2015年4月16日木曜日

春の庭のモイストポプリ。クロッカスとチオノドクサの塩のポプリ。

私の所有する宮城県蔵王町の農地では春になると1番に見かける花です。

私の所有する農地では、4月に入りようやくクロッカスとチオノドクサの花が咲き、春が来た感じになります。今頃はスイセンも咲きますが、今回は一番に見かける花クロッカスとチオノドクサでモイストポプリ(塩のポプリ)をつくります。

材料 クロッカス、チオノドクサの生乾きの花合わせて1/4カップ、マンダリン、ユズ、レモンの乾燥させた皮、オールスパイスあわせて1/8カップ、天然塩125g、オリスルート小さじ1/4、ゼラニウム精油2滴。



クロッカスの花(花びらを1枚ずつはずす)、チオノドクサの花を1〜2日乾かします。

クロッカスの花は色がきれいです。チオノドクサの花はほのかに香りが感じるようです。昨年の今頃は同じような材料でドライポプリをつくりました。



容器に塩を敷き、花びらを1cmの厚みに入れ、その上に塩をふり繰り返して、ガーゼでふたをして10日間ねかせます。

ポプリとは熟成させた室内香のことで、モイストポプリは半乾きの花にたっぷりの塩を加え、完全に乾かしたハーブなどを合わせて作ります。この方法ではドライポプリよりも花自体の香りが残るといわれています。



10日後、木のフォークやわりばしなどで砕き、柑橘類やスパイス、オリスルートを加えよく混ぜ合わせます。

以前乾燥させていた柑橘類やスパイス、オリスルートを1種類ずつ乳鉢をつかって砕きました。香りが甦りました。今回の柑橘類やスパイスは、主材料の花に対して香りを引き立てたり、深みを添えて変化をつけるもので副材料といわれます。オリスルートは香りを統合し、長持ちさせるもので保留剤といわれます。



ゼラニウム精油を加えてよく混ぜ合わせ、最低6週間ねかせます。容器にラベルを貼ります。

バラに似た香りもするゼラニウムを加えました。春が来た感じです。精油は主、副材料の香りの補い、保留剤をかねることがあるといわれます。


クロッカスやチオノドクサの香りにすこし華やかさが感じられるようになりました。これからの香りが楽しみです。


参考文献 愛のポプリ、ポプリの詩/熊井明子著

 


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