2012年12月31日月曜日

入浴剤をつくる。バスソルトでアートをする。花のハーブと花の精油をつかう。




ガラスの瓶にいれた手作りのバスソルト。少しの間、眺めてみます。精油はつかう時にいれます。

入浴剤をつくる

天然塩とハーブ、精油をつかってバスソルトをつくります。
ガラス瓶に飾って少しの間眺めてみます。

材料は天然塩大さじ2、花のハーブ(マロウ、マーシュマロウ、ローズレッドなど合わせて大さじ1)イランイラン・エクストラの精油3滴。(入浴の時にいれます)



ヒマラヤ岩塩です。ピンク色です。
マロー、マーシュマロー、ローズレッド肌によいといわれる花のハーブ
塩とハーブをまぜます。

ローズなどの甘いかおりがします。
瓶などにいれてきれいにととのえます。
ミクロスパーテル(少量のパウダーを扱うのに便利といわれるもの)、ピンセットなどでととのえます。
入浴する時に作成したバスソルトにイランイランの精油を加えてまぜあわせます。

今回はイランイラン・エクストラの精油をつかいます。イランイランが蒸留される時の最初の1〜2時間に蒸留される精油といわれています。


イランイラン・エクストラ精油です。いつものイランイランの香りに優しさも感じられます。
日本アロマ環境協会のアロマテラピー検定公式テキストによりますと、海塩や岩塩などミネラルを含んだ天然の塩には発汗作用などがあると記載されています。

またイランイランの精油は心と身体を安定に導き、皮脂分泌も整える作用もあるなどとも記載されています。


ハーブの色などを瓶を眺めて少しの間楽しんだ後、袋や布などにつつんで入浴するとよいです。


アロマテラピーの講座でバスソルトを作る時、そのまま浴槽にいれるとハーブが散ります。といつも言っています。

寒い冬の日、いろいろな花を思い浮かべて入浴することができます。








2012年12月26日水曜日

入浴剤をつくる。日本の入浴剤・冬のお風呂用バッグをつくる。レモン、ショウガ、精油のマンダリンをブレンド。


10月からアロマテラピーのアロマセラピスト資格講座にいらしているMさんからいただいたサシェです。こちらのサシェは、日本アロマ環境協会のボランティア勉強会でおしえていただいたそうです。いただいたMさんのサシェの中身には生活の木の佐々木薫先生監修ブレンド精油・ウインタースターナイトがはいっていました。めずらしいコウヤマキの精油にオレンジ・スイート、フランキンセンス、ミルラなどもブレンドされて冬の寒い時期にも温かく感じられる香りです。


入浴剤をつくる

スザンナ・マリオット著スパイススパ百科には日本のお風呂用のブレンドが記載されていました。こちらを参考に入浴剤をつくってみます。

冬のお風呂用バッグ
材料は、スライスしたてのレモン1/2、おろしたシヨウガ大さじ1、マンダリンの精油1〜2滴。


新鮮なショウガの香り、レモンの香りがします。意外とおだやかです。



材料を布などでしっかりつつみ(布袋でもよい)浴槽にいれてマンダリンの精油をおとし、よく混ぜます。


下に器などを置いて材料を袋などにいれます。

おろしたマンダリンオレンジの果皮がないのでマンダリンの精油をつかいます。果皮から抽出したものです。安眠によいです。


入浴したところ、ショウガもレモンも刺激が強くなく、自然にすっきりと感じました。またマンダリンの精油の甘さが温かく感じるようでした。

浴槽の中でバスバッグに入っているショウガやレモンを手で揉みながら入浴しました。

日本の温泉の雪がある露天風呂を思い浮かべました。















2012年12月24日月曜日

入浴剤をつくる。バターミルクパウダーをつかった入浴剤をつくる。ハーブのオレンジフラワー、精油のプチグレンをブレンド。


店で行っているハーブの資格講座の講師Kさんからいただいたフラワーアレンジメントです。赤いプリザーブドフラワーのバラが素敵です。そのままドライフラワーになる材料をつかっています。


バターミルクパウダーをつかった入浴剤をつくる。

冬に向かうとミルクのお風呂が恋しくなります。扱いやすく軽い感触のバターミルクパウダーにハーブをつかったり、アロマテラピーの精油をつかって入浴剤をつくってみます。

材料はバターミルクパウダー大さじ3、オレンジフラワー10g、プチグレン精油1滴

オレンジフラワーをはかり熱湯500mlを注ぎ、さめるまでそのままにします。


オレンジフラワー(Citrus Aurantinum)
です。私の店ではオレンジブロッサムという名前で販売しています。ビターオレンジの花(ネロリ)を乾燥させたものです。

苦みのある甘いかおりです。精油のネロリとは香りが違います。

バターミルクパウダーに精油をおとし、混ぜます。

バターミルクパウダーです。お料理につかわれます。東京ガスのホームページによりますと、バターミルクは生乳や生クリームを製造する際にチャーニング工程において、バターの塊から分離されて残る液体清乳のことで、成分組成は脱脂乳とほぼ同様だそうです。バターミルクパウダーは色が黄色っぼくミルクキャンディーのにおいに感じました。


ジニー・ローズ著エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375によりますとプチグレン精油は神経系のバランスをとる作用、鎮痙作用他と記載されていました。オレンジフラワーと同じ植物からのものです。


オレンジフラワーの浸出液と精油を混ぜたバターミルクパウダーを浴槽にいれたところ、苦みのある甘いかおりに、少しネロリの香りみたいなプチレン精油がかおります。

バターミルクパウダーはお湯に混ざりやすく扱いやすく、軽いミルクの感触で通常の入浴剤としても気軽にミルクの気分を楽しむことができると思います。
最近、冬に入り私はバターミルクパウダーとクラリセージの精油などをつかった入浴剤をよくつくります。体が温かくなってよく眠ることができます。


2012年12月20日木曜日

ポプリをつくる。ポプリとは。シトラスポプリをつくる。



シトラスポプリです。昨年の年末につくりました。ダイダイ、スイートオレンジ、レモン、ミカンの葉などをつかいました。ハーブティーでおなじみのレモングラス、レモンヴァーベナ、アロマテラピーでおなじみのレモン、ライムの精油などもつかいました。約1年経ちますがオレンジの甘い香りがします。2012年12月撮影しました。

ポプリとは
pot-pourri(フランス語)のことで、花、果皮、ハーブ、スパイス、コケ、精油などを処方に従って数種類混ぜあわせ熟成させた室内香の一種です。
ポプリは3つの種類にわけられます。
1ドライポプリ・・・すべての材料を完全に乾燥させて作ります。
2モイスト・ポプリ・・・半乾きの花にたっぷり粗塩を加え、完全に乾かしたハーブやスパイスを加えて作ります。
3   フレンチ・オリジナル・ポプリ・・・生の花に油脂を混ぜます。

ポプリはいつ頃から
Pot-pourriというフランス語が香料の意味で文献にあらわれるのは17世紀ですが、古代エジプトや古代ギリシャにまでさかのぼります。また古代中国、インド、イスラエル、バビロニアといった古代文明の栄えた所にも見られます。香料の歴史、そして文化そのものの歴史と重なっているのがポプリの歴史なのです。
(熊井明子著『ポプリ』、『ポプリの詩』を参考にしました。)


シトラスポプリをつくる

柑橘系のポプリをつくってみました。

フレッシュな香りが欲しくなる2月頃にレモンだけのポプリをつくると良いとポプリの講座を受講していた時におしえていただいたのですが、年末は、めずらしいダイダイやミカンの葉などが手に入りましたので、レモンと混ぜてつくってみました。

甘くフレッシュで温かみのある香りのポプリになりました。



ダイダイや葉がついたミカンは、年末にお目見えします。ダイダイはスイートオレンジほど甘い香りがしませんが、良い香りで香りが強く、引き締まった感じがします。味は酸味が強いです。


材料は柑橘類の皮カップ1、レモングラス大さじ2、レモンヴァーベナ大さじ2、オリスルート小さじ1、レモン精油、ライム精油単品かまたはあわせて1〜4滴。

まず柑橘類の皮を薄くむいて完全に乾燥させます。


完全にパリパリになるまで乾かして白熱灯ランプ他を裏表にあててしあげるとよいです。

オリスルートにレモン、ライムの精油を垂らしなじませます。
オレンジなどが多いので、レモンやライムの精油で香りをひきしめました。


オリスルートはポプリの保留剤になります。ニオイアヤメの根を乾燥させたものです。ライム、レモンの精油をつかいました。

柑橘類の皮にレモングラス、レモンヴァーベナ、オリスルートを混ぜます。


レモンヴァーベナはべルヴェーヌ。ハーブティーはリラックスのお茶です。
出来上がりです。最低2週間は時々ゆすってねかせます。


できあがり。ふたをあけると柑橘の香りがいっぱいです。時々精油を加えて混ぜるとよいです。



サシェにしても。
















2012年12月17日月曜日

マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピをつくる。ジンジャーをつかったサツマイモのサラダをつくる。(2)




サツマイモとジンジャーサラダのできあがりです。
マーサ・スチュワートのハーブをつかったレシピより、前回投稿しましたレシピを実際につくってみました。ハーブやアロマテラピーでつかわれるジンジャー(しょうが)ですが、新鮮なにおい、味を楽しむことができました。

レシピは前回投稿しています。


サツマイモです。


まず、約2cmに切ったサツマイモにオリーブオイル、粗塩、こしょうをふってオーブンで調理します。

一口食べてみましたら、甘いです。表面がカリッとして中はやわらかいです。また、こしょうの香りがします。このままでもおいしいです。



サラダのドレッシングとなるものです。みじん切りにしたしょうが(量はお好みでよいと思いました。)、オレンジ果汁、ディジョンマスタード、油をあわせます。オーブンで調理している間に準備しておくとよいと思います。



上のドレッシングにサツマイモ、薄くきざんだネギをまぜます。ネギの量はお好みでいれるとよいと思いました。


今回も失敗もなく無事につくることができました。マーサに感謝します。

とにかくサツマイモが大変甘くおいしくかんじました。
ジンジャーの刺激的な味もなかなかよいです。ネギもいっしょに調和していました。

ジンジャーは生のものと乾燥したもので作用が違うようですが、日本の料理でも普段からつかわれていますので、私たちは自然にジンジャーの力をとりいれているようです。

2012年12月13日木曜日

マーサ・ステュワートのハーブをつかったレシピをつる。ジンジャーをつかったサツマイモのサラダをつくる。




ジンジャーです。歴史が古く、ハーブやアロマテラピーでもつかわれています。

ジンジャー(しょうが)は、デニ・バウン著ハーブ大百科によりますと、古代から薬用、治療用として栽培されてきたそうです。香味料としても世界中で珍重されています。料理用として使用されるものはいろいろな種類があるようです。

ジンジャーは主に根茎、オイルが利用されて、特徴は甘辛い芳香で加温性のハーブだそうです。


マーサ・スチュワートのホームページよりハーブをつかったレシピをつくってみます。
今回はジンジャー(しょうが)をつかったものです。私の好きなサツマイモもつかいます。どのように仕上がるかがたのしみです。



サツマイモです。牧野和漢薬草大図鑑によりますと、サツマイモにふくまれるビタミンCは、熱で破壊されにくいため、美容、健康食にもなるそうです。


サツマイモとジンジャーサラダ

Everyday Food、2005年6月

材料(約4人分)

サツマイモ約1Kg(約2cm厚切りにします)
オリーブオイル大さじ1
粗塩小さじ1
コショウ小さじ1/4
新鮮なオレンジの果汁大さじ2
油大さじ1
新鮮なしょうがのみじん切り大さじ1
ディジョンマスタード小さじ2
ネギ3本(横に薄切りする)


つくりかた

オーブンを約200℃の予熱にします。 こびりつかないベーキングシートの上に、オリーブオイルといっしょにサツマイモをおき、粗塩、とコショウをいれて、フォークが入るくらいまで約35分焼きます。
大きなボウルに、新鮮なオレンジの果汁、油、みじん切りにしたしょうが、ディジョンマスタードをいっしょに混ぜます。
ネギとサツマイモを追加してしあげます。 必要に応じて塩とコショウで味付けをしてください。温かくしたり冷たくしたり、または室温で出してもよいです。



これからの季節にパワーがつきそうなものばかりです。ネギは店のスタッフのKさんの実家でつくっているものです。毎週土曜日にKさんの実家の野菜を私の店では販売しています。好評です。



仙台市南部にある店のスタッフKさんの実家のネギです。Kさんの実家は農家です。



材料もそろったのでつくってみます。次回に続きます。

2012年12月10日月曜日

入浴剤をつくる。カゼを予防し、血行をよくするウインターバスをつくる。




アロマテラピーのアドバイザー講座にいらしているNさんからいただいたネズ(Juniperus rigida)です。アロマテラピーの精油のジュニパーベリー(Juniperus communis)はセイヨウネズといわれます。ネズの球果を嗅いでみたところ、ジュニパーベリーのかおりににていました。



奥田拓雄編最新薬用植物学の本によりますと、ネズの球果は発汗、利尿薬。セイヨウネズの球果は蒸留酒ジンの香料として用いられると記載してありました。



ご自宅の庭のヒイラギ属やレモンバームなどのハーブなどもいただきました。ヒイラギ属はNさんのお父様が切ってくださったそうです。花をさかせていました。店にかざっています。


今回もロバート・ティスランド著アロマテラピー<芳香療法>の理論と実際の沐浴法のブレンドを参考に入浴剤をつくってみます。

ウィンターバス
カゼを予防し、血液循環を活発にする。

今回はバスオイルにします。植物油をつかいます。

材料は、ジュニパーべリー精油2滴、ブラックペッパー精油1滴、ラベンダー精油2滴、植物油の小麦胚芽油2,5ml、スイートアーモンド油小さじ2,5ml。

ロバートティスランドの著書には、これらの植物油は、バスオイルとして肌が乾燥気味のときにとくに有効だということです。


ブラックペッパーの精油は加温性があり、かぜなどに有効で、ジュニパーは血液循環を促進し、ラベンダーは消毒剤などとしても有効とロバート・ティスランドの著書に記載されていました。


ブラックペッパーの精油は、皮膚に刺激を与える可能性があります。使用量に注意しましょうと日本アロマ環境協会のアロマテラピー検定公式テキスト1級に記載されていました。



植物油はどれも利用できますが、スイートアーモンド油、小麦胚芽油などはビタミンが比較的多く含まれていますので、とりわけ栄養効果があるとロバート・ティスランドの著書には記載されていました。





植物油と精油を混ぜます。小麦胚芽油のオレンジ色がきれいです。

3種類は合わせるとスパイシーな香りもしますが、小麦胚芽油がまざるとすこし甘いかおりになりました。


入浴後は、足も温まり、肌もしっとりした感じがしました。

これから寒さも本格的です。ウインターバスなどでかぜの予防を。