかき混ぜる時役に立ちます。


残った精製水を(2)のビーカーに加えて約15分かきまぜます。精油を加えさらにかきまぜます。
容器に入れて早めにつかいます。


カモミール・ローマン精油の他にレモンマートル精油をつかいます。葉と枝から水蒸気蒸留法で抽出したオーストラリア産の精油です。レモンに似た香りがします。


カモミール・ローマン精油にレモンマートル精油のレモンのような香りが加わりより引き立つように感じました。乳液の感触は柔らかくしっとり感もあります。


2013年11月27日水曜日

ローズヒップのジャムをつくる。

畑で収穫したローズヒップでジャムをつくりました。2013年11月25日

私の畑では秋になるとドッグローズ(Rosa canina)とスイートブライヤー(Rosa rubiginosa)は実をつけます。その実はローズヒップといわれます。


6月頃に開花したスイートブライヤーです。
フレッシュな花はバラの良い香りがしました。


秋になると葉がなくなります。しかし赤い実をつけます。
今年は昨年よりも多く実をつけました。

今回はドッグローズとスイートブライヤーの実をつかってジャムをつくります。

ローズヒップジャム材料
ローズヒップ50g、砂糖15g、レモンの汁少々、水50〜100ml。


ローズヒップを半分にさいて、種と毛を取り除き水で洗い、鍋にいれて砂糖とレモン汁を加えます。

種と毛がびっしりと入っています。蟹の中身をとる道具をつかって取り除きました。
種からは、スキンケアで知られているローズヒップ油が採られるといわれています。

水を加えながらとろみがでるまで煮ます。


焦げないように気をつけなければいけません。
水を加えながら40分くらい煮ていたと思います。

容器にいれます。

甘く酸味がありおいしくいただきました。今回はフレッシュのローズヒップをつかいましたが、乾燥したローズヒップで作製した時よりも新鮮でさわやかな感じがしました。

ドッグローズ(R.canina)はローマの時代には狂犬病にかかった犬のかみ傷に推奨され、ローズヒップは重要なビタミンC源として、今でも市販のお茶、シロップ、果汁飲料などに配合されているとメディカルハーブ/ペネラビ・オディ著に記載されています。






2013年11月23日土曜日

入浴剤をつくる。樹木の香りの発砲する入浴剤。モミ精油、マンダリン精油、ブラックペッパー精油をブレンド。


寒くなってきました。入浴が楽しい季節です。今回は樹木の香りの発砲する入浴剤をつくります。この時季ですのでスパイスの精油も少し加えます。

材料は1回分です。

重曹大さじ3、クエン酸大さじ2、スイートアーモンド油小さじ1/2、ハーブパウダー小さじ1(お好みで)、モミ精油3滴、マンダリン精油1滴、ブラックペッパー精油1滴。


重曹とクエン酸、ハーブパウダーを加えて混ぜ合わせ、スイートアーモンド油を加えてさらに混ぜ合わせます。

重曹とクエン酸をあわせると発砲する入浴剤ができます。ハーブパウダーは木の葉型にはマルベリー(桑の葉)を、星型にはカモミールの花をつかいました。スイートアーモンド油はスキンケアに良い植物油といわれています。今の季節に良い感触です。


精油を加えさらに混ぜ合わせます。



今回使用のモミ精油です。北海道原産で葉と枝から抽出されたAbis sachalinensisです。
パインニードルと呼ばれていて呼吸器の吸入や、石けんの香り付けに多く使用されているとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。


マンダリン精油、ブラックペッパー精油も加えて混ぜ合わせます。



モミ精油に木の葉型にはマンダリン精油とブラックペッパー精油、星型にはマンダリン精油をブレンドしました。甘い柑橘の香りとモミの香りをひきしめようとブラックペッパーをつかいました。



混ぜ合わせてを少しなじませてから型に入れて固めます。

お菓子の型につめこみラップをかけて手でさらに押しこみました。
型に入れないでそのまま入浴時につかっても発砲する入浴剤になります。


ある程度固くなったら型からはずして入浴時につかいます。


木の葉型を入浴時につかったところ、樹木の香りが心地よく穏やかな気分になりました。ブラックペッパー精油は、思ったよりも刺激もなくなじみ、泡が立った時に渋みのある香りをプラスしたようです。

体も温まりました。






2013年11月20日水曜日

パック剤をつくる。アボカド、モンモリオナイト、小麦胚芽油、ローズオットー精油をつかう。

フルーティーで甘い香りがします。

今回はアボカドなどをつかったパック剤をつくります。

アロマテラピー<芳香療法>の理論と実際/ロバート・ティスランド著にはフェイシャルマスク(美顔マスク)についての記載があります。

肌が乾燥する季節ですが、乾燥肌のパックの使用例としてアボカド、小麦胚芽油、バラ他が記載されています。今回はこちらを参考につくります。


材料はアボカドの果肉大さじ1、モンモリオナイト大さじ1、小麦胚芽油少々、ローズオットー精油1滴。


アボカドの果肉を乳鉢に入れて乳棒でつぶします。

アボカドは栄養があるといわれています。つぶしたアボカドはアボカド油よりもフルーティーな香りがします。スーパーで元気そうに見受けましたので思わず購入し、つかうことにしました。
今回の使用はメキシコ産です。


モンモリオナイトを加えて混ぜ合わせます。

今回はモンモリオナイトのクレイをつかいます。肌にはやさしい感触のように感じます。
パックに果物などを使う時はクレイを加えると流れにくくなります。シックな色になりました。


小麦胚芽油を加えて混ぜ合わせます。

小麦胚芽油です。乾燥肌、壮年肌の場合には混合基剤に少量の小麦胚芽油などを用いるとアロマテラピー<芳香療法>の理論と実際/ロバート・ティスランド著に記載されています。



ローズオットー精油を加えて混ぜ合わせます。

ローズオットー精油です。スキンケアに用いられます。心身共に優雅になりそうです。


全体をよく混ぜ合わせて、顔などに塗り少し乾いてきたときから15分くらいそのままにして洗い流します。その後化粧水などで肌を整えます。


使用してみたところ、フルーティーで甘い香りで嫌みのある香りではありませんでした。私は乾燥肌ではありませんが、あまりしつこい感触はなくほどよいしっとり感になりました。

アボカドは油だけではなく果実もつかうことができます。またいろいろと利用していきたいと思います。

2013年11月16日土曜日

爪のケアのブレンドオイルをつくる。レモン精油、オリーブ油、レモン果汁をつかう。



一日に何回かハンドクリームをつかっていますが、指先までしっかりと確認することを忘れてしまうことが多いものです。いつのまにか爪が割れていたりすることがあります。

精油や植物油などを温めてつかう爪のケアのブレンドが植物オイル・ハンドブック/シャンタル&リオネル・クレルジョウ著に記載されています。今回はこちらを参考につくります。


材料は1回分としました。
オリーブ油10ml、レモンの果汁を2〜3滴、レモンの精油1滴。



オリーブ油をはかってエッセンシャルウォーマーの鍋に入れます。

オリーブ油です。栄養価が多く、浸透性が優れていて、乾燥した手、割れやすい爪などに使用可能と上記の書には記載されています。オリーブ油は肌になじみやすいように私は思います。



レモン果汁を加えます。

以前、今の時期に見かけたことがあるレモンを購入しました。大きくて香りも良いです。
ジャン・バルネ博士の植物=芳香療法/ジャン・バルネ著には、爪折れや手をソフトに保つためなどにレモンジュースの使用が記載されています。



レモンの精油を加え撹拌棒で混ぜ合わせます。

レモン精油は気分をリフレッシュさせたり、皮膚を引きしめる目的などにつかわれたりします。(光毒性がありますので皮膚に使用後は紫外線にあたらないようにしましょう)



エッセンシャルウォーマーに火をつけて鍋を上に置いて、少し温かくなったら爪を浸すための容器に注ぎます。


エッセンシャルウォーマーです。みつろうを溶かす時につかいます。
みつろうクリームやみつろうキャンドルなどの作製時につかいます。



両手の爪を、温めたブレンドオイルを注いだ容器に15〜20分程度浸します。


爪だけではなく手にもブレンドをしたオイルをつけしばらくそのままにしました。あまり温めなかったので冷めてきましたが、レモンの精油と果汁の香りがオリーブ油に混ざり甘い香りになりました。浸した後は爪に少しつやがあるように感じました。1週間に1回か2回行うと良いそうです。また行います。
















2013年11月13日水曜日

ガーリックスープをつくる。

これから寒くなる冬を乗り切ることができそうです。
ガーリックは古い昔から料理に香味を添える物として知られてきた植物だそうです。

ジャン・バルネ博士の植物=芳香療法/ジャン・バルネ著にはガーリック(ニンニク)についての記載があり、脈管および神経系の強壮剤となることが確かめられていて、また冬季に呼吸器のかぜなど各種疾患に適用されるガーリックスープのつくりかたがあります。
今回はこちらを参考につくります。


材料は1人分です。
ニンニク鱗茎1個。水、塩、コショウ、ぬるま湯、クルトン(バターであげたもの)それぞれ適量。卵1個。


ニンニクを少量の水、塩、こしょうとともにソースパンに入れ弱火で煮る。

私の店のスタッフである柿沼さんの仙台市南部にある実家で採れたニンニクです。毎週土曜日に店では柿沼さんの実家の野菜の直販を行っていて好評です。ニンニクも大きくて新鮮です。



ニンニクが煮上がったら、それを完全におしつぶす。

最初にすり鉢をつかいましたが、全部を完全にはつぶすことができなかったので、
前に知り合いの方からいただいたニンニクをつぶす道具でつぶしました。


ボールなどに卵を割って水少々を加えて、かきまぜつぶしたニンニクを少しずつ加えてまぜこみ、最初につかったソースパンにあけて全体をよくかきまぜ、適量のぬるま湯を加えてソースパンにふたをして弱火で温める。

卵もつかうことでさらに元気になりそうです。


スープ鉢にバターでこんがり揚げたクルトンを入れ、熱いスープをこしながら注ぐ。

クルトンは市販のオリーブ油で揚げたものをつかいました。バターで揚げたものはまた違う味覚になることでしょう。スープは半分だけこして後はそのまま全部注ぎました。


ニンニクを塩とこしょうで煮ている時から良い香りが漂いました。できあがったスープのニンニクは、香りも強くないので量が多いですが全部いただくことができました。

ジャン・バルネ博士の植物=芳香療法にはニンニクは料理だけではなく様々な使用のしかたが記載されています。たいへん勉強になります。


2013年11月9日土曜日

オレンジのせっけんをつくる。ブラッドオレンジ精油、ラベンダー精油、ジンジャー精油をつかう。

温かみのあるオレンジの香りにジンジャーの香りなどを加えました。

今回はオレンジのせっけんをつくります。

これからはオレンジとスパイスの香りが合う季節ですので少々スパイスの香りも加えていきます。

材料(1個分)
透明石けん素地50g、ターメリックパウダー耳かき型さじ2〜3杯、ブラッドオレンジ精油3滴、ラベンダー精油1滴、ジンジャー精油1滴。


透明せっけん素地を包丁で細かく切りビーカーにいれます。

透明石けん素地は電子レンジで溶けます。もちろん湯煎でも大丈夫です。
グリセリンなどが入っていて肌ざわりがよいです。


湯煎または電子レンジで石けん素地を溶かしハーブパウダーを加えてかき混ぜます。


ターメリックパウダーを加えます。ターメリックパウダーは加える量によって色の濃さが違います。
ターメリックは美容にもつかわれます。



精油を加えてまぜあわせます。

今回はブラッドオレンジ精油をつかいます。オレンジ・スイート精油と香りが似ています。
果皮から抽出。新鮮な甘い香りがするようです。



さらにラベンダー精油、ジンジャー精油を加えて混ぜ合わせてせっけんの型に注ぎます。


オレンジの香りを落ち着かせるためにラベンダー精油も加えました。より甘い香りになりました。
スパイスの香りのジンジャー精油も加えました。


1時間くらいそのままにして型から取り出し出来上がりです。

作製時もよい香りです。季節のせっけんはこれからも試していきます。

2013年11月6日水曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。マスカルポーネといぶり柿。

焼きリンゴのような香りがしました。

マーサ・スチュワートのホームページよりハーブをつかったレシピをつくります。

今回はマスカルポーネといぶり柿です。柿に添えるマスカルポーネにライムのしぼり汁、バニラ・エッセンス、しょうがの砂糖漬けなどを混ぜます。

レシピと写真を投稿します。


マスカルポーネと炙り柿

合計時間:約15分
4人分材料

熟した柿4個

熟した柿と少し熟した柿です。同じ場所で購入しました。新潟産だそうです。


はちみつ大さじ3
新鮮なライムの搾り汁大さじ2
マスカルポーネと合わせる生姜の砂糖漬けまたはturbinado sugar(お好みで)
マスカルポーネチーズ9オンス
純粋なバニラ·エッセンス小さじ1


合わせた後が楽しみです。

方法
STEP 1
熱から6インチの棚があるブロイラーに熱をいれてください。横半分に柿を切ってください。オーブン皿に半分に切った側を置いて、蜂蜜を各々にふりかけてください。表が金茶色そしてカラメルになるまで6〜8分焼いてください。オーブンから取り外し、すぐに表面に大さじ1のライムの絞り汁を振りかけてください。


Heat broilerとはオーブンなどでまるごといぶり焼きすることだそうですが、ブロイラーではなく普通にオーブンをつかいました。レシピよりも時間ががかかりますが、もうすこし焦がした方がよかったです。蜂蜜の甘い香りがします。




STEP 2
柿が焼けているあいだに中型のボウルに泡立て器と一緒にマスカルポーネ、バニラ、残りの大さじ1ライムジュースをかきまぜます。熱い柿を配膳します。各半分にマスカルポーネの混ぜ合わせひとかたまりを上にのせます。必要に応じて、生姜や砂糖を振りかけます


しようがの砂糖漬けです。包丁で細かくしました。マスカルポーネに加えました。歯触りが柔らかくてぴりっとした刺激がある味です。



柿をオーブンから出してみたところ、焼きリンゴのようなよい香りがしました。今回もおいしくできてマスカルポーネの合わせた物も柿にあいました。またそのままでもおいしいです。もうすこし焦げ目がついてから出せばよかったと思いましたが、柿の皮が柔らかく食べることができました。

2013年11月2日土曜日

あすはアロマの日。肩の疲れをやわらげるバスオイルをつくる。ラベンサラ精油、ラバンジン精油、タンジェリン精油、ゴマ油をつかう。

すっきりしてスパイシーな香りに甘い柑橘の香りが加わりました。

知らず知らずのうちに肩に疲れがたまっていることがあります。そのような場合はアロマテラピーの利用などいかがでしょうか。今回は簡単にできて肩の疲れをやわらげるバスオイルをつくります。

バスオイル1回分材料は、ラベンサラ精油2滴、ラバンジン精油1滴、タンジェリン精油1滴、ゴマ油5ml。

まずゴマ油をビーカーに入れます。

ゴマ油はセサミ油ともいわれます。ゴマの種子から抽出されます。今回使用の植物油は化粧用油です。
ほどよい感触で気にいっています。

ラベンサラ精油を加えます。

ラベンサラはクスノキ科でマダガスカル原産。葉から抽出された精油は疲労した筋肉にマッサージで用いたり不眠になどとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。

ラバンジン精油、タンジェリン精油をさらに加え撹拌棒でかき混ぜます。

ラバンジン精油はラベンダー精油よりひきしまった香りがします。ラベンサラ精油のスパイシーさがより感じるようです。これらの2種類だけでもよいですが、柑橘の甘い香りのタンジェリン精油も加えました。

お湯を入れた浴槽に作製したバスオイルをいれてよくかき混ぜます。


入浴時に使用したところブレンドした香りは、すっきりした感じがありますがスパイシーで温かみもありまた甘い香りも加わり疲れもやわらぐような感じがしました。


あすは11月3日アロマの日です。

本日使用したラベンサラ精油のラベンサラの学名はRavensara aromatica。Ravensaraは’マダガスカルの言葉’aromaticaは’芳香’などの意味があるとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニーローズ著に記載されています。

以前、ラベンサラ精油のラベンサラ・アロマティカという名前にひかれて精油を購入したことがありました。香りも気に入り利用しました。それから何年もたちましたがまだまだ私のアロマテラピーは続いています。