2017年10月15日日曜日

ヘアオイルをつくる。ホホバ油精製、オリーブスクワラン、パチュリ精油、ローズアブソリュート精油をつかう。

持ち歩いて髪を整える時につかいます。


私の髪はくせ毛で、以前、シャンプー前のヘアオイルなどを投稿していますが、今回は、持ち歩いて使うことができるヘアオイルをつくります。



ヘアオイル(約10ml容器用)
材料 ホホバ油精製5ml、オリーブスクワラン5ml、パチュリ精油1滴、ローズアブソリュート精油1滴。



ホホバ油精製、オリーブスクワランをビーカーに入れます。

ホホバ油はホホバの種子からとれる植物ロウで、保湿力が高く、よく伸びて扱いやすいといわれていて、オリーブスクワランは、オリーブオイルから抽出された成分で、さらさらした軽い感触で、肌なじみがよいといわれています。持ち歩くものなので、軽い感じのオリーブスクワランを加えました。




パチュリ精油、ローズアブソリュート精油を加えて撹拌棒でかき混ぜます。

秋になり、パチュリの香りも気になってきました。パチュリ(パチューリ)はアジア原産、多年性の群生するハーブで、エッセンシャルオイルは、葉を乾燥させ、寝かせておいたものを水蒸気蒸留し、香りは土臭くスモーキー、スキンケアに、香水のすべての香りを長く持続させなどとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。パチュリ精油にローズのブルガリア産ダマスクローズ溶剤抽出の精油を加えました。



容器に入れてふたをしめて、ラベルをはります。

最初はローズの香りがしますが、だんだんパチュリの香りが感じるようです。


少量ずつ髪につけますが、香水のかわりにもなりそうです。

2017年10月8日日曜日

秋にココアバタークリームをつくる。ココアバター、ミツロウ、スイートアーモンド油、ゼラニウム精油、フランキンセンス精油をつかう。




最近は、暑さも一段落し、活動しやすくなりましたが、肌の乾燥も気になりはじめました。庭仕事などで手を使うことが多いので、今回は、いつものミツロウクリームにココアバターを加えてクリームをつくります。


ココアバターは手の熱で溶けて皮膚を柔らかく滑らかにする性質から、軟膏、さらにマッサージの潤滑剤としても利用が可能とキャリアオイル事典/レン・プライス、シャーリー・プライス、イアン・スミス著に記載されています。


ココアバタークリーム(約12ml容器用)
材料 ココアバター7g、スイートアーモンド油3g、ミツロウ(精製)2g、ゼラニウム精油1滴、フランキンセンス精油1滴。



今回は、エッセンシャルウォーマーをつかいます。ココアバターをはかり、エッセンシャルウォーマーの容器に入れます。

カカオの木は中央アメリカと南アメリカ原産で、その地で何世紀もの間栽培され続けていて、ココアバターは1695年に初めて製造され、コココアバターは固形油脂。カカオの種から工程を経てココアとココアバターが出来上がりますなどとキャリアオイル事典/レン・プライス、シャーリー・プライス、イアン・スミス著に記載されています。エッセンシャルウォーマーはミツロウを溶かすときに使います。


ミツロウ、スイートアーモンド油をはかり、エッセンシャルウォーマーの容器に加え、火をつけてミツロウ、ココアバターが溶けるまでそのままにします。

クリームの固さの調整などにミツロウ、スイートアーモンド油は、よく伸びて扱いやすいなどといわれています。


ミツロウ、ココアバターが溶けたら保存容器に注ぎ、撹拌棒などでかき混ぜて粗熱がとれたら精油を加えてかき混ぜます。

今回は、庭仕事などに使用するので花のような香りで明るい気分になりそうなゼラニウムとまたゼラニウムと合いそうなフランキンセンスをつかいました。


ふたにラベルを貼り、冷めたらふたを閉めます。


ゼラニウムの香りに後からカカオバターの香りが感じるようです。

2017年10月1日日曜日

フレッシュレモングラスのフットバス。レモングラス、スペアミント、重曹をつかう。






10月になり、私の所有する宮城県蔵王町の農地では、レモングラスの鉢上げを行います。

レモングラスは群生する多年草、がっしりした棒状の茎と、レモンの香りがする長さ50cmになる細長い葉を有する、非耐寒性で最低気温は7度などとハーブ大百科/デニ・バウン著に記載されています。写真は私の農地で2017年9月末のものです。となりに秋になり、元気になったスペアミントも写っています。私の農地のレモングラスは秋〜春先まで屋内で栽培します。『そろそろ鉢上げだよ』とレモングラスガ言っているようです。



レモングラスは、ハーブティーでは主に乾燥したものが利用されますが、今回はフレッシュレモングラスをつかいます。



フレッシュレモングラスの足浴(1回分)
材料 レモングラス(生)4g、スペアミント1g、重曹小さじ1、熱湯。



レモングラスとスペアミントを洗って、レモングラスをはさみで切ります。


今回は、レモングラスのとなりに植えてあるスペアミントも少しつかいます。レモングラスは、発汗促進、鎮痙作用あり、スペアミントは、匍匐性の甘い香りのする多年草などと本日の参考の書に記載されています。



容器にレモングラス、スペアミントを入れて熱湯を注ぎ、約10分そのままにし、重曹を入れてよくかきまぜます。

レモングラスは、布袋を作り中にいれました。スペアミントはそのまま浮かべます。ちょうど重曹がありましたので使用します。重曹は、入浴剤などにも使用されています。湯あたりをやわらげるなどといわれています。お湯は、沸騰してすぐのものをつかいました。スペアミントを浮かべたら一瞬、香りが広がりました。



水を注ぎ、温度を調整し、くるぶしのすこし上までつかるようにします。
40度くらいにしました。レモンとミント甘いような穏やかな香りです。




2017年9月24日日曜日

ベチバーのバスソルトで秋のリラックス。ベチバー精油、ラベンダー精油、レモンマートル精油をつかう。





秋の気配も十分に感じるようになりました。ベチバーの精油の香りも気になります。


今回はベチバー精油をつかってバスソルトをつくります。

ベチバー精油は、イネ科の植物、ベチバーの根から採れる精油で、インドやスリランカでは、その鎮静作用から「静寂の精油』の異名をもつとアロマテラピー図鑑/監修佐々木薫に記載されています。


ベチバーのバスソルトでリラックス(1回分)
材料 天然塩大さじ2、ベチバー精油1滴、ラベンダー精油1滴、レモンマートル精油1滴。




天然塩をはかり容器に入れます。
今回はバスソルト用の死海の塩マグネシウムをつかいました。死海の上水から採った天然塩です。




精油を加えて撹拌棒などで混ぜ合わせます。

ベチバー精油の他にラベンダー精油、少しレモンのような香りを加えようとレモンマートル精油をブレンドしました。ラベンダーも鎮静作用があり、リラックスと安眠を誘う精油、レモンマートルは心を落ち着かせる、明るい気分になるなどと本日の参考の書に記載されています。



湯をはった浴槽にいれてよくかき混ぜて入浴します。

たまには深まる秋にゆっくりとベチバー精油でリラックスもよいものです。





2017年9月17日日曜日

うがい用のチンキをつくる。ペパーミント、セージ、ヒソップをつかう。

写真の左からヒソップ、セージ、ペパーミントです。私の所有する農地で収穫し,乾燥させたものです。


口の中をすっきりしたい時などに、今回は、うがい用のチンキをつくります。


メディカルハーブハーバルセラピスト・テキストによりますと、チンキ剤は、有効成分をアルコールで抽出する方法で、水溶性と脂溶性の両方の成分を取り出せますなどと記載されています。



うがい用のチンキ
材料 ペパーミント2g、セージ1g、ヒソップ1g、ウォッカ40度100ml。



ペパーミント、セージ、ヒソップを準備して保存ビンに入れ、ウォッカを注ぎます。

ペパーミントは使用部位が葉で、さわやかなメントールの香りは、眠気を吹き飛ばし、気分をリフレッシュしてくれるなど、セージは使用部位が葉で、収斂作用と抗菌作用をもつことが特徴、セージは口腔のトラブルによく用いられるハーブなどとメディカルハーブハーバルセラピストコース・テキストに記載されています。ヒソップは使用部位が地上部で作用が去痰などとメディカルハーブ/ペネラピ・オディ著に記載されています。



ふたをしめて、ラベルを貼り、2週間そのままにし、茶こしなどでこします。

一日一回ビンを振り、2週間後、茶こしでこしました。刺激的な香りがします。



コップに水を入れて、小さじ1/2〜1のできあがったチンキを入れ、うがいを行います。

水で希釈すると刺激的な香りが和らぎました。外から帰った時のうがいやリフレッシュしたい時などよさそうです。*セージは妊娠中に使用しない、長期の服用不可(メディカルハーブハーバルセラピストコース・テキスト)ヒソップは妊娠中に使用しない(メヂィカルハーブ安全性ハンドブック)に記載されています。


チンキは保存期間が約1年とメディカルハーブハーバルセラピストコース・テキストに記載されています。秋から冬のかぜの予防のうがいにも使用できそうです。

2017年9月9日土曜日

バニラの香りのカスタードトーストをつくる。




前回、私は、秋になると気になるフランキンセンス精油を使いましたが、またこの時期は、バニラの香りも気になります。


ということで、今回は、精油ではありませんが、バニラをつかったカスタードクリームのトーストをつくります。

バニラは世界中で最も重要な香味料のひとつで、バニラの実は3.5%のバニリンを含み、利用部位が実で、まるごとの実は砂糖漬けで保存され、デザート、ケーキに甘みと風味をつけるなどとハーブ大百科/デニ・バウン著に記載されています。写真はバニラの実(さや)ですが、置いておくだけでも甘い香りがします。


バニラの香りのカスタードトースト(1人分)
材料 カスタードクリーム大さじ1〜3、食パン1枚、果物。



カスタードクリームをつくります。

ボールに砂糖25g、卵黄1個を入れて泡立器で白っぽくなるまでかきまぜ、ふるった薄力粉をまぜます。別にバニラ1cmを切り、さやの中の種子を牛乳110mlに入れて沸騰直前まで温めます。写真は、牛乳にバニラのさやから黒い細かい種子をかきだして加えたところです。


泡立器でまぜたものに、あたためたバニラの種子が入った牛乳を少しずつ混ぜて漉し、鍋に入れて加熱しとろみがでたら火からおろし、ボールにうつし、無塩バター7gをのせてラップをかけて冷まします。

子供の頃、母親に作ってもらったカスタードクリームを思いだします。秋か冬だったと思いますが、暖かいままカップに入っていてそのまま食べました。




トーストした食パンにのせて、果物をのせます。

バニラの甘い香りを楽しむことができます。私の農地で収穫し、保存しておいたレッドカラント、ブラックベリー、マルベリー、ブルーベリーをのせて一緒にいただきます。



2017年9月3日日曜日

クレイ&フランキンセンスの練りせっけんをつくる。フランキンセンス精油、オレンジ・スイート精油、ジュニパーベリー精油をつかう。




もう夏も終わりですが、秋になるとフランキンセンス精油を使用したくなることがあります。今回もそう思っていたところ、新しいせっけんをつくることになり、今回使用することにしました。

また、パックなどに使われるレッドクレイも使用し、夏の肌のケアにします。

クレイ&フランキンセンスの練りせっけん
材料 手で練り合わせて作る石けん素地150g、フランキンセンス精油20滴、オレンジ・スイート精油5滴、ジュニパーベリー精油5滴、レッドクレイ大さじ1、精製水30ml。



石けん素地をはかり、チャック付きのビニール袋に入れ、はかった精製水を温めて2~3回にわけて手で練りながら精製水を加えます。

今回は、無香料、無着色の植物性洗浄成分を使用した石けん素地です。精製水は純度の高い水で薬局で手に入ります。精製水は湯せんにかけました。




精油を加えてさらに練ります。

フランキンセンスは別名オリバナムで、オリバナムは、古代の人々のフランキンセンス(清らかな香り)で、フランキンセンス精油は作用として抗うつ作用、去痰作用他、神経性の落ち込みに他、オレンジ・スイート精油は主に消毒作用、気持ちを落ち着かせる作用、外用でスキンケアに、ジュニパーベリー精油は針葉樹のウッディーでスパイシーなハーバル調な香り、去痰作用、殺菌作用とエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。


レッドクレイを加えて練ります。

クレイは粘土の総称でフェイスパックなどにつかいます。レッドクレイは、赤茶色で非常におだやかな収斂効果などとアロマ&クレイセラピー/ロゼマリエ・イプマ著に記載されています。




袋から取り出して、型を整えて4〜5日乾燥させます。

フランキンセンスの香りにより甘い香りが加わった感じになりました。小さい石けんもよいですが、この量は使いやすいです。