2014年10月29日水曜日

グレープフルーツの足浴。グレープフルーツ精油、クラリセージ精油、天然塩をつかう。




今回は甘くさわやかな香りのグレープフルーツをつかっての足浴です。

私はアロマテラピーの講座を行っていますが、入門の講座などでテキストに記載されているグレープフルーツの精油の使い方として、身体をひきしめたい時に足浴をしますなどと言っています。また、グレープフルーツには光毒性があるので、皮膚に使用後は紫外線にあたらないようにしましょうとも言いますが、夜に足浴をするとよいのではと思い、今回はグレープフルーツ精油にクラリセージ精油を加えて足浴を行います。




グレープフルーツ精油とクラリセージ精油。



グレープフルーツは、アジア原産。栽培された木は9m以上の高さになり、精油は果皮を低温圧搾法で抽出。リモネン(90%)、シトロネラール、その他の成分で、気分の落ち込みや頭痛の緩和のための吸入に、部屋の空気の消毒のため掃除に使う洗浄剤やスプレーに加えて使うことができる他とエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。


グレープフルーツの足浴(1回分)
材料は天然塩小さじ1、グレープフルーツ精油2滴、クラリセージ精油1滴、湯(大きめの洗面器約半分くらいの量)




大きめの洗面器に熱めの湯をいれます。

足首がつかるくらいの湯をいれました。



容器を用意して、はかった天然塩をいれ、精油を加え混ぜ合わせます。

今回は死海の塩ナチュラルです。死海の深層部から採った天然ミネラルを豊富に含む天然塩といわれています。グレープフルーツ精油の他にクラリセージ精油を加えました。リラックスさせ、神経強壮作用があるとも考えられていますなどと上記の書に記載されています。



大きめの洗面器に入れた湯に天然塩と精油を加えたものをいれ、湯をよくかき混ぜます。

グレープフルーツが華やかな香りに感じます。部屋が良い香りになりました。

足浴を行います。


試してみたところ、クラリセージは苦手な方もいらっしゃいますが、今回は、違和感がなく、華やかな香りで甘い感じが強くなりました。

気分もすっきりしましたが、寝付きもよかった感じがしました。

2014年10月26日日曜日

ポプリをつくる。マリーゴールドとミントのポプリ

秋が深くなってきても盛んに花を咲かせている私の農地のマリーゴールドです。

ポプリの詩/熊井明子著には、10月のポプリとして菊とミントのポプリの作り方が記載されています。私の農地には、現在、初夏に種を播いたマリーゴールドがたくさんの花を咲かせています。菊とは似ているような感じもありますが、今回は、菊とミントのポプリを参考にマリーゴールドとミントをつかってのポプリをつくります。



マリーゴールドとミントのポプリ(乾燥の量になります)
材料は、マリーゴールドカップ1/2、マリーゴールドの葉少々、ペパーミントの葉カップ1/2、タイム大さじ1、スペアミントの葉大さじ1、バジルの葉小さじ。

これから料理に使用のように見えますが、今回のマリーゴールドはハーブティー用ではなく鑑賞用のマリーゴールドです。香りは、ハーブティーのものにくらべると強く、ひきしまった感じもあるようです。



材料をそれぞれ完全に乾燥させて、最後にオーブンで仕上げ乾燥をします。

マリーゴールドはていねいにガクから花びらをはずし、葉は1枚ずつ摘み取り完全に乾燥させ、オーブン40度40分で仕上げ乾燥をしました。タイムは以前に収穫した花もついているもので、花の良い香りがします。



容器にマリーゴールドの花と葉を入れて混ぜ合わせ、その他はそれぞれの半分の量を軽くもみ、香りをたて容器に加え、残りの半分はそのままをしずかに加え、混ぜ合わせます。ふたをして2週間ねかせます。

今回は精油を使わないポプリですが、香りはしっかりと感じます。参考にした菊とミントのポプリは黄色の菊だけにした方がすっきりした色合いになるなどと上記の書には記載されていますが、今回はオレンジ色のマリーゴールドの方を多く収穫してしまいました。


できあがりの最初の頃は、ミントのすっきりした香りが多く感じましたが、それだけではないすこしまろやかな香りが感じるようになってきました。

ポプリを習っていた時にいただいた容器に入れてみました。

もうすこし熟成させた香りが楽しみです。

2014年10月22日水曜日

パック剤をつくる。ニンジン、ホワイトクレイ、小麦胚芽油、サンダルウッド・インド精油をつかう。


秋も深まってきました。今回は、この季節のパック剤をつくります。

アロマテラピー<芳香療法>の理論と実際/ロバート・ティスランド著/高山林太郎訳には乾燥肌のパックなどが記載されています。今回はこちらを参考につくります。

乾性肌パック(1回分)
材料ホワイトクレイ大さじ1、ニンジン大さじ1/2、小麦胚芽油小さじ1/4、サンダルウッド・インド精油1滴。



ホワイトクレイをはかり乳鉢に入れます。

ホワイトクレイはクレイの一種で、カオリンを主成分に微量ミネラルを含み。乾燥肌によいともいわれています。クレイは、汚れや古い角質を取り除くなどといわれています。



ニンジンをすりおろし加えます。

ニンジンは、今がちょうど旬です。今回は北海道産のニンジンをつかいました。ニンジンは、乾性肌のパックの基剤として上記の書に記載されています。


小麦胚芽油を加えます。

小麦胚芽油は、抽出部位が胚芽で、乾性肌または壮年期の肌の場合には、混合基剤に少量の小麦胚芽油を用いるなどと上記の書に記載されています。



サンダルウッド・インド精油を加えよくまぜあわせます。

サンダルウッド(白檀)の木は高さ5〜6mになり、心材といわれる木部の内奥部分が使用され、古い時代から薫香としてまた化粧品としてつかわれてきて、乾性肌用として古典的なものなどと上記の書に記載されています。


口や目の周りをさけて顔全体にぬり、少し乾いてきたらぬるま湯で洗い流しその後は化粧水で皮膚を整えます。


使用してみたところ、サンダルウッド・インド精油の木の香りが心地よく感じました。乾性肌用ですが、すっきり感も感じられました。

野菜や果物をクレイパックに用いると水分があるので水を使わなくてよく、そのまま植物の水分を使用することができます。


2014年10月19日日曜日

入浴剤をつくる。レモンバームのラム酒風呂。

私の農地のレモンバームです。今年の夏はなんとか枯れずに秋を迎えました。

夏がすぎるとハーブを剪定する機会があり、また少しの間ですが、生のハーブを利用することができます。レモンバームの生の葉は、乾燥したものよりもレモンの香りが強いので
またこの時期に使用することができてうれしいものです。

家にはちょうどラム酒がありましたので、今回はレモンバームをラム酒に浸けた入浴剤をつくります。

レモンバームは、南ヨーロッパ、西アジア、北アフリカを原産地とし、2000年以上も昔から栽培されてきて、10世紀と11世紀にアラブの医師が積極的に治療に利用し、今日でも、香りとその実際的な利用のため広く栽培されていて、芳香、冷却、鎮静性のハーブなどとハーブ大百科/デニ・バウン著に記載されています。


レモンバームのラム酒風呂(1回分)
材料 レモンバーム(生の葉)ひとにぎり、ラム酒200ml、セサミ油2,5ml。



レモンバームを容器に入れてラム酒を注ぎます。

ラム酒はサトウキビを原料として作られる蒸留酒で、今回はライト・ラムといわれるものをつかいました。お酒は強い方ではないですが、以前、カクテルをつくる時につかいました。




ふたを閉めて10日ほどそのままにします。

10日後、レモンバームのレモンの香りが感じられます。ラム酒の香りのせいか甘いレモンのお菓子のような香りも感じられます。




下に容器を置いて、その上に布やハーブの入浴剤を入れる袋などを置き、レモンバームの葉と浸した液をとうします。

袋を入浴時に一緒に入れて手でもむとより香りが感じられます。



セサミ油をはかり浸した液に入れて撹拌します。

セサミ油は種子から抽出した植物油です。様々なものに使用できます。香りはあまり感じないです。季節は秋になりましたので植物油も少し加えました。



入浴時に湯に入れてよくかき混ぜます。

使用してみたところ、あまいレモンのお菓子のような香りが感じられました。また、アルコールの香りはほとんど感じませんでした。セサミ油もべたつきはなくほどよい感じになりました。体も温まりました。


ハーブの有効成分をアルコールで抽出するチンキ剤がありますが、水溶性と脂溶性の両方の成分を取り出せますなどとメディカルハーブハーバルセラピストコース・テキストに記載されています。

これからアルコールの抽出もまた色々と試していこうと思います。

2014年10月15日水曜日

シソのルームスプレーをつくる。紫蘇精油、リツエアクベバ精油、ブラックペッパー精油をつかう。


私たちには大変なじみのあるシソですが、葉から抽出した精油は良い香りです。

今回は紫蘇精油をつかってルームスプレーをつくります。

シソは、中国南部やヒマラヤ、ミャンマーが原産で、漢方では、葉、茎、種子がそれぞれ生薬として使われており、葉と茎を蒸留して抽出される精油は、さわやかなシソの香りがしてこの香りのもととなっているのが、すぐれた抗菌作用をもつペリラアルデヒドという成分。おもな特徴は、緊張をやわらげる他とアロマテラピー図鑑/監修佐々木薫に記載されています。


私の農地のシソです。お茶にして飲用したり、料理に用いたりしました。良い香りですが、精油の原料に最も適しているのは、葉が赤く縮れているチリメンジソという種類などと上記の書に記載されています。



シソのルームスプレー(50ml)
材料は、エタノール5ml、紫蘇精油3滴、リツエアクベバ精油1滴、ブラックペッパー精油1滴、精製水45ml。


ビーカーにエタノールを入れます。

エタノールはアロマテラピーの基材として使用されます。


精油を加え撹拌棒でよく混ぜ合わせます。

今回の紫蘇精油の他に、リツエアクベバ精油、ブラックペッパー精油を加えました。リツエアクベバ精油は果実から抽出で、レモンの様な香りで甘い感じもあります。ブラックペッパー精油も果実から抽出で、季節は秋になりましたので少しスパイシーな香りと思い加えました。



精製水をさらに加え、撹拌棒でよく混ぜ合わせてスプレー容器に入れて使用時にはよく振って使用します。

精製水はアロマテラピーの基材として用いられます。不純物がない純度の高い水といわれています。ラベルを貼ります。



出来上がりを試してみたところ、おなじみのシソの爽やかな香りがしました。リツエアクベバ精油とブラックペッパー精油ともなじみ、良い香りになりました。私の店ではこの紫蘇精油を販売していますが、庭にある香りだとお話になった方もいらっしゃいます。身近にあり、またなんとなく懐かしい感じにもなるようです。



シソ精油は妊娠中、授乳中は使用をさける。肌への刺激が強いため肌への使用(沐浴、トリートメント、湿布他)は避けるなどと上記の書に記載されています。


2014年10月12日日曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。パンプキンシードブリトル(割っていただくカボチャの種のキャンディー)


カボチャの種をつかいます。

マーサ・スチュワートのホームページよりハーブをつかったレシピをつくります。


毎回すてきなレシピでお勉強になります。今回はパンプキンシードをつかったキャンディーです。

写真とともにレシピを投稿します。

パンプキンシードブリトル
 分量:4人分

材料
無塩バター1/4カップ(1/2スティック)、ベーキングシートにも少し加えます。
パックされたライトブラウンシュガー1/2カップ
蜂蜜1/4カップ
新鮮なカボチャの種1カップ、よくすすぎ、乾燥させ、トースト します。


作り方
 ステップ1
バターをベーキングシートに11〜17インチ塗っておきます。
ステップ2
中火で小さな鍋にバター、砂糖そして、蜂蜜を混ぜ溶かします。

バター、砂糖、蜂蜜が入ります。最初は弱火で様子をみながら調理しました。


沸騰させます。ミックスしたものが中くらいの琥珀色、そしてキャンディー温度計が280度表示するまで約6分間、かきまぜないで調理します。カボチャの種を混ぜ込んでください。ミックスしたものを300度、約2分に達するまで調理してください。

日本の温度と表示が違いますので、温度は、はからずに、焦げないように目で確認しながら行いました。



準備したベーキングシートの上に注いでください。完全に冷まします。

とにかく焦げないようにとまだ柔らかいうちにシートに注いでしまいました。柔らかめですがなんとか
かたまりました。


個々に砕きます。

柔らかいので手で割らずにナイフをつかい切りました。


パンプキンシードがたっぷりと入ったバターの香りがよいキャラメルのようになりました。

マーサ・スチュワートのホームページでのビデオでは、出来上がりを手で割るようですが、私は焦げてしまうのではと心配で、早めに鍋から取り出してしまい、やわらかくなりました。しかし、やわらかくてもおいしくいただきました。手で割ることが出来るようにまた挑戦します。

パンプキンシードブリトル1個でパンプキンシードを十分に楽しむことができそうです。

2014年10月8日水曜日

フェンネルせっけんをつくる。フェンネル精油、オレンジ・スイート精油、ジュニパーベリー精油、ターメリックパウダーをつかう。


フェンネルはすでに古代には重要な薬草であり、特に消化管障害や気道疾患に用いられていました。精油は砕いた種子を使用、水蒸気蒸留法、特徴は温かで甘いスパイシーな香り、アニスにも似ていますなどとアロマ療法大全/モニカ・ヴェルナー/ルート・フォン・ブラウンシュヴァイク著に記載されています。


今回はフェンネルの精油をつかってせっけんをつくります。
フェンネルせっけん(ボディー用)
材料は、せっけん素地50g、フェンネル精油3滴、オレンジ・スイート精油1滴、ジュニパーベリー精油1滴、熱湯7ml、ターメリックパウダー小さじ1/2弱、飾り用のフェンネルの種。



ビニール袋にはかったせっけん素地を入れて、ターメリックパウダーを加えて混ぜ合わせます。

今回は、純植物性石けん素地で手で練って形を作るせっけんです。ターメリックパウダーは和名はウコンで、透明せっけんの赤系色の色付けにおすすめめなどといわれています。



熱湯を加えて混ぜ合わせ、精油を加えてよく混ぜ合わせます。

フェンネル精油は、体に対する作用が体力増進、活力向上などとも。精神に対する作用が鎮静、緊張緩和などと上記の書に記載されています。他に甘くさわやかなオレンジ・スイート精油と香りをひきしめるためにジュニパーベリー精油を加えました。


精油を混ぜ合わせた後、形を整えたら袋から取り出してフェンネルの種を飾り乾かしてできあがりです。

毎年、アゲハチョウの幼虫に葉を食べられてしまう私の農地のフェンネルの種をつかいました。


思ったような甘くさわやかな香りになりました。今回は、ターメリックパウダーも加え明るい色にしました。







2014年10月5日日曜日

セージのリースをつくる。

秋になりセージを剪定しました。

暑い夏も終わり、なかには枯れてしまったものもありますが、なんとか無事だった私の農地のセージを先日剪定しました。切り取った葉は、ハーブティーとしても飲用しましたが、きれいですので乾燥させて今回は、リースにします。


材料は、直径20cmのリース台、リボン約150cm、セージの葉70枚、ルドベキアの花85個、エキナセアの花6個、マリーゴールドの花2個、28番ワイヤー、フラワー用のテープ、グルーガン。

ルドベキアとエキナセアも乾燥させてつかいました。どちらもキク科です。


セージの葉や材料の花をそれぞれ乾燥させて、ワイヤーを付け、フラワー用のテープを巻きます。

セージの細い葉は2〜3本にまとめて、今回のルドベキアの花は小さいものなので、同じくまとめてワイヤーとフラワー用のテープをつかいました。


リース台にワイヤーで壁掛け用の小さな輪を付けた後、3〜4箇所にグルーガンで、セージの葉とルドベキアの花、エキナセアの花を少量だけ付けて、空きの部分にリボンを通し結びます。

グルーガンがない時は、ボンドでもよいです。


時々壁にかけながら全体の配置を調整し材料を付けていき、マリーゴールドも付けてできあがりです。

秋なのでリボンを茶色にしました。

作製中は、セージの少し刺激的な香りですっきりした気分になったようです。乾燥させた材料ですが、しばらく飾ることができそうです。


2014年10月1日水曜日

足にいたわりパインフットバス。パイン精油、スイートアーモンド油、ローズマリーをつかう。



パイン精油をつかった足浴の方法がTHE BOOK OF THE BATH /キャサリン・カナー著に記載されています。

今回はこちらを参考にパイン精油をつかった足浴を行います。

血行が良くなるので、1日が始まる朝がいちばん効果的と上記の書に記載されていますので朝に行ってみます。

今回私が使用するパインの精油は、学名がPinus sylvestrisで球果から抽出されたものです。フレッシュな森林の香りで疲れた心をやわらげ、元気にさせ、香りが空気を浄化などとアロマテラピー図鑑/監修佐々木薫に記載されています。


材料は、パイン精油2滴、ローズマリーカップ1、スイートアーモンド油小さじ1、沸騰した湯カップ2と1/2、足浴用の湯。


沸騰した湯にローズマリーを入れて、10分間そのままにします。

乾燥したローズマリーをつかいます。湯を入れるとすっきりした香りが広がりました。ふたをします。




小さい容器にはかったスイートアーモンド油を入れてパイン精油を加え混ぜ合わせます。

スイートアーモンド油はアーモンドの種子から採れる油で、皮膚をなめらかにし、あかぎれの予防などとTHE BOOK OF THE BATHに記載されています。


大きめの洗面器などに熱めの湯をはり、ローズマリーの浸出した液を加え、さらにスイートアーモンド油とパイン精油を合わせたものを加えてよく混ぜ合わせます。

参考のTHE BOOK OF THE BASHにはローズマリーを濾してとありましたが、忘れてしまいローズマリーもそのまま全部注ぎました。




足浴を行ったところ、ローズマリーのさわやかな香りにパイン精油の少し深みのあるような香りが加わり良い感じになりました。

足は暖かく柔らかくなりスイートアーモンド油がしっとりと肌になじみました。

自宅から私の店までは毎日歩いて通っていますが、本日は朝のパインの足浴のおかげでいつもより足が軽いように感じました。少し到着時間がはやかったです。