2013年8月31日土曜日

入浴剤をつくる。ラベンダーのミルク風呂。

再び花を咲かせる私の店の前にあるコンテナのラベンダー。2013年8月末。

夏も終わりに近づきなんとなく疲れがでてくる頃ですが、ラベンダーの香りの入浴剤をつくってみてはいかがでしょうか。

アロマテラピー<芳香療法>の理論と実際/ロバート・ティスランド著によりますと、ラベンダーバスはリフレッシュ効果、リラックス効果があり、ラベンダーの温浴、あるいは足浴は心身の疲れを取り去るのに非常に効果があるなどと記載されています。

今回はミルクパウダーも加えて簡単なラベンダーの入浴剤をつくります。

ラベンダーミルクの入浴剤1回分の材料
ラベンダー精油5滴、スキムミルク大さじ3。

スキムミルクを容器にいれます。

脱脂粉乳であるスキムミルクです。牛乳から乳脂肪分だけではなく、水分も取り除いて粉末状にしたもので手作りの入浴剤で軽いミルクの気分を楽しみたい時などに用います。購入した袋には低脂肪と記載がありました。


ラベンダー精油を加えて混ぜ合わせます。

今回のラベンダーの精油はフランス産です。ラベンダーはやはりほっとする香りです。


入浴時に容器にお湯を少々注ぎ混ぜ合わせます。

ラベンダーとミルクの良い香り。


浴槽にすこしずつ入れてよくお湯をかき混ぜます。

スキムミルクは大さじ3をつかいましたが、ミルクの軽い感じがラベンダーの香りにもなじみんだように感じました。

夏の終わり頃また開花しそうなコンテナのラベンダーですが、前に花をつけた頃と変わりがなくきれいな姿です。ラベンダーにはハーブや精油にも様々な作用があるといわれています。パワーをもらってこれから再び頑張ろうと思いました。







2013年8月28日水曜日

ムスクマローの花を浮かべたハンドバス。はちみつ、パルマローザ精油をつかう。

ムスクマローの花です。所有の畑から採取して数時間経っていますが、そのままの姿を保っています。乾燥させたものも一緒に浮かべました。



現在開花中。所有の畑のムスクマロー2013年8月。

今年はムスクマローの花が比較的多く開花しました。素敵な花を咲かせているので持ち帰って乾燥させました。白い花はほとんど色が変わらなかったのですが、ピンクの方は紫色になりました。

フレッシュもドライも花は刺激のある香りはほとんどないように感じます。ハーブの写真図鑑/レスリー・ブレムネス著によりますと枝分かれした茎の上部にかすかにジャコウの香りのする優美な切れ込みの入った葉をつけ下部に丸い浅裂の葉をつけるなどと記載されています。


ムスクマロー(Malva moschata)はアオイ科の多年草で近親種のコモンマロー(Malba sylvestris)と同じ用途があるがコモンマローのほうがより効能が強く、また花と根は膜組織を落ち着かせ、花はサラダに入れるなどとハーブの写真図鑑/レスリー・ブレムネス著に記載されています。


今回はムスクマローの花を浮かべたハンドバスを行います。
まずはちみつ大さじ1を容器に入れてパルマローザ精油2滴を加えて混ぜます。

今回使用するパルマローザ精油はイネ科の葉から抽出した精油です。エッセンシャルウォーター&ハーブウォーター375/ジニーローズ著によりますとスキンケアでは、どんなブレンドにも使用することができ、とても甘いローズに似たゼラニウム様の匂いがするなどと記載されています。はちみつは保湿作用などがあるといわれています。


洗面器にお湯を注ぎ、上記のはちみつと精油のブレンドを加えてよくまぜ、ムスクマローの花を静かに浮かべて両手を浸します。

40度くらいのお湯で10分程ハンドバスを行ってみたところ、ムスクマローの花の香りはあまり感じませんでしたが、パルマローザ精油は花のような香りがします。手はすこししっとりした感じになり、眠くなりました。
ハンドバスを行ってしばらくはフレッシュのムスクマローの花はあまり大きな変化はなく姿を保っていて目を楽しむことができました。お風呂にも浮かべてみても良いのではと思いました。




2013年8月24日土曜日

月桃のせっけんをつくる。月桃精油、レモングラス精油、ジュニパーベリー精油、月桃の葉、ネトルパウダーをつかう。

透明せっけん素地に月桃精油、月桃の葉などをつかいました。

月桃はしょうが科で九州南部から沖縄および台湾からインドまで分布し、また栽培される常緑の多年草で草丈が2m〜3m。薬用部分は種子で、葉は鞘部を乾燥してマットなどの編み物を製し、繊維は魚網、織物などになり、また葉は芳香があるので佐多岬付近ではシャニンバといって食物を包むのに用いるなどと牧野和漢薬草大図鑑に記載されています。

最新版アロマテラピー図鑑/佐々木薫監修/主婦の友社によりますと、月桃精油は不安やストレスを軽くし安眠をうながし、殺菌消毒作用により体を清潔に保ち、保湿作用と収れん作用で肌を引き締めるなどと記載されています。

今回は月桃精油(Alpinia spesiosa)をつかってせっけんをつくります。

月桃のせっけん1個分
材料 MPソープクリア50g、月桃精油3滴、レモングラス精油1滴、ジュニパーベリー精油1滴、ネトルパウダーミクロスパーテル2杯、月桃の葉小さじ1/2。

MPソープをはかり小さく切ってビーカーなどにいれて湯煎にかけて溶かします。

MPソープは電子レンジで溶かしてつかう石けん素地ですので電子レンジでも溶けます。今回は湯煎にかけます。


湯煎からはずし精油を加えて撹拌します。

沖縄産の月桃精油の他にレモングラス精油を加えました。少し甘くなりこのままでもよいと思いましたが、さらにジュニパーベリー精油を加えたところ香りがひきしまった感じです。

色付け用のハーブパウダーを加えて撹拌します。

ネトルパウダーです。石けんなどは緑色に色をつけることができます。


せっけんの型に約半分の量を注ぎ、飾り用のハーブを加え残りの半分を注ぎます。

今回つかう月桃のハーブティーです。葉には抗酸化作用のあるポリフェノールが赤ワインよりふくまれるなどと最新版アロマテラピー図鑑/監修佐々木薫/主婦の友社に記載されています、


約1時間くらいそのままにして完全に固まったら型からとりだして乾燥させます。

月桃精油にレモングラス精油、ジュニパーベリー精油をブレンドしましたが、月桃の精油の香りになじみました。良い香りです。

またMPソープにはグリセリンが含まれていますので使用すると肌にしっとり感があります。







2013年8月21日水曜日

目の疲れにアイピローをつくる。ローマンカモミール、ラベンダー、フラックスシードをつかう。

目が疲れた時に休憩することも大切です。フラックスシード、ローマンカモミール、ラベンダーなどをつかいます。

日頃から目をつかうことが多く疲れた時にアイピローをつかって休んでみてははいかがでしょうか。

今回はハンドタオルで簡単にできるアイピローをつくります。

材料はフラックスシード100g、ラベンダー7g、ローマンカモミール3g、ハンドタオル
1枚。


ハンドタオルを裏にしてタオルの1/3を折って両脇を糸で縫い表にかえします。

1/3が袋状になります。
フラックスシード、ラベンダー、ローマンカモミールをはかりタオルの1/3に入れます。

フラックスシードはアマ科フラックスの種子で、今回はクラフト用でアイピローなどにつかわれるものです。今回のローマンカモミールは崩れにくくクラフトなどにもつかいます。鎮静作用などがあります。ラベンダーは香りや鎮静作用他でアイピローにもよくつかわれます。

ハーブをいれた1/3の開いている口の部分を糸で縫います。

口を閉じてタオルの上部を下に折ってできあがりです。

フラックスシードの適度の重みも負担にならず、気持ちが良いです。ローマンカモミールはジャーマンカモミールよりもひきしまった香りのように感じます。アイピローだけではなく腕などを休めたい時などにも良いと思います。

2013年8月17日土曜日

ハンガリアンウォーター風ローションをつくる。ローズマリー精油、オレンジ・スイート精油、ペパーミント精油、ローズの芳香蒸留水をブレンド。



春に咲いた鉢植えのローズマリーの花がまた咲き始めました。夏の暑さに負けず、葉の方もつやがあるように見受けられます。

ローズマリーは地中海原産で、世界中で栽培されていて、精油は葉、頭頂部、花を水蒸気蒸留。外用で毛髪や皮膚のトニックとして、一般に、心と体を刺激して活性化させたい時に用いるなどとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニーローズ著に記載されています。

またアロマテラピー検定公式テキスト2級/公益社団法人日本アロマ環境協会によりますと、ハンガリー王妃の水としてローズマリーなどを主要成分として作った痛み止め薬が若返りの水の評判がたち中世のヨーロッパの僧院医学において、ハーブや精油、アルコールなどが用いられた頃のエピソードとして記載されています。

ハーブの知識と応用/小松美枝子著にはローズマリー、ミント、ローズウォーター、ウォッカ、オレンジピールなどハーブをつかったハンガリー水のレシピがに記載されていますが、今回はこちらを参考に精油をつかってつくります。


ハンガリアンウォーター風ローション(ボディー用)

材料はローズマリー精油2滴、オレンジ・スイート精油1滴、ペパーミント精油1滴、ローズの芳香蒸留水40ml、エタノール5ml、グリセリン5ml。


エタノールとグリセリンをはかり、ビーカーにいれます。

アロマテラピーではエタノールは精油を希釈する基材として用いられ、グリセリンは吸湿性が高く、保湿効果があるため、化粧水の基材として利用されます。(アロマテラピー用語辞典/公益社団法人日本アロマ環境協会)


精油を加えて撹拌します。

オレンジ・スイート精油は気分を落ち着かせる作用があり、外用でスキンケアなどに。ペパーミント精油は冷却作用、強壮作用など。(エッセッンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著)


芳香蒸留水を注ぎ撹拌してスプレー容器にいれ、蓋をして使用時はよく振って使用します。

ローズのフローラルウォーターです。外用ではすべてのスキンタイプのスキントニック、入浴後のローションなどに。(エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著)


すっきりした香りと使用した肌にもすっきり感があります。

精油はあまり滴数を多くいれなくても良いようです。

元気を回復する香りのローションです。

スプレーコロンとしてつかっても良いと思います。





2013年8月14日水曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。スイカクーラー。

スイカにローズヒップ&ハイビスカス、ペパーミント、スイートバジルが加わりました。

マーサ・スチュワートのホームページよりハーブをつかったレシピをつくります。

今回はスイカにローズヒップ&ハイビスカス、ミント、バジルをつかいます。
レシピと一緒に写真を投稿します。


スイカクーラー

4人分材料

さいの目に切った種なしスイカ8カップ3/4インチ(外皮を取り除いた小さなスイカ1/2)、味付けされていないゼラチン小さじ2と1/4(1と 1/4包み)少なめに、 冷水カップ1/4 、粗塩小さじ1/4、新鮮なレモン汁小さじ 1と 1/2。ローズヒップハイビスカス アイスキューブ 、付け合わせ用のミントやバジル小枝(随意)。
このゼリーは飲み物とゼリーの中間で通常よりゆるくなります。

ちょうどスーパーでアメリカ産のスイカをみつけました。種がないようです。今回はこちらをつかいます。


ステップ1
スイカのキューブを滑らかになるまでブレンダーやフードプロセッサーでピューレにします。 大きなボウルに細かいふるいを通してこし、固形物を捨てます。 3カップのふるいをかけたジュースを測ります。

材料が日本でつくってもいつも正確にできます。すばらしいです。


ステップ2
氷水の容器を準備します。 冷たい水の上にゼラチンを振りかけて柔らかくなるまで約5分そのままにしてください。中〜高温の上に小さななべで1/2カップのスイカジュースと塩を沸騰直前まで煮てください。 軟らかくなったゼラチンを加えて溶けるまでかきまぜます。 氷水の容器の中にボウルをセットします。 残っている2と 1/2カップのスイカジュースとレモン汁を入れてよくかき混ぜます。

とろみがでてきました。


ステップ3
15〜20分間、ゲル状になり始めるまでしばしば攪拌してください。4個のグラスの間で分配します。スイカキューブを飾ってください。少なくとも2時間以上1晩まで冷蔵してください。 ローズヒップ、ハイビスカスのアイスキューブをトッピングしてください。そして必要でしたらミントやバジル小枝を飾ってください。

ローズヒップ、ハイビスカスのハーブティーをつくって冷凍庫にいれます。

出来上がりを試してみたところ、今回は砂糖など甘い味付けは全くなかったのですが、甘みがあっておいしかったです。ジュースのとろみも喉越しがよいです。ローズヒップ、ハイビスカスも酸味がほとんど感じなくペパーミント、バジルの香りで味がひきしまったように感じました。

2013年8月10日土曜日

ハッカの冷湿布をつくる。和種ハッカ精油(ジャパニーズミント)をつかう。

ほんの1滴でも涼しい香りがひろがります。

私が住んでいる仙台ではようやく梅雨が明けて夏らしい暑さになってきました。

最新版アロマテラピー図鑑/監修佐々木薫/主婦の友社によりますと、日本に自生する和種ハッカ(ジャパニーズミント)Mentha arvensis精油は、主成分であるメントールがペパーミントの1.5倍と多いためより強い清涼感があるなどと記載されています。また万葉の時代に疲れ目をいやす薬草として用いられていたなどとも記載されています。

今回はハッカ精油をつかって冷湿布を行います。


まず洗面器などに水をはります。

水だけでも冷たくて気持ちがよいです。

精油をいれてよくまぜます。


今回つかう薄荷(ハッカ)精油は原産国が日本(北海道)です。とりあえず1滴だけをつかいます。ストレスを癒す作用などがあると最新版アロマテラピー図鑑/監修佐々木薫/主婦の友社に記載されています。皮膚への刺激があるので、使用量に注意。乳幼児、妊娠中、授乳中は使用を控えるなどとも記載されています。


タオルや布を浸し、しぼります。

より冷たくなった感じがします。


アロマテラピーの利用法の湿布法では使用する精油は1滴〜3滴(アロマテラピー公式検定テキスト1級/公益社団法人日本アロマ環境協会)ですが、今回は首や手などに行ってみましたが、1滴だけでも清涼感があり気分転換にもなりそうです。

ペパーミント以外にもたまにはハッカ精油もよいものです。

今の時期特におすすめです。













2013年8月7日水曜日

ソープワートをつかって洗濯をする。

ソープワートはナデシコ科で和名はサボンソウです。花はとても良い香りがします。このような香りの石けんがあればよいと思います。2013年8月

所有の畑では夏になるといつもソープワートがピンク色の可愛らしい花を咲かせます。今年は例年より花が少ない感じがします。

ハーブ大百科/デニ・バウン著によりますと、Saponaria officinalisソープワートのようなサポニンを豊富に含む植物は、1800年代に石けんが大量生産されるまで洗浄に使用されていたと記載されています。

サポニン類には界面活性作用などがあるとハーバリストのための薬用ハーブの化学/アンドリュー・ペンゲリー著に記載されています。

またソープワートの葉、茎、根にサポニンが含まれていることがハーブ事典/レスリー・ブレムネス著に記載されています

今回はソープワートをつかって洗濯を行います。ハーブ事典/レスリー・ブレムネス著英語版Wikipedia参考。

材料はソープワートの葉ひとつかみ、軟水約1リットル(煮だす時は600mlをつかいます。)


ソープワートの葉を軟水にさらします。

茎がついた葉をつかいました。ミネラルウォーターでひたしました。


ソープワートの葉を切って包丁などでたたきます。

葉はかたく感じます。


約30分煮て液を濾します。
花のような甘い香りはありませんが、黄緑色ですこしとろみがあり、泡が少々たちます。




洗濯をします。
今回は洗濯をしてもおちないシミがついた白いハンカチをつかってみました。

今回つかったハンカチは水道水ですすぎました。乾燥後は液の色と香りはつかずに手触りは柔らかくなった感じがします。やはり前に洗濯してもおちないシミはおちませんでした。

花の収穫時にまた洗濯につかっていきたいと思います。また別な発見があることを楽しみにしています。






2013年8月3日土曜日

オレンジとグレープフルーツのスクラブソルトをつくる。オレンジ・スイート精油、グレープフルーツ精油、カモマイル・ジャーマンパウダーをブレンド。

甘くさわやかな柑橘パワー
柑橘類の香りのスクラブソルトをつくります。ハーブパウダーのカモミールもつかいますのでより甘い香りにもなります。

材料はスクラブ用天然塩大さじ1と1/2、カモミールパウダー小さじ1、グレープシード油大さじ1、オレンジ・スイート精油2滴、グレープフルーツ精油1滴。



天然塩をはかり容器にいれます。

粒子の細かいスクラブソルト用の塩です。角質ケアなどにつかわれます。アロマテラピー用語辞典/公益社団法人日本アロマ環境協会によりますと、血流をよくし、優れた発汗作用があるためスクラブなどにも基材として利用されると記載されています。


カモミールパウダーを加え混ぜ合わせます。

一番右側がカモマイル・ジャーマンパウダーです。ジャーマンカモミールを細かくしたものです。乾燥肌などを整えるともいわれています。


グレープシード油を加えて混ぜ合わせます。

グレープシード油はブドウの種子から抽出した油で軽い感触で無臭、伸びがよいなどともいわれています。


精油を加えて混ぜ合わせます。

オレンジ・スイート精油は消毒作用、気分をおちつかせる作用、外用でスキンケアなどに、グレープフルーツ精油はオイリースキンやオイリーヘアーに対する収斂作用、外用でセルライトなどにとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。

入浴時にバスルームでつかいます。やさしく身体になじませて(ひじ、膝など部分だけでもよいです)お湯でながします。入浴後はローションなどで肌を整えます。


グレープフルーツ精油には光毒性がありますので皮膚に使用の際は紫外線にあたらないように気をつけましょう。

作成した場合はおはやめにつかいきるように。


甘く爽やかな香りを楽しむことができます。