2017年9月17日日曜日

うがい用のチンキをつくる。ペパーミント、セージ、ヒソップをつかう。

写真の左からヒソップ、セージ、ペパーミントです。私の所有する農地で収穫し,乾燥させたものです。


口の中をすっきりしたい時などに、今回は、うがい用のチンキをつくります。


メディカルハーブハーバルセラピスト・テキストによりますと、チンキ剤は、有効成分をアルコールで抽出する方法で、水溶性と脂溶性の両方の成分を取り出せますなどと記載されています。



うがい用のチンキ
材料 ペパーミント2g、セージ1g、ヒソップ1g、ウォッカ40度100ml。



ペパーミント、セージ、ヒソップを準備して保存ビンに入れ、ウォッカを注ぎます。

ペパーミントは使用部位が葉で、さわやかなメントールの香りは、眠気を吹き飛ばし、気分をリフレッシュしてくれるなど、セージは使用部位が葉で、収斂作用と抗菌作用をもつことが特徴、セージは口腔のトラブルによく用いられるハーブなどとメディカルハーブハーバルセラピストコース・テキストに記載されています。ヒソップは使用部位が地上部で作用が去痰などとメディカルハーブ/ペネラピ・オディ著に記載されています。



ふたをしめて、ラベルを貼り、2週間そのままにし、茶こしなどでこします。

一日一回ビンを振り、2週間後、茶こしでこしました。刺激的な香りがします。



コップに水を入れて、小さじ1/2〜1のできあがったチンキを入れ、うがいを行います。

水で希釈すると刺激的な香りが和らぎました。外から帰った時のうがいやリフレッシュしたい時などよさそうです。*セージは妊娠中に使用しない、長期の服用不可(メディカルハーブハーバルセラピストコース・テキスト)ヒソップは妊娠中に使用しない(メヂィカルハーブ安全性ハンドブック)に記載されています。


チンキは保存期間が約1年とメディカルハーブハーバルセラピストコース・テキストに記載されています。秋から冬のかぜの予防のうがいにも使用できそうです。

2017年9月9日土曜日

バニラの香りのカスタードトーストをつくる。




前回、私は、秋になると気になるフランキンセンス精油を使いましたが、またこの時期は、バニラの香りも気になります。


ということで、今回は、精油ではありませんが、バニラをつかったカスタードクリームのトーストをつくります。

バニラは世界中で最も重要な香味料のひとつで、バニラの実は3.5%のバニリンを含み、利用部位が実で、まるごとの実は砂糖漬けで保存され、デザート、ケーキに甘みと風味をつけるなどとハーブ大百科/デニ・バウン著に記載されています。写真はバニラの実(さや)ですが、置いておくだけでも甘い香りがします。


バニラの香りのカスタードトースト(1人分)
材料 カスタードクリーム大さじ1〜3、食パン1枚、果物。



カスタードクリームをつくります。

ボールに砂糖25g、卵黄1個を入れて泡立器で白っぽくなるまでかきまぜ、ふるった薄力粉をまぜます。別にバニラ1cmを切り、さやの中の種子を牛乳110mlに入れて沸騰直前まで温めます。写真は、牛乳にバニラのさやから黒い細かい種子をかきだして加えたところです。


泡立器でまぜたものに、あたためたバニラの種子が入った牛乳を少しずつ混ぜて漉し、鍋に入れて加熱しとろみがでたら火からおろし、ボールにうつし、無塩バター7gをのせてラップをかけて冷まします。

子供の頃、母親に作ってもらったカスタードクリームを思いだします。秋か冬だったと思いますが、暖かいままカップに入っていてそのまま食べました。




トーストした食パンにのせて、果物をのせます。

バニラの甘い香りを楽しむことができます。私の農地で収穫し、保存しておいたレッドカラント、ブラックベリー、マルベリー、ブルーベリーをのせて一緒にいただきます。



2017年9月3日日曜日

クレイ&フランキンセンスの練りせっけんをつくる。フランキンセンス精油、オレンジ・スイート精油、ジュニパーベリー精油をつかう。




もう夏も終わりですが、秋になるとフランキンセンス精油を使用したくなることがあります。今回もそう思っていたところ、新しいせっけんをつくることになり、今回使用することにしました。

また、パックなどに使われるレッドクレイも使用し、夏の肌のケアにします。

クレイ&フランキンセンスの練りせっけん
材料 手で練り合わせて作る石けん素地150g、フランキンセンス精油20滴、オレンジ・スイート精油5滴、ジュニパーベリー精油5滴、レッドクレイ大さじ1、精製水30ml。



石けん素地をはかり、チャック付きのビニール袋に入れ、はかった精製水を温めて2~3回にわけて手で練りながら精製水を加えます。

今回は、無香料、無着色の植物性洗浄成分を使用した石けん素地です。精製水は純度の高い水で薬局で手に入ります。精製水は湯せんにかけました。




精油を加えてさらに練ります。

フランキンセンスは別名オリバナムで、オリバナムは、古代の人々のフランキンセンス(清らかな香り)で、フランキンセンス精油は作用として抗うつ作用、去痰作用他、神経性の落ち込みに他、オレンジ・スイート精油は主に消毒作用、気持ちを落ち着かせる作用、外用でスキンケアに、ジュニパーベリー精油は針葉樹のウッディーでスパイシーなハーバル調な香り、去痰作用、殺菌作用とエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。


レッドクレイを加えて練ります。

クレイは粘土の総称でフェイスパックなどにつかいます。レッドクレイは、赤茶色で非常におだやかな収斂効果などとアロマ&クレイセラピー/ロゼマリエ・イプマ著に記載されています。




袋から取り出して、型を整えて4〜5日乾燥させます。

フランキンセンスの香りにより甘い香りが加わった感じになりました。小さい石けんもよいですが、この量は使いやすいです。

2017年8月27日日曜日

ハチミツの入浴剤でリラックス、カモミール・ジャーマン精油、ラベンダー精油、リツエバクベバ精油をつかう。





梅雨が明けても雨が多かった今年の夏ですが、甘い感じのハチミツをつかったお風呂もよいかなと思い、今回は、ハチミツの入浴剤をつくります。

ハツミツの入浴剤でリラックス(3回分)
材料 ハチミツ大さじ6、カモミール・ジャーマン精油6滴、ラベンダー精油3滴、リツエアクベバ精油3滴。




ハチミツを容器に入れます。

ハチミツはミツバチによって花のミツからつくられる、非常においしい甘い物質で、古代人は食べ物や薬としてのハチミツの価値を知っていて、またハチミツは化粧品の中で収斂剤や保湿剤として使われているなどとハーブでつくるわが家のオリジナル化粧品/ジーン・ローズ著に記載されています。




精油を入れて撹拌棒でかき混ぜます。

カモミールジャーマン精油は、濃いブルーの色で主成分がカマズレン他、抗炎症、スキンケア全般、ラベンダー精油は、主成分が酢酸リナリル他、気持ちを落ち着ける作用、日焼け、ヘアケア、スキンケア他、リツエアクベバ精油は、主成分がシトラール、しばしばレモンのエッセンシャルオイルの代用品として使用され、気分を落ち着かせる作用他とエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。カモミール・ジャーマンとラベンダーにレモンのような香りを少し加えました。ハチミツに青い色が加わりました。



入浴時に3回にわけて使用します。
湯に入れたらよくかき混ぜます。カモミール・ジャーマンとラベンダーが穏やかな感じです。レモンのような香りのリツエバクベバは、最初に香りました。



2017年8月20日日曜日

ブルーベリーのタルトをつくる。





最初の写真は、私の所有する農地のブルーベリーで、今年の6月の終わり頃に撮影したものです。この頃から収穫が始まり、現在も続いています。

今回は、収穫したブルーベリーでタルトをつくります。


ブルーベリーのタルト(ミニタルト5個分)
材料 タルトの皮5個、ジャム大さじ5、ブルーベリーの果実50〜75個。

ブルーベリーはツツジ科、低木でたくさんの種類があるといわれています。私の農地でも数種類栽培しています。味が微妙にちがう感じがします。紫色の皮の部分にアントシアニンを含むといわれています。梅雨が明けても雨の日が多い最近ですが、農地に行くと毎回収穫することができます。





まずタルトの皮を準備します。

市販のものもありますが、今回は作成しました。バター45g、きび砂糖18g、卵大さじ1と1/4個、薄力粉80gを混ぜ合わせミニタルト型に入れました。





タルトの皮を焼き、ジャムを入れます。

タルトの皮はオーブン190℃で20分焼きました。ジャムは、7月に投稿した収穫したイチゴとルバーブのジヤムをまた作成したものをつかいました。。今回はルバーブを少し多くつかいました。





ブルーベリーをのせて出来上がりです。

ブルーベリーはそのまま食べてもおいしいですが、タルトにしても生を味わうことができます。

2017年8月13日日曜日

収穫したペパーミントでリップクリームをつくる。




リップクリームを作ることになり、せっかくなので私の所有する農地で収穫したものをと思ったところ、乾燥させたペパーミントがありました。今回は、ペパーミントを使用してリップクリームをつくります。


ペパーミントのリップクリーム(リップケース1本分)
材料 ペパーミントを浸した植物油小さじ1、ミツロウ精製2g。



まず、ホホバ油精製にペパーミントを浸します。

保存ビンに、ホホバ油精製20gと乾燥したペパーミント1gを入れふたをしました。ホホバ油は、砂漠に生育するホホバの種子からとれる植物性ワックスで、保湿やよくのびて扱いやすいといわれています。ペパーミントは、最近私の農地で収穫したもので、乾燥し主にハーブティーにしています。



5日後、ガーゼを使用し、ビーカーなどにしぼります。

ペパーミントのあの清涼感が少し感じられればよいと思い、今回は5日間だけ浸しました。少し甘い香りが感じました。メディカルハーブ・ハーバルセラピストコース・テキストによりますとペパーミントのさわやかなメントールの香りは気分をリフレッシュしてくれ、また消化器の機能を調整などと記載されています。



エッセンシャルウォーマーに浸した油、ミツロウを入れてミツロウを溶かします。

エッセンシャルウォーマーはミツロウを溶かす時に使います。ミツロウはミツバチが巣をつくる時に分泌する動物性ワックスでクリームをつくる時などに固さを調整することができるといわれています。



ミツロウが溶けたらリップケースに注ぎます。

ラベルを貼って出来上がりです。使用した時、清涼感が少しあり、思ったよりも甘い感じもあるリップクリームになりました。




2017年8月6日日曜日

ユーカリの’冷’タオルをつくる。ユーカリ精油、ジュニパーベリー精油をつかう。



ようやく梅雨が明けましたが、これからますます暑さが続くことでしょう。先日の投稿で、ペパーミント精油をつかって暑い日に気持ちよくなりましたが、今回は、ユーカリ精油を使って冷タオルをつくります。


ユーカリの冷タオル(1回分)
材料 ユーカリ・グロブルス精油1滴、ジュニパーベリー精油1滴、冷水適宜。




洗面器に約半分くらい冷水を入れます。

ちょうど冷蔵庫に冷水がありましたので使用しました。500mlでした。




精油を加えます。

ユーカリの木は大きな美しい常緑樹で、樹高が15mにもなり、オーストラリアの全植物の種類の75%を構成し、他の国々にも帰化していて、ユーカリグロブルス精油は、シネオール(75%まで)、αーピネン(12%)が含まれ、去痰作用、抗菌作用、抗真菌作用他があるとエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。ユーカリのすっきりした感じにウッディーな感じといわれているジュニパーベリー精油を加えました。




真ん中で精油をすくうように2つおりにしたタオルを浸して、精油をすくった部分を内側にして、さらに2つ折りにし、両側でねじってしぼります。

作成時もアロマテラピーです。気持ちよいです。ユーカリ精油は、皮膚に使用の際は希釈濃度などに注意が必要です。

 

最後に2つ折りにしたタオルをあてたい部位にあてます。

ジュニパーベリーを加えたら、ユーカリのすっきりした感じが少し穏やかになったように感じました。すっきりした感じをそのままにしたい時は、ユーカリ精油のみでもよいのではと思いました。タオルを首や腕などにあわせて5分くらいあてたところ、首のまわりが軽くなったように感じました。