2012年8月蔵王バラ園にて |
10年以上も前ですが、マーサ・スチュワート・リビングというアメリカのテレビ番組が日本で放送されていました。マーサ・スチュワートが料理、ガーデニング、クラフト、宝飾類ほかいろいろなジャンルから提案を行う番組で、内容はもちろんですが、すべてがすばらしく、大好きでした。ハーブを使った料理やクラフト、マーサのハーブガーデン、ゲストの皆さまもすばらしく、自然療法家の方がゲストでお話をしたこともあります。月日が経った現在でも十分に参考にできることばかりです。
ねこのハーブといわれるキャットニップも登場していて、キャットニップフィッシュのつくりかたや、キャットニップスプレーの紹介もあり、当時、キャットニップフィッシュは実際につくって主人の実家のねこ(チャチャとクロの姉妹・・現在も健在)にあげました。
マーサが番組でつくったキャットニップフィッシュをまた作ってみます。
マーサのキャットニップフィッシュ(4個分)
材料・・・乾燥したキャットニップ30g
布、針、はさみ、型紙
フィッシュの型紙をつくり、6cm×11cmの布2枚を中表に重ねてさらに型紙を重ねて、まち針でとめます。フィッシュの形を布になぞって、さらに、ぬいしろ5mmをとってなぞり、はさみで切り取ります。上部の真ん中あたりを3cm除いてフィッシュの形を糸でぬいます。
表に返してアイロンをかけて乾燥したキャットニップをいれます。紙を丸めてメガホンみたいにして口が開いているところから入れていき、開いている部分を糸でぬいます。(キャットニップをしっぽにも入れて、フィッシュはまるまるとさせる)
ヒモでぶらさげるとよいということですので、棒とウールの毛糸でつくってみます。
2種類つくってみました。1つ目は、マーサのレシピのキャットニップのみでつくりました。2つ目はキャットニップにネコがすきだというレモングラス(ネコ草の役目ともいわれる?)をブレンドしました。
以前つくった時は、ベランダで栽培していたキャットニップを少しずつ乾燥させましたが、足りなくなり、キャットミントやペニーロイヤルミントなどもいれました。
その頃、東京に住んでいて、ベランダで栽培していたキャットニップ。花を咲かせていました。最初のキャットニップフィッシュの材料にしました。 |
現在、宮城県の蔵王町に少しばかりの畑を所有していますが、先日キャットニップを収穫しようと行ってみたところ、枯れてしまったようで形跡がありません。近親種キャットミントは相変らず元気ですが。マーサは、キャットニップはやせた土地の方がよいといっていました。
畑のキャットミント。10年くらい前からそのままです。キャットミントの近親種。青い花を咲かせます。2012年8月に撮影しました。 |
今回は、市販のキャットニップをつかいます。
最新薬用植物学の本によりますと、キャットニップの成分のnepetalactoneはマタタビにふくまれるiridomyrmecin似ていて、ネコ属動物を特異的に興奮させる作用のある成分と記載されていました。 |
マーサは、キャットニップはねこの刺激剤に近いといっていました。
マーサは当時ネコを8匹飼っていて、番組に時々登場させていました。その中でもモーツァルトという名前のねこが1番のお気に入りで、モーツァルトは、社交性に乏しいけれども、キャットニップが好きで他のネコと混ざって遊ぶといっていました。
キャットニップフィッシュはボタンをつけないこと、のりを使わないことともいっていました。
今回作成したマーサのキャットニップフィッシュは以前あげたチャチャとクロにまたあげようか、それとも店のスタッフのKさんのねこにあげようかと思いましたが、Kさんに、Kさんのねこは、どのようなにおいが好きなのか聞いてみたところ、新品の靴の皮のにおいが好きといっていました。しかし、人間が履いた靴には興味を示さないそうです。
また機会がありましたら、ねこの好きなにおい、もう少し調べてみようと思います。
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