2012年11月29日木曜日

入浴剤をつくる。肌が乾燥する時期にマンゴーバター風呂。オレンジ・スイート、パルマローザ、ジャスミンの精油をブレンド。



宮城県蔵王町に所有している私の農地に植えているドッグローズ(Rosa canina)2011年12月

上の写真は、昨年の12月に撮影したものです。

農地にはドッグローズやスイートブライヤー(Rosa rubiginosa)があわせて5本くらいあります。これらは、実がローズヒップといわれてハーブティーなどで利用されているものです。2010年はあわせて約80個くらい実をつけましたが、2011年はその半分くらいで、今年はもうすこし少ないようです。鳥に食べられていることもありますが、来年はすこし観察をしようと思います。バラのなかではほとんど手がかからないといわれています。


入浴剤をつくる
肌が乾燥する時期のマンゴーバターの入浴剤をつくる

この時期になると肌が乾燥します。植物性のバターの入浴剤をつくります。精油も乾燥する肌によいといわれるものを加えます。

材料が、マンゴーバター・・・小さじ1/2、オレンジ・スイート精油・・・2滴、
パルマローザ精油・・・2滴、ジャスミン精油・・・1滴


簡単な材料で簡単にできます。


マンゴーバターを湯煎にかけて溶かします。


肌の保湿によいといわれるマンゴーバター。マンゴーの種からとられます。


すぐに溶けるので容器も熱くなりません。精油を加えてまぜます。


大変よい香りがひろがりました。早く浴槽に入れないと・・。


浴槽にいれてよくまぜます。

精油は、オレンジ・スイート、パルマローザ、ジャスミンの香りをブレンドしました。

たいへん良い香りで、ジャスミンは意外にも強い香りがしないで、他の2種類になじんでいました。仙台では、本日は寒く少し雪が降ったりではっきりしないお天気でしたが、なんとなくこれらの香りで温かく少々、明るい気持ちになりました。

オレンジ・スイート・・・スキンケアに適用
パルマローザ・・・思春期の場合は肌の皮脂を調整し、年配の場合は肌細胞の再生、刺激を促し、老化、乾燥、しわなどが気になる肌にとても有効。
ジャスミン・・・ドライスキン、オイリースキン、荒れた肌、敏感肌などの化粧品にも使用されています。・・・などとジニーローズ著エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375にこれらの精油の適用が記載されています。


入浴してすこし時間がたつと、マンゴーバターが皮膚の表面を覆ったような感じがしました。浴槽から出る時、タオルで軽く水分をおさえる程度にしました。

次回もマンゴーバターをつかった入浴剤をつくります。



















2012年11月26日月曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。セージをつかったカボチャの一品をつくる。(2)




私の店の前にあるコンテナのセージ。もうすぐ冬眠かな?2012年11月22日



セージについて

デニ・バウン著ハーブ大百科によりますと、セージ(Salvia officinalis)はヨーロッパ北部で中世から栽培されており、17世紀、北米につたわったそうです。古代ローマ時代から長寿薬の評判があります。葉はお茶にしたり、料理の香味料につかわれます。
薬用では、発汗過剰、外用薬として喉、口内他の感染症に有効ですが、過剰摂取、あるいは長期服用は有毒と記載されていました。



マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。

前回の続きですが、セージをつかったカボチャの一品です。レシピは前回掲載しています。

材料がそろいました。カボチャの種を取り皮をむきます。
フライパンにバターを熱しカボチャを加えて粗塩、コショウで味つけをして5〜6分いためます。



カップ1/4の水を加えて8〜10分ふたをして煮ます。最後にセージを加えます。白っぽく光っているのがセージです。


最後にセージを加えてまぜました。上の写真の白っぽいものがセージです。乾燥したセージをつかいました。


できあがりました。カボチャとバターのほんのり甘い香りにセージのスパイシーな香りの一品です。


マーサのレシピではバターナッツスカッシュをつかいますが、カボチャでもなかなかよいものです。カボチャそのものの味が引き立つレシピに感じました。

主婦の友社最新栄養成分事典によりますと、西洋カボチャは主な成分がビタミンC、ビタミンE、カロチンで、効果はガン、カゼ、老化の予防と記載されていました。


西洋カボチャです。


もうすぐ冬至です。カゼなどもひきやすくなるこれからの時期はセージとカボチャをとりいれて、寒さに向かっていくこともよいことだと思います。

2012年11月22日木曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。セージを使ったカボチャの一品をつくる。




セージとカボチャの組み合わせもなかなかです。


マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる


マーサ・スチュワートのホームページで私でもつくることができそうなハーブをつかった料理を実際につくってみました。


セージをつかったカボチャの一品をつくる


Everyday Food、2003年11月

材料

バター・・・大さじ2
バターナッツスカッシュ約1kg(皮をむいて、種を取り除いて約2cmに切る)
粗塩とこしょう
フレッシュセージのみじん切り・・・大さじ1(または乾燥小さじ1/2)


つくりかた

フライパンにバターを入れて中火にして溶かします。 バターナッツスカッシュを追加します。 塩とコショウで味付けをします。 軽く、5〜6分こんがりするまで、調理します。
1/4カップの水を加えて、弱火にして煮ます。 バターナッツスカッシュにフォークがはいる程度やわらかくなるまで、8〜10分ふたをして煮ます。
セージを加えます。



今回バターナッツスカシュが手に入らなかったので北海道産のカボチャを
つかいました。


東京ガスのホームページによりますと、材料のバターナッツスカッシュは西洋の品種ではなく、日本カボチャに属するそうです。

しかし現在では日本カボチャは手にはいりにくく普通に売られているカボチャはほとんど西洋カボチャです。

今回つかったカボチャは、北海道産の西洋カボチャです。




セージです。乾燥したものをつかいました。


セージは蔵王の農地と私の店のコンテナにありますが、冬眠の時期にはいりそうですのでフレッシュではなく乾燥したハーブティーにもつかわれるものをつかいました。


実際につくってみました。次回に続きます。












2012年11月19日月曜日

入浴剤をつくる。ハーバルバスでリラックス。ラベンダーの精油を加えるとよりリラックスがまします。




11月3日のアロマの日も無事に終了しました。私の店である仙台の定禅寺ハーブギャラリー
では、お客様に日本アロマ環境協会からのラベンダーの花束を差し上げました。ラベンダーはハーブ、
アロマテラピーの代名詞なのかもしれません。




ローズマリー・グラットスター著ストレスに効くハーブガイドによりますと、ストレスを感じるとき、温かいハーバルバスにゆっくりつかると、とても元気がでる。ハーブは神経系だけではなく、身体全体にとっても有益であるとの記載がありました。

ハーバルバスでリラックスのレシピがありましたのでこちらを参考に入浴剤をつくってみます。


ハーバルバスでリラックス。入浴剤をつくる

ラベンダー・・・10g
ホップ・・・5g
セージ・・・5g
ローズマリー・・・2g
ラベンダーの精油・・・1滴




ホップは久しぶりにつかいます。以前は安眠の枕につかいました。このブレンドは、安眠の枕にもなりそうです。


今回ホップをつかいますが、以前、私は安眠の枕にいれたり、つる状の枝についた花や葉をドライフラワーのアレンジメントでつかったことがあります。独特な香りがあってビールの香りでもあり、鎮静作用があって、粉がありますがこちらも大切なものだということが記憶にありました。


ホップの花粉にも鎮静作用があるそうです。


上記のストレスに効くハーブガイドによりますと、ホップは厳選ハーブ21種に記載されていて花穂や花粉には神経系に鎮静作用とリラックス効果を与えてくれる大変すぐれた薬用ハーブです。


またラベンダーの精油をつかうとよりリラックス効果が高くなると記載されていました。



私の店にあるラベンダーの精油です。


ラベンダーの精油は一家に常時1本あると役に立つといわれていたことが私の頭の隅に残っています。入浴剤としての利用も大変有効です。


ジョイボゥルズ著エッセンシャルオイル効能と療法によりますと、成分のリナロールと酢酸リナリルには、局所鎮痛作用と局所麻酔作用があるようでクマリン類はごく微量しか含まれていませんが、鎮静作用に寄与している可能性があるそうです。


ハーブを袋に入れて容器にいれて、熱湯を1リットルそそぎ、冷めるまでそのままにします。ふたをするとよいです。


お風呂にハーブを浸した液と袋をいれて、ラベンダーの精油を1滴加えてよくまぜます。

熱湯を注ぐ前は、ホップの香りが強かったのですが、穏やかな香りになりました。暑い夏が終わった後の穏やかな秋の草原の感じがしました。


上記のストレスに効くハーブガイドには自然を思い描いて治す方法が記載されていて、お風呂にはいるときは水滴がやってくる川の流れや海のことを思い浮かべるという例がありました。















2012年11月15日木曜日

マーサ・ステユワートのハーブをつかったレシピをつくる。マッキントッシュリンゴとゴールデンデリャスリンゴについて。タイムをつかったリンゴのソテーをつくる。(3)




私の店がある仙台市の定禅寺道りでは、現在ケヤキが紅葉しています。2012年11月



前々回から「マーサ・ステュワートのハーブをつかったレシピをつくる。タイムをつかったリンゴのソテー」を掲載しましたが、マーサのレシピにあるマッキントッシュリンゴ、ゴールデンデリシャスリンゴについて調べてみます。




マッキントッシュリンゴについて


今回のリンゴのソテーをつくるにあたり、マッキントッシュリンゴを取り寄せた北海道北見市の篠根果樹園のホームページによりますと、昔懐かしい甘酸っぱい「旭」というリンゴがマッキントッシュリンゴだそうです。今では作る農家が減って希少品種となってしまい本州ではほとんど見ることができない品種だそうです。


落ち着いた赤色のマッキントッシュリンゴです。




ゴールデンデリシャスリンゴについて

ゴールデンデリシャスリンゴを購入出来ればと私の店の近くにある果物専門店にいきました。店の店員さんが、ゴールデンデリシャスリンゴは最近はめったに見ることがないということで、かわりにゴールデンデリシャス×千秋であるシナノゴールドを勧めました。
私が子供のころは、近県から果物を売りにくる果樹園のトラックがよく家の近くに来ていました。「本日は、ゴールデンデリシャス・・・」などとマイクをつかっておしらせをしていたことを思いだします。



ゴールデンデリシャスのかわりに購入したシナノゴールドです。酸味もありました。




リンゴについて

独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構のホームぺージによりますと、リンゴは世界で古くから栽培されていて、トルコでは紀元前6000年前頃のリンゴが炭化した状態で発見されているそうです。
原産地は中央アジアなどの寒冷地で、日本では主に北海道、東北地方、長野県などで栽培されてきたそうです。現在、一般的に出回っているリンゴは、明治時代にアメリカから西洋リンゴの苗木を導入したものからだそうです。

リンゴポリフェノールには抗酸化作用、リンゴ酸には疲労回復作用、ペクチンには整腸作用などがあるそうです。



リンゴは今が旬です。たくさん楽しみたいものです。


今回、マッキントッシュリンゴなどをつかってみましたが、現在たくさん出回っている甘いリンゴもおいしいですが、懐かしい甘酸っぱいリンゴもなかなかだと思いました。






2012年11月12日月曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかった料理のレ シピをつくる。イブキジャコウソウについて。タイムをつかったリンゴのソテーをつくる。(2)




日本のタイムといわれるイブキジャコウソウ仙台市野草園にて2012年11月


イブキジャコウソウ

牧野和漢薬草大図鑑によりますと、イブキジャコウソウ(Thymus quinquecostatus)は日本ですと北海道、本州、九州などに分布し、日本産のものは中国大陸原産種の変種と考えられているそうです。芳香成分に発汗、収れん、利尿、強壮作用があり、たん、咳、風邪、頭痛の治療に用いられるそうです。イブキジャコウソウは量的な問題もあって民間薬に用いられる程度です。
タイム(Tymus vulgaris)はタチジャコウソウといわれ、日本には明治初期に渡来したヨーロッパ南部の地中海沿岸地方原産です。タイムの精油としてもアロマテラピーで用いられています。


マーサ・ステュワートのハーブをつかったレシピをつくる

タイムをつかってリンゴのソテーをつくる
前回のプログで掲載したレシピをつくりました。


フライパンにバターを熱しリンゴを加えます。


タイムとすりおろしたレモンの皮を加えます。

3分から5分くらいいためます。


粗塩とコショウを加えて完成。フレッシュなリンゴの香りにバターとタイムが混ざっています。


マッキントッシュリンゴもシナノゴールドリンゴも皮の色がきれいで、すこし時間がたってもあまり色が変わりませんでした。食べてみましたら、酸味があるからかタイムとバターの味が引き立ちます。


仙台市内にある私の実家でもう一度つくってみました。今度はマッキントッシュリンゴだけでつくりました。


私の実家に行ってつくってみました。少し長くいためました。


出来上がりましたら、ちょうど午後のお茶の時間でした。
いろいろな調味料を使わずにタイムとバターなどでおいしく出来て、おやつにもよいと父と母は喜びました。

2012年11月8日木曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかった料理のレシピをつくる。タイムをつかったリンゴのソテーをつくる。




MARTHA STEWART LIVING2012年9月号と10月号。写真はマーサ・スチュワート


料理、園芸、手芸、室内装飾など生活全般(ライフスタイル)に渡り、アメリカを中心に幅広く活躍しているライフコーディネーター・クリエーターであるマーサ・スチュワート。
以前、日本のテレビでマーサ・スチュワート・リビングが放送されていました。私は大好きでよく見ていました。すべてにすばらしい内容でしたが、特にお料理はすばらしく目を見張るものばかりました。
私にでもできそうなハーブをつかったレシピがマーサのホームページに掲載されていました。


タイムをつかったリンゴのソテー

季節の果物をつかった料理の添え物の簡単なレシピ
Everyday Food 2004年10月

材料について
マッキントッシュリンゴ(米国北東部で人気がある早熟リンゴ)、またはゴールデンデリシャスリンゴ(両方いっしょにあわせたものでもよい)・・・3個
バター・・・大さじ2
フレッシュタイムの葉・・・小さじ1
すりおろしたレモンの皮・・・小さじ1
粗塩と粉コショウ

つくりかた
りんごの芯をとり、 8等分にして、それぞれ半分にします。
大きなフライパンに中火でバター大さじ2を熱し、 リンゴと小さじ1杯のフレッシュタイムの葉とすりおろしたレモンの皮を追加して、粗塩と粉コショウで味付けをします。 ナイフの先端で穴を開けたときにりんごがちょうど柔らかくなるまで、3〜5分。ときどき軽くかきまぜます。




旭(マッキントッシュリンゴ)、シナノゴールド(ゴールデンデリシャス×千秋)のリンゴが手にはいりました。



タイムですが、私の宮城県蔵王町にある農地にはコモンタイムがありましたが、枯れてしまい、今回は残念ながら、つかうことができません。
今回は、デパートの食品売り場で購入したものをつかいます。
実際につくってみます。

次回掲載します。


2012年11月5日月曜日

入浴剤をつくる。アロマの日。精油をつかって心が落ち着くバスソルトをつくる。




11月3日はアロマの日です。2012年11月定禅寺ハーブギャラリーにて


11月3日は文化の日ですが、アロマの日でもあります。アロマテラピーは香りの文化といえます。アロマの日は今年で11回目になりますが、毎回私の店では、アロマテラピーに親しんでいらっしゃるお客様に感謝の気持ちを込めて、2012年11月7日までアロマテラピーに関連した商品の割引などを行っています。


精油をつかって心が落ち着くバスソルトをつくる

ディヴィット・シラー&キャロル・シラー著アロマセラピーブレンド辞典にバスソルトのレシピがありました。こちらを参考に入浴剤をつくってみます。

気持ちが高ぶっている時に
エプソムソルト・・・大さじ1
アミリス精油・・・2滴
クラリセージ精油
アニス精油
タンジェリン精油
各1滴

エプソムソルトを容器にいれて、精油をいれて蓋をしてよくふります。


エプソムソルトです。欧米では一般的にバスソルトとして使用されているそうです。



興味のあるブレンドです。タンジェリンは光毒性に注意。


ビンをよく振って香りを嗅いでみました。鼻がすっきりしました。

エプソムソルトは、記載されている本がなかなか見つかりませんでした。Wikipediaで調べてみましたら、硫酸マグネシウムの結晶で、塩分は含んでいないそうです。不足しているマグネシウムを入浴することで皮膚から吸収し補給する有効な手段とされているそうです。

使用した精油の用途

アニス精油・・・体をあたためる
アミリス精油・・・おだやかな精神状態を促進
クラリセージ精油・・・ストレスや緊張の緩和
タンジェリン精油・・・情緒的緊張ストレスの緩和
など。また4種類の精油にはどの精油にも安眠促進と記載されていました。(上記のアロマセラピーブレンド辞典による)


お風呂に作成したバスソルトの入浴剤をいれてみたところ、オレンジキャンディーのような甘いかおりに他の味覚がすこし加えられたように感じました。ゆったりとできる香りで少し眠ってしまいました。

30分ゆったりとくつろぐのがよいそうです。










2012年11月1日木曜日

入浴剤をつくる。コンフリーについて。バニラビーンズとココナッツミルクの入浴剤をつくる。




私が所有している宮城県蔵王町の農地に生えているコンフリー


ハーブの本などに、コンフリーというハーブがよく記載されていますが、私の蔵王の農地にはそのコンフリーがあります。コンフリーは、これまで種を播いたこともないですし苗を植えたこともないです。
ある日、久しぶりに蔵王に行ったところ、ビニールハウスの中にコンフリーが生えていて、茎が長く葉も茂って、近くにある鉢うえのハーブが見えなくなるくらいになっていました。その後、何回か茎を切ったりしましたが、成長の勢いがとまらないので外に移植したのが上の写真の物です。

コンフリーについて

牧野和漢薬草大図鑑によりますと、コンフリーはヨーロッパ原産で、日本には明治時代に渡来し、観賞用、食用に栽培される多年草です。根葉の浸剤は、ハップ剤として用いられ生の根、葉の生汁は貧血予防、新陳代謝促進などに効果があるとありました

日本メディカルハーブ協会のハーバルセラピストのテキストによりますと、コンフリーにはピロリジジンアルカロイドという成分が含まれていて、肝毒性の危険性があるので注意とあります。以前、コンフリーの天ぷらをおいしくいただいたことがありましたし、私が店を開店したころには、ハーブティーも販売していました。

夏にかけて茎を伸ばし、花もたくさん咲かせますので、現在、私は観賞用としています。蔵王のコンフリーが、来年も花をたくさん咲かせてくれることを楽しみにしています。


デニ・バウン著ハーブ大百科に記載されているコンフリーの写真


バニラビーンズとココナッツミルクの入浴剤をつくる

スザンナ・マリオット著スパイススパ百科によりますと、インドネシアの中央ジャワの宮廷の王女達は何世代も受け継がれてきた古いレシピにしたがって、スパイスたっぷりのミルクやオイルを使って入浴していたと記載されていました。またココナッツとバニラのブレンドがありました。

最近、料理にバニラビーンズをつかったので保存していました。またココナッツミルクの缶詰も手に入りましたので、バニラビーンズとココナッツミルクの入浴剤をつくってみます。


バニラビーンズとココナッツミルクの入浴剤

バニラビーンズ・・・2分の1〜1本(香りを分散させるのでしたら切り分けるとよい)
ココナッツミルク・・・10〜20ml(お好みで増減します。)


ココナッツの果実をそのまま取り出して製造したマレーシア産のココナッミルク。そばにあるのはバニラビーンズでマダガスカル産です。

鍋にココナッツミルクをいれて、バニラビーンズを加えてひと煮立ちさせます。


甘い香りが広がります。


そのままお湯をはった浴槽にいれてよくかきまぜます。

お風呂につかってみますと、穏やかなココナッツの香りにバニラビーンズのほんのりチョコレートのような香りがしたお風呂です。

バニラビーンズは、使用したあともまたつかえるそうです。ココナッツミルクは、しっとりしていてココナッツパウダーをいれたときと違う肌の感覚です。トリートメントオイルにもできそうな感じがします。

スパイススパ百科によりますと、バニラの香りは不安をしずめ、リラクゼーション効果があることがわかっているそうです。ココナッツミルクは、肌に栄養を補うためにボディーローションに加えられるほか、シャンプーにもつかわれるそうです。