2015年2月26日木曜日

消化不良と胸焼けを和らげるハーブティー。フェンネル、レモンバーム、シナモンのブレンド。


食べ過ぎた時はもちろんですが、気分をすっきりとさせたい時などに私はよくフェンネルのハーブティーを飲みます。その時は、フェンネルだけをブレンドせずに飲んだりすることがほとんどですので、何かブレンドしようかと思っていたところ、英国ハーブ療法ハンドブック/ペネラピ・オディ著に消化不良と胸焼けのフェンネルとレモンバームのハーブティーが記載されていました。

フェンネルにもレモンバームにも非常に胃を落ち着かせる作用があり、レモンバームにはさらに、ストレスや不安が関係している場合に落ち着かせる作用があるなどと上記の書に記載されています。

上記の書に記載されている自家製の袋(ガーゼで、ハーブティーのブレンドを包む)も試してみました。


今回は上記の書を参考にハーブティーのブレンドを試してみます。

フェンネルとレモンバームのハーブティー(約7〜10杯分)
材料
フェンネルの種5g、レモンバームの葉⒎5g、シナモンスティック(粉末)少々、熱湯。

フェンネル、レモンバーム、パウダー状にしたシナモンスティック。参考の書の使用するハーブの量はもう少し多めですが、今回はお試しということで1杯分を約2gにします。


1杯分を試してみます。熱湯で温めたティーポットにそれぞれのハーブをいれます。熱湯200mlを注ぎ、ふたをして約5分間そのままにします。

今回シナモンスティックも加えますが、シナモンスティックもフェンネルやレモンバームと同様に消化などにもとメディカルハーブ/ペネラピ・オディ著に記載されています。




ティーカップに注ぎます。

甘いような香りもしますが、シナモンのスパイスの香りも感じます。


いつものフェンネルにレモンバームが加わりよりやさしくなった感じです。シナモンのスパイスの香りも合ったようです。気分が落ち着くようで体も温まりました。しばらくこのブレンドを試していきます。















2015年2月23日月曜日

春のハンドクリーム。カモミール・ローマン精油、ローズマリー・シネオール精油、ジュニパーベリー精油、アルガン油クリア(精製)、ミツロウ(精製)をつかう。




春の兆しも感じられますが、今回はこの時期の乾燥気味の手にハンドクリームをつくります。

春のハンドクリーム(25ml容器用)
材料 ミツロウ精製3g、アルガン油クリア精製20ml、カモミール・ローマン精油2滴、ローズマリー・シネオール精油1滴、ジュニパーベリー精油1滴。

ミツロウをはかり、エッセンシャルウォーマー(ミツロウを溶かす時につかう道具)の鍋に入れます。

ミツロウはミツバチの巣の材料となるもので動物性ワックスです。クリームの固さの調整に有用です。今回は精製したものをつかいます。香りがあまりないです。


植物油をさらに加えキャンドルに火をつけてミツロウが溶けるまでそのままにします。

植物油は、アルガン油クリア精製をつかいます。こちらもミツロウ(精製)同様に色や香りがあまり強く感じません。アルガン油は皮膚の引き締め、軟化、滋養、保護他皮膚をなめらかにする作用があるなどと植物オイル・ハンドブック/シャンタル&クレルジョウ著に記載されています。


ミツロウが溶けたらクリーム容器に流し込み、竹串などでかき混ぜて粗熱がとれたら精油を加えてかき混ぜます。

カモミール・ローマンは多年草のカモミールです。カモミール・ローマン精油に春が近いのですっきりしたような香りも加えたいと思いローズマリー・シネオール精油、ジュニパーベリー精油を加えました。作用としては、カモミール・ローマン精油は緊張緩和、スキンケア、ローズマリー・シネオール精油は皮膚代謝促進、集中力向上他、ジュニパーベリー精油は代謝活性化、活力向上他(参考文献アロマ療法大全/モニカ・ヴェルナー/ルート・フォン・ブラウンシュヴァイク著)


出来上がりです。

写真の左が本日投稿したクリームで、右が今月はじめに投稿したクリームです。右のクリームは未精製のミツロウで、アルガン油バージン未精製、精油がカモミール・ローマン、ゼラニウム、レモンティートリーをつかいました。

カモミールにすっきりした香りが加わりました。感触もしっとりした感じはありますが、しつこく感じないようです。

2015年2月19日木曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。すばらしいココア。


ミントとシナモンをつかうココアです。
マーサ・スチュワートのホームページよりハーブをつかったレシピを実際につくってみます。毎回、大変お勉強になります。感謝しています。

今回はミントとシナモンをつかうココアです。

レシピと一緒に作製した時の写真を投稿します。


すばらしいココア

材料4人分

牛乳4カップ、シナモンスティック1本、新鮮なミントの小枝6本、または2つに分けたバニラビーンズ(お好みで)セミスイートまたはミルクチョコレート10オンス小さく切る、ホイップクリーム(お好みで)チョコレートの削りくず(お好みで)


今回はフレッシュのスペアミントを用意することができました。


作り方
10オンスのセミスイートチョコレートまたはミルクチョコレートを小さく切ります。飾り付けのためのホイップクリーム、チョコレートの削りくずを準備します。


ホイップクリームを準備しました。チョコレートは今回のココアにつかうものをより細かくしました。




中くらいの鍋で牛乳を沸騰寸前まで火にかけます。必要に応じて、シナモン、ミント、またはバニラを追加します。10分間そのままにしてください。


牛乳を沸騰寸前の後、シナモン、ミントを加えて弱火で約10分くらいそのままにしました。ミント、シナモンの香りがします。



火から鍋をはずしてください。こして、鍋をもどしてください。泡立器をつかって牛乳を再加熱してください。チョコレートが溶けて牛乳が泡状になるまで混ぜてください。


チョコレートは日本のビターチョコレートをつかいました。ココアのような香りになってきました。



必要に応じて、ひとすくいのホイップクリームにチョコレートをほんの少し加えてすぐに盛りつけをします。


今回も何とか無事に作製することができました。普通よりも濃いココアのようです。飲んだ後あたりにミントが感じてシナモンも少しピリッと感じました。おいしかったです。

2015年2月16日月曜日

入浴剤をつくる。すっきりバスオイル。ローズマリーベルベノン精油、ジュニパーベリー精油、ラベンサラ精油、スイートアーモンド油、グレープシード油をつかう。


春が近くなり、心新たに考えることも色々とありますが、今回はすっきりした気分になるようなバスオイルをつくります。

すっきりバスオイル(6回分)
材料は、ローズマリー・ベルベノン精油12滴、ジュニパーベリー精油6滴、ラベンサラ精油6滴、スイートアーモンド油10ml、グレープシード油5ml。



スイートアーモンド油とグレープシード油をビーカーに入れます。

スイートアーモンド油はスイートアーモンドの種子から採れたもので、美容利用では、軟化作用、保湿作用などがあり、グレープシード油はぶどうの種子から採れたもので、美容利用では、肌の洗浄、再生作用、皮膚のアンチエイジングなどと植物オイル・ハンドブック/シャンタル&リオネル・クレルジョウ著に記載されています。どちらも臭いがあまり強くなく、また使用しやすいです。一般的につかわれています。



精油を加えて撹拌棒で混ぜます。

ローズマリーは一般に心と体を刺激して活性化したいときに用い、ケモタイプのローズマリー・ベルベノンは粘液溶解作用他で、ジュニパーベリー精油は去痰作用、殺菌作用。ラベンサラ精油は、抗ウイルス作用、抗菌作用、他不眠になどとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。どの精油も香りを嗅いでみると、鼻のとうりが良いように感じます。3種類を合わせたら、ローズマリー・ベルベノンの香りが少し穏やかになったように感じます。



保存ビンに入れます。

6回分にします。

使用してみたところ、思ったよりも強い香りは感じなく、しかしすっきりする感じでした。夜に使用しましたが、よく眠ることができました。


2015年2月12日木曜日

入浴剤をつくる。しもやけ気味の足にスギナの足浴。

スギナです。ホーステールともいわれています。

スギナは私の所有の農地でもよく自然に生えてくるものですが、牧野和漢薬草大図鑑によりますと、北半球の暖帯以北に広く分布し、山野、湿地、道端に普通にみられる夏緑多年生シダ植物で、成分がアルカロイドのパルストリン、サポニンのエキセトニン、フラボノイドのイソクエルセチンほかビタミンC、ケイ酸を含み、民間では古くから利尿、鎮咳他として用いられ、皮膚疾患他に外用するなどと記載されています。

また、メディカルハーブ/ペネラピ・オディ著によりますと、スギナの使い方として地上部の粉末を練ってしもやけ他に外用しますなどとも記載されています。

今回は、足の指が少ししもやけ気味である私の主人にスギナをつかい足浴を行います。

ハーブティー用のスギナをつかいます。スギナの葉と茎です。春にはツクシとしてなじみのあるハーブと袋に記載されています。



スギナの足浴(1回分)
材料・・・乾燥したスギナ16g、熱湯2ℓ。



スギナをはかり、布につつむか、袋にいれるかをして大きめの洗面器他に入れます。

刺激もない香りで甘い感じもします。昔は料理につかわれたそうです。



熱湯1ℓを加え上にふたなどをし、さめるまでそのままにします。

フェイシャルスチームもできそうです。


さめたら、さらに1ℓほど湯や水を足して温度を調整し足浴を行います。

さめたら、浸した液の色が濃くなりました。ここからさらにお湯や水を足します。


準備が終わり、主人に試してもらったところ、気持ちがよいと言っていました。

私の農地ではもう少しするとスギナが生えますが、今年は収穫してまた利用しようと思います。

メディカルハーブ ハーバルセラピストコース・テキストによりますとスギナは心臓または腎臓の機能不全には禁忌と記載されています。


2015年2月9日月曜日

しもやけ気味の足のクリーム。カモミール・ローマン精油、ゼラニウム精油、レモンティートリー精油、アルガン油をつかう。




もうすぐ春もそこまで近づいていますが、まだまだ雪が降る日もあり、今の時期は、油断すると足などがしもやけ気味になることもあります。私は、この冬はまだ大丈夫ですが、主人の足の小指の近くがしもやけ気味になりました。そのようなことで、今回は足のクリームをつくります。


しもやけ気味の足のクリーム(約25mlクリーム容器用)
材料・・・・・アルガン油20ml、みつろう3g、カモミール・ローマン精油3滴、ゼラニウム精油1滴、レモンティートリー精油1滴。



みつろうをはかり、エッセンシャルウォーマーの鍋に入れます。

みつろうはミツバチから分泌される動物性ワックスで、ミツバチの巣の材料となるものです。みつろうは手作りのクリームをつくる時に固さの調整などに使用したりします。今回は未精製のものをつかいますので、色と香りがあります。みつろうを溶かすときなどにつかうエッセンシャルウォーマーをつかいます。



アルガン油をはかり、エッセンシャルウォーマーの鍋に加えます。

アルガン油が採れるアルガンツリーは古くから存在していて、アルガン油は皮膚の引き締め、軟化、滋養、保護ほか皮膚をなめらかにする作用があり、ビタミンEなどもふくまれなどと植物オイル・ハンドブック/シャンタル&リオネル・クレルジョウ著に記載されています。今回のアルガン油は未精製で香りがあります。



エッセンシャルウォーマーのキャンドルに火をつけて、鍋のみつろうが溶けたらクリーム容器に注ぎ、竹串などをつかい撹拌します。クリーム容器の粗熱がとれたら精油を加えて竹串などで撹拌します。

カモミール・ローマン精油はスキンケア、緊張緩和、精神力向上などとアロマ療法大全/モニカ・ヴェルナー、ルート・フォン・ブラウンシュヴァイク著に記載されています。カモミールの香りにバラのような香りのゼラニウム精油とレモンのような香りのレモンティートリー精油を加えてみました。ゼラニウム精油もスキンケアなどともいわれています。




できあがりです。

約1週間、朝と夜に主人の足に使用してみましたが、次第にしもやけ気味の足の不快感が緩和されたようです。

2015年2月4日水曜日

オレンジピールとココアの香りのせっけん、ローマンカモミールの芳香蒸留水をつかう。



今回は、オレンジピールとココアの香りのせっけんをつくります。手で練ってつくるせっけんです。

オレンジピールとココアの香りのせっけん(ボディー用1個分)
材料・・・石けん素地(手で練って形をつくるせっけん)50g、オレンジピール小さじ1、ココアパウダー小さじ1、ローマンカモミールの芳香蒸留水17ml、お好みで飾り用オレンジピール小さじ1/2。


石けん素地をはかり、ビニール袋に入れておきます。オレンジピール小さじ1は乳鉢にいれて細かくします。

今回のせっけんは、純植物性石けん素地をつかいました。オレンジピールは、ビターオレンジの皮のハーブティーで、甘く良い香りです。オレンジの皮は肌をなだめなどとハーブでつくるわが家のオリジナル化粧品に記載されています。


ローマンカモミールの芳香蒸留水をビーカーに入れて湯煎にかけて温めます。
ローマンカモミールの芳香蒸留水は、水蒸気蒸留法で精油が製造される時に一緒に得られる水で、ドライスキン、心理的に鎮めてくれるなどとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。ローマンカモミールの精油の香りも少し感じるようです。甘い香りです。



細かくしたビオレンジピールを上記の温めたビーカーに加えて、約1〜2分間そのままにします。
撹拌棒でかき混ぜてラップをしました。きれいなオレンジ〜黄色になりました。良い香りです。



石けん素地を入れた袋に2〜3回に分けて耳たぶくらいのかたさになるまで手で揉み込み、ココアパウダーを加えてさらに揉み込んで袋から出して、形を整えて乾かします。

お好みでココアパウダーは加えないでオレンジピールを飾るだけでもよいです。今回使用のココアパウダーはココアバター22〜24%と記載されていました。


ココアパウダーが加わると香りがひきしまったようになりました。また、作製した石けんを食べてしまいたくなり、元気がでそうです。ローマンカモミールの芳香蒸留水の香りも使用しているうちに感じます。

2015年2月1日日曜日

ネロリの芳香蒸留水でつくるスキンローション。パルマローザ精油、ラベンダー精油をつかう。

芳香蒸留水も良い香りです。

アロマテラピーの精油などで手作りの化粧水は簡単につくることができますが、いつもの精製水を芳香蒸留水に変えてみたくもなります。私は日差しが春めいてくるといつもネロリを使いたくなります。今回はネロリの芳香蒸留水をつかってスキンローションをつくります。

ネロリはビターオレンジの花の精油のことで、芳香蒸留水は、水蒸気蒸留法で精油を製造するときに一緒に得られる水です。ネロリの芳香蒸留水はオレンジフラワーウォーターなどともいわれています。(写真:少し温めてクリームに少量加えても良い香りがします。)


エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニーローズ著によりますと、オレンジフラワーウォーターは外用ではドライスキンの水分補給、入浴など、気分を高揚させるなどと記載されています。


ネロリの芳香蒸留水でつくるスキンローション(50ml容器用)
ネロリの芳香蒸留水(オレンジフラワーウォーター)47,5ml、グリセリン2,5ml、パルマローザ精油1滴、ラベンダー精油1滴。



グリセリンをビーカーに入れます。
グリセリンは脂肪や油脂からとれるもので保湿作用があるといわれ化粧水をつくる時などに用いられます。
今回は植物性100%のグリセリンです。グリセリンがないと物足りなく感じます。



精油を加えて撹拌棒でまぜ合わせます。

今回はパルマローザ精油とラベンダー精油です。パルマローザは花のような香りで、肌の再生作用、皮脂分泌調整作用他、ラベンダーは花そのもの抽出でスキンケア他に(上記の書参考)。今回は、春が近くなるスキンケアにつかいました。


ネロリの芳香蒸留水を加えて撹拌棒で混ぜて容器に注ぎます。

ラベルなどをはり、出来上がりです。



パルマローザ精油とラベンダー精油を加えたところ、花の香りに深みが加わったようになりました。使用後、香りが少し残り、また肌への感触も良かったです。